のりまき観察日記 2004年A

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6月29日(火)
とばすのりまき。
帰国後より早速旅行記の作成に燃えている。すぐに作成出来る理由の一つは写真が早く出来た事もある。
今回は写真の現像も出したその日に出来るところにした。帰国の翌日24日には出来上がった。少し前に友人が使用したら
「ここの現像は発色がとてもいい!」
とのりまきが誉めた店である。いつもは、けちなふとまきが同時プリントも込みでフィルム1本500円というところに出していた。ふとまき的にはそれで充分なのだが、のりまきは前回陸路観光の時の写真もいまいちだったのが色のせいも関係あると主張する。だから今回は値段よりも色が良いこととすぐに出来るという方を選択することになった。
当然、値段的には・・・・・・。フィルム24本で約35000円。これを高いと思うのはふとまきだけだろうか・・・・・。いつものところに出せば12000円強である。
それでも出来上がりの色が気に入ったと喜ぶのりまき。
「やはり少々高くてもこういったところに出さなければだめですね〜」
などと言うのである。そして・・・・・。今回の焼き増しには、同時に前回の旅行の写真も必要があって数枚焼き増しをした。すると・・・・・・。
こちらの出来の方がやはり良いのである。
「ふとまきどうですか?これが同じ写真の今回のと前回のです。ほら、見て下さい。こんなに違いますよ!!別のところの写真みたいじゃないですか〜」
まあ、確かに・・・・・。
「まあ、全部とは言いませんが、前回の写真は今回出した店でもう一度焼き増しし直します。」
「え?あるものをまた?」
「そうですよ。少なくとも万物相のだけは焼かせてもらいます。だってこんなに違うじゃないですか。」
それで焼きなおしてどうするというのだろうか・・・。前回は写真の出来が自分で納得行かなかったようなので、少しでもその汚名を晴らしたいのか。良い写真が出来たらHPも張り替えるというのだろうか。

写真と言うともう一つ・・・。
今回の旅行記関係にまだデジカメの写真は登場していない。デジカメのもCD-Rに落としたので使えるのだが、カラープリントのように見比べたりしにくくのりまきは使っていない。当然デジカメの現像も今しているのだが、まだ仕上がらない。
「デジカメはCD-Rにも保存しているしネットに載せる時にもそちらから載せるので、こんな写真がある、ということがわかればいいでしょ?」
と強く言い聞かせ、ふとまきが安いところに出したので上がりも遅く7月になる。
「そうですね。それでいいです。」
とのりまきも言っていたが、前回の写真の焼き増しで出来が違うことを見せ付けられた後には
「ふとまき〜。やっぱりデジカメのも高いほうに出せば良かったですね」
などと言うのである。
値段のことは置いておいても、
「ところでのりまきさ〜。こんなに急いで旅行記始めてもデジカメの方でもっといい写真があるかもしれないじゃん。そうしたらどうするの?」
「そしたら良い方の写真にもちろん取り替えますよ。とりあえずの写真ですから、いいのがあれば適時取り替えていきます。」
だそうで、いちいちスキャナーで取り込んだ写真をまた張り替えるとはご苦労なことである。が、まあ好きなんだからどうぞお気の済むように。

さてさて、ふとまきの方は・・・。今回ツアーメートの方と『シルミド』の話から『シュリ』と『JSA』の話になり、薦められて早速ビデオを借りてきた。のりまきに促すが、旅行記でそれどころではないらしい。ま、いいやと一人で観る。そこまではいい。すると横から
「うわ〜。きれい。きれいだな〜。この川の水の色。」
とわざとと思える位大きな声で言うのである。
「なに?」
と聞けば、待ってましたとばかりに
「ほら、これ、今スキャナーで取り込んだんですけどね。水の色きれいでしょ?」
・・・・・・・・。ビデオ位集中させてほしい。

