のりまき観察日記 2004年@

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のりまき観察日記特別編 金剛山陸路観光(2003年11月29〜12月6日)編


3月30日(火)
昨夜はふとまき、職場の仲間の飲み会があった。初めは食事をする程度、ということでの集まりだったが、若者が多く来たので、あ〜、これは食事で終わるわけがないな〜。と思ってはいた。思ったとおりに2次会へ。
のりまきはそもそもお酒を飲まないので滅多なことでは2次会まで参加しない。対してふとまきは、そういうことが好きなのでついつい行ってしまう。
「今日は早いと言っていたのに結局遅かったですね〜。」
と常に言われるし、ましてや昨日は月曜日。病院の場合、交代勤務なので曜日はほとんど関係ないのだが、のりまきのように土日が休みだと月曜日に妻が遅いと眠るに眠れないし明日からの仕事も気になるしで気になるようだ。
そんなわけで昨日も『あ〜、また結局遅くなっちゃったな〜。月曜日なのに。どうしよう〜。』と少し反省しながら家に戻ると。まずこんな時にはいつもは暗い自分たちの部屋の電気がついている。あれ?部屋に戻ると・・・・・・・。パソコンが調子が悪いと起きていた。「また今日も遅かったんですね」とは言われなかったが、思いっきりため息をつくのりまき。
「ふぅ〜。」
パソコンの内部の掃除をして出かけ、夕方家に戻るとそれは無事に終わっていたようだったが、その後にウィルスを防ぐソフトの起動が出来なかったらしい。出来なかったのですぐに新しいものをダウンロードしたんだそうだ。が、それが使えない・・・・・・・。どんよりしているのりまき。
「あ〜あ。これでもう僕のHPもおしまいまもしれません。パソコンもいよいよ買い換えないと・・・。」
でたでた〜。まただ。と思いつつ
「まあ、パソコンってその時は起動しなくても翌朝つけたらあれ?っていうように起動出来る事もあるじゃないですか。今回も明日になればなんてことなく使えるかもよ。」
と言うがそれでも深くため息をつく。
だから先回りして
「ふとまきは呑気でいいな〜。ですよね。ほんとその通りです。」と自分で言う。
何も言えないのりまき。結局1時過ぎに寝る事に。パソコンが気になって寝つきは悪かったようだ。

朝になり・・・・・。
結局夜起動できなかったものが起動できたと。
ほらみろ。と思いつつ
「良かったですね〜」
と言うのであった。

金剛山旅行記7UPしました。

3月24日(水)
明日は二人とも仕事だが、そのままちょっと小旅行に行く予定。
昨夜は行き先を二人であれこれ検討した。今日ふとまきが休みで宿も電話予約できたところで、夕飯後のりまきはその宿の場所を
「ちゃんと地図でどこにあるか確認しなくちゃ」
と言ってネットで検索し、地図をコピーする。
「え?住所もわかるし、日本じゃん。わからなかったら聞けばいいじゃん。なにも完璧に調べなくたってなんとかなるよ。宿に電話したって教えてくれるよ〜。」
とふとまきが言うが、言いながら、『あ〜、こんな言い方したらのりまきいじけるな〜』と思ったのですかさず
「と、言うとのりまきいじけますよね〜。小さい頃からの習慣なんでしょ?行く先をきちんと調べてもうそれで現地までいける状態にしないと気がすまないんですよね。」
と言うと
「あ〜、僕の行動はすっかり読まれていますね。」
と言いながら何枚も地図をコピーするのであった。

金剛山旅行のりまき観察日記6UPしました。

3月23日(火)
火曜日。今日も職場よりあんぱん2個を買って帰る。
先週の火曜日はアンパンを一つおまけしてくれた。と報告するのりまき。
毎週火曜日はあんぱんデーだ。
しかし、今日はのり母のお誕生日なのでケーキもあり、あんぱんは明日に持ち越しとなった。

追記:20日(土)の日記、最後に付け加えあります。

ところで、金剛山の熱が冷めないのりまき。ここのところ、現代グループの自殺した元会長の後の主導権争いがニュースになっているとか。
ちょいと質問すれば待ってました、とばかりに説明するのりまき。その会長のおじさんという人と奥さんとの争いだそうだ。
結局奥さんの方に軍配が上がった様子。
「まあ、僕の思ったとおりの結果でしたけどね。」
と悦にいっている。
しかし、ここまで“金剛山”というところは魅力があるところなのだろうか・・・。

3月21日(日)
昨日は観察日記を書き終え、
「じゃあ、私は寝るよ。」
とのりまきに言う。19日が飲み会だったので眠かったのだ。
「はい。おやすみなさい。僕は明日も休みだし台湾の選挙結果がわかったら寝ます。時々テレビをつけますけど、いいですか?」
との返事。
「なんで?台湾の選挙の結果が出ないと眠っちゃいけないの?」
「いや。べつに、そういうわけではありません。ま、どうなるかと思うと眠れないからね・・・。」
明日にはわかるのに・・・。ふとまきには理解出来ないところだ。
「へぇ〜。結果がわからないと眠れないんだ〜。なんで?」
「ま、選挙が好きなんです。」
「好きってねぇ〜・・・。」
「え?答えになってないですか。興味があるんです。」
そうこうするうちに選挙結果がわかる。
「へぇ〜。ふとまき、たった3万票ですよ。3万票の差だって。」
「3万票の差って少ないの?多いの?」
ピンとこないふとまきになんとかわからせようと
「少ないですよ。そうだな〜。電卓あります?」
ぱたぱたと計算する。
「パーセンテージで言えばふとまきにもわかるでしょう。49.9%と50.1%の差ですよ〜!!」
そう説明しながら、台湾の選挙についていろいろとふとまきに説明するのであった。

3月20日(土)
本日のりふと、一緒に休み。のりまき両親も旅行の疲れか今日はどこにも出かける予定がないようだった。
朝食を終え、昼食はどうするのか?とのり父が私たちの部屋に聞きに来る。
その時に適当に、というようなことは出来ないタイプの人たちである。次のことを決めておかないと苛々するようだ。
色々打ち合わせをしたあと、結局のり父とのりふとの3人で買い物に行く。のり母は洗濯があるからと行かなかった。

スーパーにつく。
のり父ものりまきがグ○コのカフェオレが好きなことを知っている。しかし、コーヒー牛乳が好きなのだという認識程度だったようでメーカーと商品名に固執しているとは思っていないようだった。そこでは今日は小○井のコーヒー牛乳を安売りしていた。
「おい、のり、安売りしているぞ」
と教えるのり父。
そんな父の忠告にも知らん顔である。メーカーが違うのだ。父はせっかく教えてやったのにその態度はなんだ!と言いたげにのりまきを見ているので
「のりさんは、メーカーも決まってるんです。小○井じゃだめなんです。グ○コだけなんです。私も他のを買ったことがありましたが、それは飲まないんです。」
とふとまきがフォロー。
するとのり父は
「まったく、おかしなやつだよ。」
とつぶやくのであった。
付け加えるが、そういうのり父もコーヒーにはク○ープ。それ以外の粉ミルクはダメなのであった。おまけに、大きな瓶だと しける からと瓶の大きさまで“小瓶”と決まっている(笑)。

3月19日(金)
のりまき両親、のり母の還暦祝い旅行より昨夜無事帰宅。両親で出かけても旅行が母にとってつまらないと母は機嫌悪く帰ってくるので、のりふとにとって今回の旅行は日程が長い分どんな風に帰ってくるのかどきどきしていた。しかし、心配には及ばずまずまずのご機嫌で帰宅。
あ〜、良かったというところである。
そして、お土産がこれである。

秋芳洞の化石だそうだ。のりまきが
「なんで石なのよ〜。」
と言ったが、ふとまきもそんな気分である。
しかし、何より、両親が仲良く帰ってきたことがのりまきには嬉しいのである。


3月18日(木)
今日は二人して休み。午後からは円山応挙展を観に行く。
こういった展覧会に二人で来るのは久しぶり。
・・・・・・。そうなのだ。こうなのだ。
展覧会はかなりの混雑であった。ふとまきは簡単に説明文なども見ながらゆっくり進んでいく。のりまきは、というとまず一通りそのフロアを見回る。そして、良いと思うものがあるとゆっくりじっくり楽しんでいるふとまきに
「ふとまき〜、ちょっと〜。こっち来てみて下さい。すご〜いものがありますよ。」
とわざわざ教えに来るのである。
「なになに?」とか「どれどれ?」と言って欲しいのか、はたまた「本当ですね〜。すごいですよね〜。」と言って欲しいのか・・・。
その報告の後に、のりまきもそれなりにゆっくり全体を見るのである。
次のフロアーに行っても、また次のフロアーに行っても同じである。
ようはふとまきに先に『目玉品』を見られたくないのである。

良いものはまず先に見たいと思うあさはかさ。


続いて、上野へ。ひとひと展に行く。こちらは時間を間違えていて終了の10分前くらいに到着してしまった。
駆け足で作品を拝見。
ふとまきですら駆け足で残念だと思うのだが、のりまきは当然もっと早い。そしてまず一通り見た後あの人の作品はあそこですよ。その人のはあっちですよと言いに来る。時間がないのでそんなのりまきにかまってはいられない。自分なりに作品を一通り見たあと会場を出る。
そして
「○○さんの作品もやはり良かったね〜」
とのりまきに言うとぎぇっと口に手を当て
「え〜?○○さんの作品見るの忘れてた〜!!」
と言うのであった。

あわてる乞食はもらいが少ない。



3月2日(火)
早くも3月。
のりまきは相変わらず金剛山グッズ集めに精を出している。覚えたネットオークションしかり。
先日、神田で
「わ〜、これ探してたんだ。あるとは知ってたんだけど、今までなんとなく探してもどこにも置いてなかったんだけどね〜。ここの本屋はいろいろ流行になびかれない良いものが置いてあるよ。歴史の本なんかも発行して随分たっているけど名著が新刊本とかと同じように並んでいる。なかなか力が入っているよ。」
などと言いながら吉田初三郎という人の事が書いてある雑誌を購入。そのお方は鳥瞰図という図を書いている人なのだが、
なんでも金剛山の鳥瞰図というのは数種類あるようで、そのことについて知りたかったんだとか。
それを熱心に眺めて
「あのね〜。これ見て気がついたんだけどね。そもそも吉田初三郎って人は、旅行が好きだったんだってことがわかったよ。」
とか言っている。
ふとまきにとっては
「へぇ〜、あ、そう。」
の世界であるのでそのように答えると
「ふとまきはちっとも僕の事を理解しようとはしてくれません」
とか言うのである。
結局、今まで買おうかを迷って発行の年月日から、朝鮮の金剛山ではなく日本の金剛山の鳥瞰図ではないかと思っていた、という鳥瞰図はまた別の人が書いたということがその雑誌によってわかり、またまた古本屋で購入。
お好きにどうぞ、という気分である。