6月26日(土)
6月19〜23日の平壌・元山・内金剛の旅から無事帰国。内金剛は戦後初めての日本人の観光客となったようだった。
強く念じていると望みは叶うのか、のりまきの念力が通じたようである。
「正直言うとさ〜。韓国からの金剛山陸路観光も日本一番を目指していたけど、だめだったでしょ。でも、今だから言うけど今回の内金剛の日本初のほうがだんぜん嬉しいです。ちょっとやそっとじゃ行けませんからね。」
とか
「いや〜ね〜。黒船襲来のような形で内金剛に言ったでしょ。正直自分で言うのもなんだけど金剛山っていうテーマで色々調べているけどね、我ながら面白いテーマに着目したな〜って思いますよ。だって、内金剛にしろ外金剛や海金剛にしろ韓国と北朝鮮との関係とか目が離せないもん。5年後10年後なんて想像もしていない方向にそれぞれが進んでいるかもしれない。自分で言うのもなんだけど、着眼点が良かったよね〜」などと言いながら悦にいっている。
こちらは、そんないちいちを聞かされ、のりまき観察日記どころか自分の日記もつけられていない。
そして、今回は自分の写真の出来もまずまずだったようで何度も写真を見ては
「どう?どう?」
と言ったり、
「旅行記の表紙はどの写真がいいとおもいますか?」
などといちいち聞いてくる。
そんな旅行記も・・・・・・。
「ふとまき〜、あのね〜。今までの旅行記は順番とおりに書いてきたんですが、なにしろ今回は内金剛の部分が一番濃厚だったし、強烈なので順序を変えて内金剛から始めたいと思っています。」
などと言ってくる。
勝手にどうぞの気分である。
観察日記内金剛編もそのうちUPします。

6月17日(木)
いよいよあさっての早朝に出発である。多分明日は早く寝るだろうし、この日記もよほどのことがなければあとは帰国後となる。

ふとまきはいつもそうなのだが、ガイドブックや説明書は、現地に行かないと見ようと思えない。頑張って予習を、と思ってもなんだか受け付けない。現地に行くと突如見始めるのである。まあ、もちろん一人で旅行に行く時などは必要最低限は見るが・・・。そんなわけで、今回もちっとも目を通していないので、ふとまきがそれら、パンフレットをいじるわけがないのだ。ああ、それなのに。
「大変!ふとまき、僕がメモした紙と作ったガイドブック、見当たりません。どこへやりましたか?」
「え〜?知らないよ。まだ見る気にならないんだもん。掃除機かける時に枕のところになかったっけ???」
・・・・。
「ありませんよ。あ〜、困ったな。もう一度作らないとなあ。あ〜あ。」
まあ、確かに掃除機をかける時にふとまきが移動したのかもしれない。しかし、たった今のりまきが別の用紙を置いた下にあるではないか。
テンションハイはいいが、大騒ぎ、大慌てはやめてもらいたい。

大騒ぎかと思うと・・・・。新しく買ったデジカメの音が気になっていた。シャッターを押す時やボタンを押すと音が鳴るのだ。それを消したかった。のりまきがいろいろとデジカメの説明書を見て操作していたので、てっきり音も消えているのかと思うと、音は消えていない。
「まあちょっとね・・・。音があってもいいでしょ」
などと言っている。「わからない」とは言えないらしい。ふとまきはそれでもやはり気になったので、説明書を読む。
音が消えた。
こんな風に機械系はのりまきはさっぱりなのである。

そういうわけで、デジカメ等の説明書はふとまきが、旅行の説明書はのりまきが読んでいよいよ出発となる。

6月16日(水)
もう、今週は旅行への準備期間である。朝も夜も金剛山。金剛山と言ったって、4泊5日の旅行の中の一日だけなのだ。しかも、いつも色々な理由で金剛山へは中止となっており、今回も行けるかわからないと言う。しかし、それなのに、気分は金剛山である。
「行けなかったらどうするの?」
「まあ、それもそれ。どんな理由をつけて行けないのか、それがわかるだけでもいいから。」
と。・・・・・・?。
しかし、朝鮮半島も動きがあるようで、歴史社会関係にうといふとまきでも何かあるのかな?という気配がする。
そうのりまきに言うと、
「なんかね〜、アメリカのタイムスっていう雑誌に金剛山観光の記事が出ているらしく、それが話題になっているらしいのよ。まあ、僕が前々から言っていたでしょ?どんなにアメリカや日本が制裁を加えても韓国から毎日毎日金剛山観光しながら北に援助をしている形になるんだから。僕が言ったじゃない。そのうち話題に挙がるよって。」
と自分の着目したところに世の中がようやく気がついたと言わんばかりである。
「まあ、それだけじゃなくいろいろな問題も絡んではいるんだけどね〜。」
「まあ、では飛行機の乗り継ぎのところでいきなり今回急に旅行に行けなくなりました。ってこともあるわけ?そうするとお金はどうなるの?」
「ま、いきなり中止になることはあるでしょうね。そうなったらその地点で遊んできましょう。それもまたおもしろい。」
何がどうなって面白い旅行になるのかは疑問だが・・・。
まあ、何かがあっても自己責任である。楽しんで行って来たい。