旅行記UPしました。
4、束草での出来事(2004.3.1)
5、わくわくどきどき金剛山陸路観光@(2004.3.2)


2月16日(月)
のりまきが関西に行っている間に薄汚れた半纏を洗濯する。見た目にもきれいになったな〜。という感じ。
しかし、のりまきは気がつかない。予想はしていたことである。
「のりまきさん、出かけている間にはんてん洗ったのよ。気がつかなかった?」
と言うと
「はぁ〜、そういえば、なんかパリットしたような気がします。」
糊付けをしたわけでもないんだからパリットはしないだろうよ・・・。

金剛山日記3UPしました。

2月15日(日)
関西より戻ってきたのりまきに一通り関西の話を聞く。東大寺に行ったようだが、たいていの人があまり撮らない写真なるものを見せてもらう。何やら柱や蝶が写っている。その写真を関西での美術系専門の友人に誉められたとかで、悦にいっている・・・。天気も良かったとかで日に焼けているのりまき。
「奈良公園で鹿とたわむれていました〜。」
だ、そうである。

などなど他にも話を聞いたあと・・・。
「そういえばさ〜、変わったことと言えばさ〜。初日はホテルに泊ったでしょ?翌朝のバイキング、僕にしてはめずらしくバカスカ食べちゃったのよ。いや〜ね〜。前日はそのホテルの最寄の駅付近で定食を食べたのよ。なかなかのボリュームだったのよ〜。それなのにホテルに行ったら夜中やけにお腹空いちゃってね〜。まいったよ〜。近くに何もないしね〜。そんなわけで、朝にはめずらしくたっくさんバイキン食べちゃいました。と、言っても普段のふとまきが食べる位の量だけどね〜。」
ん?最後が余計なのだ。

2月14日(土)
大騒ぎクンもいよいよ本日帰宅の予定。
先ほど、バスに乗れました〜。とメールが来る。楽しい気分転換の一人旅だったようだ。

2月13日(金)
のりまき関西へ。ふとまきが準備するOB会もいよいよ来週。なんやかんやとせわしない。そんなこともあってか1月に
「ふとまき〜。僕ねぇ〜。2月の建国記念の日付近に休みとって一人で関西に行って来ます。」
そんなわけで関西旅行中である。色々日頃金剛山の関係でお世話になっている人にも会いたかったようだったが、それはふとまきを差し置いて会ったら申し訳ないなどと言いながら、本当は一人では心もとないのだろう・・・。今回は資料探しと観光、という名目で出かけていった。
ところが、途中のメールでは
『本日、古本なし。疲れました〜。もう、資料探しはやめろということかな?』
などという気弱な内容。
なんでも力んでいる時はダメなようである。

話は前後するが今回のりまきは交通費を安く!(なんでも内金剛に行く為に節約もするとのこと。そういえば調子の悪いパソコンちゃんの買い替えの為のパソコン貯金、あれってどうなったんだろう・・・)ということで昼間の高速バスにて出かけて行った。
我が家の最寄の東名高速のバス停まで送ったのだが、まあ、その時も大慌て、大騒ぎ。
出掛けにまたまたお世話になる関西のお宅へのお土産を買ったのだが、店に入る前にその日泊るところの連絡先、予約番号の
「書いた紙がない!」と大騒ぎ。
自分で入れておいて別のポケットから出てくる・・・。
あ〜うるさい、送るなんて言わなきゃ良かったな〜・・・。

そして、お土産梱包中に
「あ〜あ、もう間に合いません。」
とお店の中で大きな声でつぶやくのりまき・・・。
「大丈夫だよ。」
と言うが上の空である。
結局、時間前にバス停付近に到着。またまた大騒ぎだったがその割には急いでバス停に向かって歩き出さずにふとまきが無事Uターン出来るかどうか見守っている。
「間に合わないんでしょ?早く行った方がいいよ」
思わず言うふとまき、大丈夫だと安心したのか微笑んでいる。ほら、だから大丈夫って言ったじゃないさ。
「あ〜、のりまきぃ〜!ここまで騒がれたらバスに乗れたのか私も気になるんだから、バスに乗れたらメールしてよ!」
思わず命令するふとまき。

その後、ふとまきが家についてもメールが来ない・・・。少しは気になってこちらから
『乗れましたか?』
とメールすると
『ごめんなさい。バスの時間みまちがえていました。間もなくバスが来ると思います。』
・・・・・・・・・・・・。
結局高速バスを乗り換えて関西に行ったのだが、2台とも無事に乗れたとのこと。
いつでもどこでもほんと、大騒ぎクンである。


2月9日(火)
たいていのりまきは穏やか?で、こちらの機嫌を伺うような感じで日々暮らしている。
しかし、パソコンの調子が悪い時にはおもいきりいじける・・・・・。すぐに使用不可能なほどの故障だと言い、
「もう僕たちのホームページも終わりです・・・。」などと言う。
そういいながら、使えなくなったためしはない。

昨日は先日も書いたネットオークションで欲しいものがあったようで登録作業をしていると
「その説明文はわかりずらい!!(怒)」
と突然怒り出した。こたつの布団を握りこぶしでばしっばしっっと叩いている。
「あ〜あ、そんなのりまきのそばにいるのは嫌なのでお風呂に入って来ます。」
と風呂に入るふとまき。

のりまき、周囲の人への気づかい?(ご機嫌取り?)は出来?、怒りを感じていてもどのようにか対処するが、このように怒っても仕方がないようなところで 切れる のは結婚してから何も変わらない・・・。


2月7日(土)
今日はのり・ふと揃って休みであるがふとまき風邪気味にて自宅休養中。
のりまきは、というとまた国会図書館に出かけていった。
もちろん金剛山について調べに行ったのである。先週休みを取って買いにいった古本にまた他の本のことが書いてありそのことについての資料探しである。熱心なことである。
しかし、その古本を買ったことで『戦前の観光案内の本で欲しいと思っている主要な本』は揃ったらしく自分なりには何か形にまとめたいようだ。そんな思いからか昨日の夜はパンフレットを本棚より取り出し、こたつの上にならべている。
「どうしたの?急にそんなことして」
と聞くと
「いや〜、この間も言ったと思うんですけどね。一番最近買った本で僕が欲しいと思っていた観光案内の主要な本が揃ったんですよ。それをなにかにまとめたいな〜と思った時に、当然このパンフレットも登場するだろうな〜と思ってね。こうやって並べてみたんですけどね」
などと言っている。
「それで一体どうするってわけ?」
と言うと
「随分冷たいですね〜」いじいじ・・・。
とくるわけである。
「こんなに金をかけているんだから、本にでもしてまとめてもらわにゃ〜。」

すると、
「ふとまきの観察日記はおもしろいとか続きを楽しみにしていますなんていう感想が寄せられるのに、僕の金剛山の研究なんかそんな風に言ってくれる人なんてありません。続きを楽しみにしているなんて言われたこともない。あ〜あ、そんなんであうから本になんかしたって読んでなんかもらえません。」
などと言いつつ
「でもさ、本にするとね〜。入国禁止になって内金剛へ行けなくならないかっていう心配も出てくるんですよ。その前に内金剛には行かないと」
と、まだまだ行く気の金剛山なのであった。


2月6日(金)
昨日の日記を読んだのりまきより 間違いの指摘が入りました。
牧水さんの生まれは静岡ではなくて九州だそうです。
「あのねぇ〜、間違いがありました。牧水ですけど、沼津をゆかりの地としていたことは間違いありませんが、生まれたのは九州ですから」
との事でしたのでこの場で訂正します。


2月5日(木)
ここ数日すっかり短歌ずいているのりまき。
なんでも、のりまきが好きで超人気の短歌のサイトで、以前勇気を持って書き込みをしたら、なにかお返事が嬉しかったらしくしばらくテンションが上がっていたことがあった。そのサイトに、再び『金剛山』がらみで書き込みをした。いつもはどこかに書き込みすると、だいたい
「こんなふうに書き込みしました。どうですか?」
とかいちいち聞いてくるが、今回は書き込んだときには聞いてこずにお返事が来てからふとまきに伝えるのりまき
「僕なんかが書いた書き込みの本について、なんという本ですか?なんて聞いてくれてるよ。いや〜、嬉しいな。さってもない本よ。でもあの本は多分そうそうないと思うからコピーを贈るよ〜。」
などとパソコンに向かって言っている。
そして、そのサイトがいかにすばらしいサイトなのか、とうとうと語るのであった。

その翌日位に(この日記でも1月20日に出てくるが)、静岡生まれの若山牧水について調べた同じく静岡生まれの人の自費出版の本が届く。
もちろん、ネットで買った古本である。
それをぱらぱらと見たのりまき
「いや〜、僕、若山牧水が好きになりました。あの人ね〜。金剛山にやっぱり行ったでしょ。でね、金剛山についてあまり上手く詠めないってことを自分でわかっていた人らしいよ。なんだか、人の良さも滲んでてさ〜。ま、この本書いた人も間違いは多いけど、金剛山についても良く調べてあるからなかなかだと思うけど。いや〜、なんだか牧水って人の良いアル中のおっさん、ってイメージよ。」
え?間違いが多いって、じゃなに?自分の研究は間違いがないわけ?と思うがそこは押さえておいて
「アル中のおっさん、ってそんな風に書いてあるの?」
と聞く
「まあ、アル中とは書いてないけど、かなりの酒飲みだったらしいよ。
やっぱり、自分が上手く詠めないということを素直にまわりの人に手紙とかで伝えている。そういう正直な人だったらしいんだよね。いや〜、そういうことってなかなかできないよ〜。だからたいした人だな〜って思ってね」
のりまきにたいした人扱いされた若山牧水さん、それも何が因果か同郷だということである。

それから、いつも色々お世話になっている方より、古本祭りのお知らせが来る。中に金剛山の本があったと教えてくれる。その本は欲しかった本だったようだ。以前ネット上で購入を申し込んだあと在庫がなかったと知らされショックを受けていた本だった。
システム的にネットで買うわけには行かなかった。
そのお知らせメールに気がついたのが数日前の23時位であったが、他の人に取られたら大変、でもFAX流すには時間が遅い。と悩むのりまき。
「あ〜、どうしましょう。」
「大丈夫だよ、夜分遅くにすいません、ってFAXしちゃえ〜。店と家は別になっているかもしれないし。悩んでる位なら送っちゃったほうが良いよ。これで先に予約している人がいたら後悔するよ。」
と、いうことで夜中にFAXする。これでFAXせずに他の人に取られたら、しばらくのりまきは騒ぐだろうから、それならとっととFAXした方が良いと考えたのだ。
その本が昨日落札の日だったとかで、わざわざ仕事を半日休んで片道約2時間のその古本市まで買いに行く・・・・・。
その本自体買えて大喜びののりまきだったが、その古本市で金剛山の今まで一度も見たことがない絵はがきセットがあったとそれも嬉しそうに言っている。
「でも、ごめんなさい。たかが絵はがきですが6000円です。」始めに言っておきます。
と、言い難いことを先に言った後は
「でもね〜。それが、この葉書、一枚一枚に短歌が書いてあるんですよ〜♪。いや〜、このところ、我が家も短歌ずいてますね〜♪」
我が家ではなく、のりまきがだろう。と心でつぶやくのだった。