6月14日(月)A
先ほどは時間がなかったのでAに昨日のタコシェのことでも書こうかと思って@とした。
しかし。
4月に北朝鮮で電車の事故があったが、それがなにやら暗殺計画なのではないかという話になっているらしい。
夕飯でそんな話題になり、部屋に戻ってくると
「だからね〜。ちょっと今回は微妙よ〜」
と言い出すのりまき。
「え?事件に巻き込まれるかもしれないってこと?」
と言うと
「・・・、の可能性もある。」
と真剣だ。
「まあ、行きたいところに行ってどうなっても自分たちの責任だって書いたメモを置いて行こうよ。」
と言うと
「まあね。ま、大丈夫だと思うけどね。」
「でもさぁ〜、事件って言ったら平壌で?まさか金剛山ってわけはないよね〜」
と聞くと
「ま、金剛山で何か事件に巻き込まれれば大丈夫よ。逃げ道はもう僕に任せて!道わかっているから。それで現代がやっている外金剛にどうにか逃げれば助かるでしょう」
・・・・・・・・。道はわかっているって、戦前の日本の本情報だろうが・・・。
なんだか“シルミド”の気分になってきた。私たちは訓練されていないんだからね。

しかし、我が家はもう旅行モードである。今回は機会に苦手なのりまきがデジカメを購入。新しいカメラでいきなり大切な写真を撮影するのは、失敗でもした時ののりまきの大騒ぎを想像するだけで気がひけるが、なんとか出発前にマスターしたいものである。
先ほどもデジカメで撮影したものをパソコンに取り込む作業で大騒ぎ。なんでもかんでも大騒ぎである。

6月14日(月)@
昨夜はタコシェより22時過ぎに帰宅。楽しいひとときだった。のりまきも楽しかったようでテンションハイ。いつもは早く寝ないと翌日の仕事に差し支えると早寝だが今夜は「な〜んかねぇ〜。興奮しちゃってあんまりすぐには眠れないみたい。」と。
さすがにふとまきは夜勤明けだったので先にバタンキューだったが。タコシェでの話をひとしきりして、週末からは内金剛の旅行があるが、なんだか楽しいことになりそうだという話になった。
「しかしさぁ〜、僕、今までに何度か海外旅行に行っているけどね。でもここまで周囲の人に期待されて行くのは初めてよ。みんなにあんなに行ってらっしゃいとか言われたりして、写真とかも楽しみだって言われてさぁ〜。嬉しいけど緊張しちゃうよね〜。」
と嬉しそうに言う。そりゃああんなに騒げば「行ってらっしゃい。」とか「写真見せてね」とかって言うでしょうよ。このご時世でもあるんだし。でもそれって別に期待されているわけじゃないと思うが。
ま、律儀なのりまきは写真を撮るのをはりきるだろうから、興味のある人はお楽しみに。


6月13日(日)
ふとまき夜勤明け。仮眠・休憩時間約3〜4時間を含む17時間勤務より疲れて帰宅。のりまきはそんなふとまきの気も知らないでハイテンションである。昨日、来週より行く内金剛に持参するフィルムやデジカメを購入(デジカメまでわざわざ買ってしまった!!)し、美容院(学生時代より友人たちと行っている美容院であり、床屋ではない)にも行った。して、帰ると
「あ、ふとまき、お帰りなさい。僕はちょっと今作業をやっています。ほら、見て!どう?いいでしょ。内金剛の自分用のパンフレットよ。」
まあ、勝手にどうぞ。私は疲れているんだ。と思いつつ
「もうすっかり気分は金剛山ですね。」
と言うと
「こういったものがあれば案内の人にここに連れて行って欲しい、とか言えますからね。まあ、自分で言うのもなんだけどとってもいいのが出来ますよ。って言ったってHPのコピーですけどね。」
と一人喋っている。
次には購入したデジカメの話。
「昨日は一生懸命説明書見て勉強していました。どう?コンパクトでしょ。」
すかさず
「でもさ、昨日夜勤の時にふっと思ったんだけど、どうせ買うならSさんとかHさんとかに聞いてから買えばよかったよね。T夫婦のビデオを見るとかさ〜(友人で某テレビのデジカメの購入についての番組に出た人がいるがそのビデオをまだ見ていない)。」
とふとまきが言うと
「まあ、今回はこれでいいよ。もし次買うときにはね、やはりSさんの持っているような一眼レフのがいいらしいよ。画面がやっぱり全然違うんだって」
え???「次に?また買うの?」か???
「いやあ〜、もしも、もしも買うことがあったら、の場合よ」
とあわてている。
昨日新しいので撮影もしてみたらしい。しかし、今回のは画素が細かいのでパソコンに取り込むのは大変だから、現像に出して普通の写真のように使うと言う。
「そんなのデジカメの役割しないじゃん。」パソコンに直接取り込めるから意味もあるのに、わざわざ高い現像料を払ってそれをスキャンするんだろうか。すると
「そこまでは考えていませんでした。」
といじいじしている。