2月3日(火)
のりまきは現在障害者関係の施設で働いている。毎週火曜日にはその施設に出入りする作業所で作った菓子パンの販売に来るらしい。
せっかく売りに来るんだから買わないと悪い。と毎週毎週買ってくる。
「今日はさ〜、いきなり、「あ、アンパンマンだ〜!」とかって言われちゃったよ。」
と報告するのりまき。
「え?でも一応何のパンがいいんですか?とかって聞かれるんでしょ?」
と言うと
「いつもはね〜。でもだいたいアンパン買うから今日はね〜。はい、アンパンですね。なんて言われちゃったよ。その前に会った瞬間に僕がアンパンを買うって覚えているのか、僕自身の印象がよほど強いのかいきなりアンパンマンだ!だってさ」
と嬉しそう。
アンパンが無い時には今日はアンパンないんですよ〜。と先に言われるらしい。そうすると
「じゃあ、コロネね。ってなるわけよ」
ってなるわけよ。って・・・・・・。だからいつもアンパンかコロネなのか・・・。

そんなわけで、毎週火曜日は我が家の夜食は菓子パンである。
今日も夕方のメールに
「アンパンあり。」と書いてある。アンパンがあるので他の菓子は買わなくて良いという意味である。

2月2日(月)
嗚呼、ネットオークション。
昨日、のりまきのお仲間((?)類は友を呼ぶ)が我が家に来た。それは良いとして・・・。
そのお仲間さんKさんに「早く帰らないと行けない?鍋でもどうです?」
と聞く。すると何やら欲しい物の
「ネットオークションが19時過ぎにあって・・・。ここの家のパソコンはADSLですか?」
と聞いてくる。我が家はアナログなので、ネットオークションに向かないことがわかり、結局早足で鍋をつつき、Kさんを送りがてらパソコン・マンガ喫茶へ行くこととなる。なんでも、のりまきどうやってネットで購入するのかを見てみたいということなのだ。
・・・・・・・・。入札の模様を見物させて頂く。

家に戻る・・・。早速ネットオークションを見出すのりまき・・・・・・。
熱心に見つづける。
「なに?何か買うの?」
と聞くと
「いや〜ね。夕方Kさんと見たときにもちょっと買おうかな〜と思ったんだけど・・・。一つは確実に買うと思います。」
と断言する。・・・・・・・・。
何かと聞くと、自分のお札コレクションを本棚より出してきて。
「1978年版のお札セット。これは確実に買います。」
なんだ、そりゃあ。
「北朝鮮のお札なんですけどね。実はですね〜、北朝鮮のお札と言うのは金剛がかならず入っているんですよ。ほら、これが1959年版の海金剛。で、こっちは1992年版の萬物相・・・・。それでね。その1978年版のお札だけが今までどこの古銭屋に行ってもみつからなかったんですよ。」
はぁ。勝手にどうぞ、の心境である。

その後寝る前に
「いや〜、色んなものがありますね〜、オークションって。僕も今度金剛山に行ったらシロップとかお菓子とか色々買って来てネットオークションにかけようかな〜♪」
すっかりその気である。


本日の夕食後。
同居して1年を超えた我が家は最近、のりふとが仕事の日はのり父のり母が夕食を作り、のりふとが後片付けをする。ふとまきが休みの時にはふとまきが料理を作り、後片付けはのり父母がする、というふうに定着してきた。
今日は昨夜の鍋の残りを食べた。その土鍋を洗ったのがのりまき。大根が鍋にこびりついてこげてしまっていてなかなか落ちなかった。
自分で言っているから問題ないと思うが、『自閉傾向』ののりまきは、そういった汚れはそれは丁寧に洗おうとする。
今日のこげもなかなか落ちずに、ふとまきは、もうこのくらいでいいんじゃないかな〜と思っても
「もうちょっと挑戦します。」
と頑張るのりまき。たわしも使い替えて洗っている。それでも落ちない。気分転換に変わるよとふとまきが言うと
「じゃ、よろしく。たわしはこちらの方が使えます。」
と小さくて毛が硬いたわしを勧める。そんなこんなでなんとかこげが落ちたあと、そのミニたわしを眺め
「いや〜、このたわし、想像以上に良く働いてくれました。僕は見直しました。」
とたわしに向かってつぶやくのであった。
のりまきにほめられたミニたわしであった。


1月21日(水)
先日ふとまきがOB会の準備係りをしていることを書いた。記念誌とやらを作成することになったのだが、その係りでもある。苦手な原稿の催促を一通り終え、自分なりに年表を作成しようと考えた。だいたい何年に何があって、その時の先生や部長は誰で、インターハイはどこだったのか、など簡単なものを。そんな時にやはり社会背景も特別大きな事件は書こうと考え、資料となる冊子が手もとにあったのでそれを見ていた。
1980年4月に中ソ友好同盟相互援助条約失効 とあった。ふとまきにはそもそもその意味すらよくわからなかったし、何故それが重大ニュースの中でもピックアップされていたのかも良くわからなかった。そこで
「ねえ、のりまき中ソ友好同盟相互援助条約失効って知ってる?それって重大?」
と聞く。
「え?何でですか。」
「いや〜、ここには出てるんだけど、これも入れた方がいいかな〜と思ってね。」
「はぁ〜、あれね、知ってますよ。こういうことなんですよ。中国とソ連が仲良くしようっていう同盟をもうわざわざしなくていいってことで失効したんですけどね。それ以来別に戦争したわけでもないし、その当時の方が緊張状態だったけど、だんだん仲良くなってきたしね。その後に戦争でも起きたって言うんなら重大ニュースでしょうけど、戦争起きてないんだもん、今となっちゃあ重大じゃないよ。」
は〜。驚いていると
「それって1980年頃の話でしょ?」
すごい、あたってる。そんな事まで頭に入っているのか。
しかし、
「私が聞きたかったのはここに書き入れるかどうかの判断なのに・・・。」
「そう。だったらそうね〜、80年でしょ?大平首相が就任中に死んだのも80年よ。それにしたら?」
はあ。
「でも、それって重大な事なの?」
「就任中に死んだのはめずらしいのよ。実際、そうね〜、僕の記憶が間違っていなければあと、その前と言うと・・・・。在任中に殺された犬養毅よ。」
「そう〜。それじゃあそっちにしようかなぁ。しかし、犬養毅って随分古い人だよね。大正だっけ?」
「そこまで古くないよ。昭和7年よ。ま、大正とかにはいるけどね。原敬でしょ。その次が加藤友三郎。その次が加藤高明。加藤って首相が2人ね。この3人は在任中に死ぬんだけどね。あとは直後に死んだ人はいるけど、でも在任中はそのくらいよ。で、犬養毅になるわけよ。」
・・・・・・・・・。
「え?何?みんな殺されたの?」「いいや。殺されたのは原敬と犬養毅よ。犬養毅は殺されたって言っても数時間後に死んだんだけどね。原敬は即死。ま、他にも刺されてそれが原因で死んだって人はいるけど。」
よくもまあ、本も見ずにこれだけ出てくるもんだ。歴史好きとは知っていたが、本当に好きなんだなあ。


1月20日(火)
そういえば、かなり前に
「やっぱさ〜、若山牧水っていいわ。見直した。これまであんまり興味がなかったんだけど、これはいいや〜。」
と独り言を言っていた。独り言なんだが、肝心なところは独り言では言わないのがのりまきの常である。「何が?」とか「どうしたの?」とか聞くのを待っている。仕方がないから
「どんな短歌なんですか?」と聞いたような。

わが立てる峰も向ひの山々も並びきほひて天かけるごとし

という歌である。と、これは前置き。

先週の週末頃より、また古本を数冊買ったのりまき。相変わらず熱心に古本を眺めている(読んでいる)。今回の本の中の一冊は漢文、もう一冊は詩とか短歌とかが書いてある本だそうだ。
「ふとまき、覚えているかなあ。前に言ってたでしょ。若山牧水の金剛山の萬物相で詠んだっていう短歌の話。」
そういえば聞いたような聞かないような・・・。
「それがどうしたの?」
「あれね〜。今まで僕が見た資料は萬物相の頂上で詠んだことになってたし、僕もそうだと思ってたんだけどね。あの人、その歌を詠んだ晩年の頃は具合が悪かったのよ。それなのになんで萬物相になんて登れたのよ?って不思議に思わない?」
は〜、そうなんだ。まあ、そう言われれば不思議だな・・・。
「そしたらね〜。あったのよ。ネットでね、出てたのよ。やっぱりあの頃は具合が悪かったから本当はあの歌は萬物相で詠んでなかったのよ。どう?」
「どう?って〜?さすが、のりまき!よくわかったね。って言って欲しいわけ?」
・・・・・・・・・・。
「あ〜あ、どうして僕の奥さんはこうなんでしょ。」
と言ったかと思うと
「しかしさ〜、物事ってやっぱりやってみたからわかるんだよね。実際に萬物相に登ったからこそ、体調悪かったらあそこの頂上へは行けないだろうよ、って思うでしょ。だからこそおかしいな〜って思ったわけで。行ったことがなければ、萬物相で詠んだ歌って聞いたってなんの疑いも持たないよね〜。そう思ったら歴史の出来事も本当は嘘でも気がつかないことって多いんだろうな〜。」
と続くのであった。
結局は、それに気づいたのりまきを誉めろと言いたかったようだった。