さて、自作の内金剛パンフレットのコピーから帰宅。
「どう?どう?」と自慢している。
さあ、寝てタコシェに出発である。

お知らせ
のりまきが友人3人とやっている 畸人研究学会の『定本畸人研究Z』がちくま文庫より6月11日に発売になりました。
アスペクトより発売された定本畸人研究の文庫本化ですが、バージョンアップされています。文庫本なのに1050円とかと高値ですが、ページも多くて楽しめるようなので、よろしかったらご購入ください。
また、その発売に伴って
6月13日に中野にある『タコシェ』で16時より1時間サイン会があります。野次馬根性のふとまきも行く予定です。お近くの方やお時間ある方はどうぞおいでください。ご購入はしなくとものりまきを観察出来ます。 



6月8日(火)
『シルミド』観る。比較的新しい映画館でシートがゆったりしていたので危惧を感じながらも一つ離さずに詰めて座る。上映中何度かのりまきの視線を感じるが、そういった時は歴史的なことや登場人物についてふとまきに説明したくなるような場面だ。そこでのりまきの方を向いてはいけない。耳元で説明が始まるからだ。視線は感じつつも決して上映中はのりまきの方を観ない。しかしまあ、最初から最後まで目も離せない、お菓子も食べる間もなく上映が過ぎた。結局今回はのりまきの方を見ないという作戦が成功、それでもただ一度、何度か流れた赤旗の歌についてあれは「あれは北の歌だよ」と言ってきた。まあ、のりまきも画面から目は離せなかったのだろう。帰りに説明が始まったのは言うまでもない。


6月7日(月)
筑摩文庫から発売予定の『定本畸人研究Z』が我が家にも主幹今柊二氏より届く。
のりまきニヤニヤしながら読み
「自分で言うのもなんだけど、これ、面白いですよ」
と悦にいっている。そんなのりまきが読み終えた後、ふとまきはこれからゆっくり読もうと思っている。

6月6日(日)
本日のテーマは『シルミド』。5日より公開の韓国の映画。一度5月に新聞でかなり大きな広告が出ていてふとまきは知る。のりまきに言うと
「あ〜、あれね。知ってますよ。」
と平然と答える。映画に興味なしののりまきも『シルミド』は興味あるようだった。
ふとまきはその新聞広告を見てから是非観たいと思っていた。その映画が5日より公開と知り、5日に行こうかと思っていたが、前日帰りが遅くなってしまい、眠くて行かず。
そうして一夜たち、夕食時にのりまきに
「『シルミド』って昨日の反応はどうだったのかな〜?」
と聞くと「人気があって満員状態だったとニュースにあったよ」と言っている。
そうか〜。やはり昨日観に行けば良かったなと思う反面。立ち見ではいやだしな〜。まあ、旅行の前には是非見ようと話が決まる。
ふとまきの中では話はそこで終わったのだが、のりまきの話はそこからだった。部屋に戻り、シルミドについての知識を披露する。へぇ〜とか聞いていながら、もうここに書くとなると書けるほど覚えていないのだが、何年にどうでこうで、その後にどうでこうでと。また自分でも曖昧な部分はネットで検索し、「あ、そうそう。こうだったんだ」。と再び説明が始まる。画面に向かい「え〜?生き残りは一人?二人じゃなかったの?あ〜、いいんだ。僕の認識は間違ってなかった」などとの独り言も続く。
「それでですね〜。話はそれだけじゃなくってね。その『頃』っというのはね〜。歴史的にも大陸に囲まれている朝鮮半島の背景があってね」
とそこで言葉を切り
「なになに?」と聞いてくるのを待っているのである。
「なに?どういうこと?」
と聞くと
「実はですね〜。」と始まる。単なる暗殺計画だけではない周囲の国々とのかかわりの中からそういう計画を立てざるを得なかった状況ということもあるんだ、ということもふとまきに伝えたかったようだった。それを人間関係に見立てて話すので、ふとまきにもわかり易かった。ふとまきも学生時代にこんな風に勉強してれば勉強がもっと面白かったかなと思ったりもする。そして、その時の日本の政党の話もからめ「そこで敵の敵は味方感覚で北と仲良くした政党が、実は敵の敵は味方じゃなくとんでもないって事をしらなかったからこういうことになるんだ」とかぶつぶつぶつぶつ話すのであった。
映画も結局二人で行くことになったが、映画の最中は席を一つくらい空けたほうが映画に集中出来そうだと密かに思っている。