1月19日(月)
のりまきが単純でおだてにのりやすいのは言うまでもないが、ふとまきも結構そのくちで、「頼むね〜」などと言われたり「これ、やりたいんだけど・・・・・。」などといわれるとついついやってしまう。そんな調子で、ふとまき、高校時代の部活のOB会の準備係りなのである。実行委員長の先輩ははさすが社長だけあって人の使い方が上手い。そんなもんで、ついつい色々と気持ちよくやってしまっているお陰で、こちらの方がなかなか進まない。と、それは言い訳だが、あ〜、自分の職場もこんな上司がいたらな〜。とか、この先輩と仕事も一緒にしたら仕事も遣り甲斐あるだろうな〜などと思う今日この頃である。
 そんな中、のりまきはそれでもやっぱり、金剛山なのである。
昨日はふとまき夜勤明け。夜勤明けは結構疲れていて、テンションの高い時ののりまきには付き合ってはいられない。
昨日ののりまきのテンションはやや高め。家に帰るなり嬉しそうな顔して寄ってくる。何かと思いきや
「あのさ〜、海に行く途中にレストランみたいなのあったじゃん。」
と、いきなり来る。
海?レストラン?何よそれ。どこの話?いつの話?
疲れた頭で考えるふとまき。
「え?どこで?海?海なんかあったっけ?」
「ほら〜、あったじゃありませんか。ビレッジからホテル海金剛とかに行く途中にこれからレストランができるかな〜って感じの建物が・・・。」
なんだ。また金剛山か。江ノ島とか桜木町とかそんなところを想像していたじゃないの。
「あ〜、そう言えばあったね。それがどうしたの?」
と言うと
「あれ、オープンしたらしいんですよ。刺身とか食べられるんだって。食べてみたいな〜。あとね、ホテル海金剛の前にペンションみたいなのあったでしょ。あれね〜・・・・・・・・・。」
と喋る喋る。
こっちは夜勤で疲れてるんだよな〜。と思いながら
「へ〜、それは良かったですね。」
と言ったので、やはり疲れがにじみ出たのか
「あんまり嬉しそうじゃありませんね。」
などとすぐにいじけるではないか。
これだからのりまきが家にいる土日に夜勤明けで帰るのは大変なのだ。
ちなみに平日なら家に帰っても部屋に戻れば一人なのでし〜んと静かな中、ゆっくりと夕方まで睡眠がとれるのだ。

1月15日(木)
あ〜、ひどい。あんまりひどいから先に書いちゃえ〜。
なんとも、世には素晴らしい人がおられるものである。のりまきの資料探しに協力してくださる方がおられるのだ。
のりまきには借りられない図書館、つまり大学の図書館で、
「協力出来るものは借りてコピーしますよ。」
と言ってくださる方がおられる。他にも人様を介してなにやら協力してくださるだろうお方のご紹介もあった。
今回はお会いした方。のりまき、早速遠慮もなく頼み、コピーを依頼。
すると・・・・・・。本日。週末にネットで購入した古本とその依頼のコピーが届く。
「今日は色々届く日ですね〜♪」
などと喜んでいる。
何が色々だぁ。そのコピーはふとまきの想像のはるか彼方。300枚近いのだった。他人の為に本を借り、こんなにコピーしてくださるなどと、こんなにありがたいことがあるのだろうか!

食事を済ますと
「じゃあ、僕は色々見るものがありますから」
と後片付けもしないで上に行きせっせとコピーに目を通している。
後片付けを終えたふとまきが上にあがると
「ふとまき〜、すごいですよ〜。これ、まめですね〜。」
と感心している。ふとまきはコピーをして下さった方の感心をしているのだとばかり思い
「本当ですよね〜。他人の為に本を借り、ましてや300枚近くもコピーしてくれるんですから。一体何時間かかったんでしょう・・・。感謝しても し足りないですね。」
と言うと
「いや〜。ほんと、まめだよ。細かく調べてある。こんなに細かいとは思わなかったよ。」
と、検討外れのお言葉。何よ、本の作者のことを誉めてるわけ?と思い
「私が言ってるのは○○さんのことですよ〜だ。考えてもみて下さい。のりまきなら人が欲しい資料だからって300枚も人の為にコピーなんかしてあげますか!?」
と言うと
「いいえ。しません。」
「ほ〜ら。こんなにありがたいことがありますか。」
「そうですね〜。本当、ありがたいことです。」
と一応言いながら御礼メールよりもまずコピーを読み進めるのであった。
あ〜、ひどい。

1月13日(火)
のりまきも単純であるが、ふとまきも同様なので、少々観察日記が誉められるとすぐにその気になる。
そんなわけで、陸路観光の観察日記もぼちぼち開始である。↑のような形で少しずつ書いてみたい。

そう言えば、昨日の日記の続きになるが、
Aさん宅で、北朝鮮の話から軍歌の話が出た。すると
「日本人の多くの人は軍歌って聞くとそれだけで嫌だ、って人とかいて毛嫌いするけど、だったらフランスとか中国なんてどうすんのよ。フランスの国歌なんてあれ、軍歌よ。中国だってそうよ。そんなことも全部含めて軍歌を毛嫌いするならわけがわかるけど、都合の悪い時に毛嫌いするなんておかしいよ。」
などというのりまき発言もあった。
Aさんの奥さん。
「国歌にも詳しいんですかぁ〜。」
と感心???いやいや呆れている様だった。


1月12日(月・成人の日)
のりまきの『DMZを越えて』の旅行記も金剛山の陸路から帰ってきて統一展望台までついたらすっかり終わった気になったようだ。熱が冷めてしまったようである。「細かい手直しもしないと」などとも言っていたのだが、さすがののりまきも精魂使い果たしたのだろうか・・・。
束草でお刺身を食べたり、ソウルに戻って市場に古本を探しに行ったりもしたのだが、もうそのあたりの話はのりまきにとってはおまけ、ってな程度のようである。むしろ観察日記の方はそちらも書くこと満載。そろそろ始めないと・・・。