6月3日(木)
話はちょっと長くなるが。
のりまき両親と同居の我が家。のりまき独身の頃はほとんど人の出入りがない家だったようだ。結婚をしてのりまきが家を出て二人でアパートに住んでいるころは結構人を呼んではワイワイと楽しんでいた。さて、同居になり・・・・・・。のり母は「気兼ねなく人を呼びな〜」とは言ってくれていたが、人を呼ぶとなればその日は両親で箱根に泊りに行ってしまう。そうなると、気兼ねなく、とはなかなか行かずに、結局あまり人を呼ぶことがなくなってしまっていた。そうこうして時は経ったが・・・・。。
のり母この春に入院をした。現在は退院したが、その後あまり体調が良くないようで、出るのが好きで毎日のように出かけていた両親が退院後はほとんど家にいることになる。さあ、人を呼ぶとなると出かける両親、今回はどうするのだろうか・・・・・。
ふとまきなりに作戦を練る。
今回は先日から話題の『鉄馬は走りたい』の小牟田氏のお祝い会。
そのあとがきの部分でのりまきのことが書かれているということもあり、両親に本を見てもらえばいいと考えた。作戦の通り、のりまきのことを書いてある部分についてのりまきに「すごいじゃん」と言ったらしい。いつもけなされているので、両親が誉めた事はのりまきも嬉しかったようだ。

まあ、その効あってかは定かではないが、今回はのりまき両親家にいて客人に声をかけていた。

さて、またその時の話になるが、
その場でもネットオークションの話題となる。そして、パソコンをつけて今入札しているものを教えるのりまき。
なんでも古い旅行のパンフレットが集まっているもので、まとめていくら の販売だった。そこにはパンフレットが広げられたし写真がのっているが、一冊づつのコメントはなかった。
のりまきぼやけた冊子達のなかの一つを指し、曰く
「このパンフがシルエットから言って金剛山のっぽいんですよ〜」と。しかも
「自分が持っていない年のものだと思う」
とまで言い張る。
「え〜?そんなんでわかるの?」と言われている。
数日後、無事だかなんだか入札し我が家に品物が届く。
「やっぱり〜!僕の思っていたとおりでした。これでまた金剛山の旅行のパンフが集まりました〜。これでないのが昭和12年と14年?(聞いたのだが定かではない)のだけとなりました。あとひと息です。」
何があとひと息だ。
しかし、ぼやけた写真から金剛山だとわかり、しかも自分の持っていない年のパンフレットとなればのりまきにとっては誉めてもらいたかったのだろう。ここまでくると呆れるばかりである。

このところ、またネットオークション等による金剛山関係の購入による郵便物が多い。
さすがのふとまきも今まではこんなに度々郵送が来ると両親に怒られるのではないかとびくびくしていたが、小牟田氏の本のあとがきのお陰でそれを両親に見せてからはびくびくしなくてもいられるようになった。小牟田さんありがとう。