ところで、昨日は。
昨年の後半に丹沢に登山に行ったが、そこでお世話になったAさん宅に金剛山で買った北朝鮮のお酒とタバコを届けに行った。あるところ、のりまきと話が合う?Aさん、のりまきはすっかりお気に入り。ふとまきもなんだか行きたくなるような雰囲気のお宅で、実のところは、お土産を届けるとは半分口実で、会いに行きたかったのだ。
前置きはいいとして、
「北朝鮮はどうだった?」とか聞いてくれる。そこでのりまきはいつもの調子で色々と話をするのである。
金剛山の写真も見てもらう。
「どうして北朝鮮に行こうと思うんですか」
などと質問があるが、その辺は照れるのかもじもじにやにやしているだけ。
それでも
「知人に北に興味がある人がいるから今度紹介するよ。」
と言われて嬉しそうなのりまきなのであった。

その後、ふとまきとAさん共通の友人もやって来て、大勢になり登山、釣り、山、花、山菜採りなどなど話が色々な方向へ・・・・・。
その話、話の間に入り知識を披露するのりまき・・・・・。
北アルプスの話になれば
「あ、水晶岳とかって山あるでしょう。あそこはね、水晶が採れるので有名なんですよ。僕はね、夢だな〜。山登り行って水晶踏みしめて歩くなんてそんなことやってみたいですよ。どうですか。いいと思いませんか?水晶を踏んづけるんですよ。夢だな〜」
「あとね、ザラ峠には金銀財宝が埋めてあるって〜はなしですよ。どうですか?堀に行かれたら・・・。」
東北の山の話の時には
体験者のAさんが
「夏の東北の登山は虫が多くて・・・・・。あれがないといいんだけどな〜。」
というような話をする。あぶは多いし、蚊などの勢力もすごいらしい。
「へぇ〜、でもなんでなんだろう」
と誰かが言うと、すかさず
「それは決まってますよ!寒い地方は夏が短いからその短い期間に獲物を逃がさないように、って奴らも必至になるわけですよ。」
と自慢気に言うのである。
また友人が尾瀬でなんとかというきれいな花が咲いていてその写真を撮ったと言えば
「なんていう花です?」「何色の花です?」「どんな花です?」
と質問しまくる。
まあ、Aさんや一緒に行ったJさんは登山も一緒にしたので、のりまきの話っぷりには含み笑いはしても驚きはしななかったが、Aさんの奥さんは時には拭き出し笑いをなんとかこらえて多分、他には言えないだろう
「よく知ってますね〜」
を何度となく言っていた。それが嬉しかったのか、のりまきは楽しそうであった。

家に帰ると・・・・・・。
ネットでまた、古本探しをしている。
「あのね〜、今まで『金剛』で検索かけると仏教関係の本がずらずらとひっかかってなかなか捜すのが大変だったしめんどくさいからやってなかったんですけどね、今日は『金剛』で頑張ってやってみたんですよ。そしたらねぇ〜。欲しい物が出てきちゃったんです。買ってもいいですか?」
などと言うではないか。
なんで今までめんどくさいと思って検索しなかったのに今日になってやる気になるわけよ。と思いつつ
「いくら?」
と聞くと
「1万5千円。」
と言う。しかも
「他にも2冊あってね〜。一冊は安いからダメモトで買おうと思うんですけどもう一つはね〜『金剛遊記』ってなっているから、これは大阪にある金剛山かもしれないんでね。ま、これは古本屋に確かめてから買うことにするか」
と独り言とも言えるような言い方でつぶやいて・・・・・・、問い合わせた結果、朝鮮の金剛山だとわかり結局3冊買ったのである。

その後風呂に入ったふとまき、湯船につかりながら、『のりまきはAさん宅で気を良くし、しかも、興味のある人に紹介してくれると言われ、すっかりやる気になってめんどくさい古本検索に励んだのだ』と確信したのであった。

あけましておめでとうございます。

1月5日(月)
年末年始休暇を終え、今日からのりまきは出勤。
しかし今回の休み、のりまきはほとんど出ずに 良くもまあ〜、金剛山陸路観光の旅行記(DMZを越えて)作りをしたものだ。
振り返ってみる。
12月27日(土)より休みに入った。そこからのりまきが出かけたのは・・・。
28日は親戚の家で餅つきがあり、夕方からも用事がありで一日出かけた。
29日は本を買いたかったようで、昼食時に近所の本屋に出かけたらしい。
30日はくにさんを囲む会で夕方出かける。
1月に入り2日の夜にふとまきの実家に夕飯を食べに行く。
以上。
一日中出たのは28日だけ。あとは数時間のみのお出かけである。
それ以外は・・・・・・?。HPである。
とは言え、ふとまきはほとんど仕事だったのでのりまきが家で何をしていたのかは不明。
今日、ようやく休みのふとまきがそろそろ『DMZを越えて〜のりまき観察日記バージョン』を作成しようとのりまきの旅行記全体を読み返そうと思った。
あらら。こんなに書いてたのね〜。ってな感じである。暇人と言おうか、物好きと言おうか。
頼んでおいた洗濯物を取り込むのも忘れ、郵便局に行ってくれないかな〜?ってな頼みも
「郵便局は休みでしょ?」
と体よく断わるのりまき。掃除?洗濯?そんなものは出来ないのである。たまに布団を敷いてくれようものなら、頭の方と足の方とシーツなどは模様が入っていて向きがあるのだが、足の方を頭にして枕を置いたりする。直すくらいなら自分でやってしまう方が早いし楽なのである。
そんなのりまき、旅行記だけは頑張った!
それではふとまきも負けずに
『DMZを越えて〜のりまき観察日記バージョン』
の作成に取り掛かろうと思う。

本年もよろしくお願いします。