6月1日(火)
そう言えば、4月からのりまきの職場が移動になったので火曜日と言っても夜食にアンパンが登場しなくなった。3月までの職場では作業所の人たちが手づくりパンの販売に来ていて、アンパンをほとんど毎週買っていた。毎週買うんだから色々なパンを買えばいいものを・・・・・。移動になる1年位前からは「あんぱんまんだ。」と顔を見るなりアンパンを手渡された。その代わりと言ってはなんだが、のりまきはデパ地下が大好きなのである。今度の職場は通勤途中に横浜駅を通過する為、ちょっとより道をすればのりまきが好きな甘いものが並んでいるデパ地下がある。
ふとまきは現在夜食自粛中である。一緒になって夜食を食べていた頃はわざわざふとまきに断わりもなく、ケーキやらエクレア、だんごわらびもちなどなど和洋菓子を買ってきたが最近はふとまきに遠慮してか、いちいち買う前にメールが来る。断わっておくが、ふとまきは自分は夜食を自粛してものりまきが食べるのは勝手だと思っているので、「食べたいなら一人分買って食べて」と言っている。「自分で食べないんだから私は買わないけどね」と。それなのに、一人で買って食べるのは気がひけるのであろう。エクレアなども連絡のつかないときには二つ買い、ふとまきが何か言う前に「あ、今日は二つ買いましたが、ふとまきに食べろと言っているわけではありません。僕の明日の分ですから・・・。」と言い訳をする。

話は逸れたが、昨日は「ちょっと早く仕事が終わったのでデパ地下に寄ります。何か買いたいけど、ご希望はありますか?」とメールが来る。
蒸し暑い日だったのでふとまきもさっぱりした和菓子を食べたいと思った。自粛中でも例外の日もある。「サッパリ系の和菓子希望」と返信する。

「今日はね〜。結局わらびもちにしました。徳島の和菓子屋さんが団子の試食を出していたんですけどそれを食べたらそれが美味しくてね〜。歯ごたえも良くてタレも甘からず辛からず。こんなに美味しい団子を作っているお店ですからわらび餅もさぞ美味しいと思い、今日はいつもとは違う店なんですけどそこでわらび餅を買ってみました。」

夕飯が終わり、わらび餅を食べる。お、おいしい!
するとのりまき
「僕の思ったとおりでした。実はね〜。わらび餅を買った後におばちゃんに『このわらび餅は美味しいよ〜』と言われたんですよ。それもあって期待してたけど大正解でした。いや〜。これで525円ですよ。安いもんです。あ〜おいしい。」
と言う。
「おばちゃんって?お店のおばちゃん?」
「いえいえ。買いに来ていたおばちゃんです。そのおばちゃんは桜、って感じの雰囲気でもなかったから、あ、これは期待できるな〜と想像していたんですよ。どう?ふとまき。美味しいですか」
最後に3切れ残った。
「私はあと一つでいいです。」
とふとまきが言うと
「では、大きいのがふとまきで僕は小さいの2つでいいです。」
と言うのであった。

ところで、話は先週のお祝い会の続きになるが。
結局家で焼き肉をしたので、部屋の中が焼き肉の臭いとなった。まあ、拭き掃除にて臭いが消えたが、のりまきは絨毯の臭いよりも
「え?こんなに臭いってつくんでしたっけ?」と言い
自分の金剛山の本に臭いをつくことだけが心配だったようだ。


5月31日(月)
29日土曜日は知人の出版のお祝い会を行なった。お祝いをしよう!とのりまきと話が決まってから場所やメンバーを考えた。
ふとまきの想像によれば、お祝いをするKさんとのりまきが集うだけでも話の内容には偏りがあると思われたので、多くの人に声をかけることにためらいがあった。古い鉄道の切符 1枚2万円を2万円では高いからと言って二人で1万円ずつ出し合って買うような仲間なのである。あんな小さな紙切れが2万円。興味のない人にとってはたいくつな時間となるだろうと思ったからだ。
・声をかけるのはKさんとのりまきの話しに面白がってくれそうな人・・・・・。
また、だいたいいつもはお店で行なうが、話の内容からいって2〜3時間ではとてもとても話切れないだろうと思ったし、なにやら話す時に本とかの写真とか物品も登場するだろうと思った。また、のりまきは自分の収集した金剛山の資料を見てもらいたかったと思われ、それなら店より我が家で、ということとなった。

とは言ってもふとまきの個人的な思いは、いろいろネットを通して仲間が増えたし、出版をした当人も色々な人が集った方が本の宣伝というのかになるのではないかと思った。内容などもそこからまた広がるかもしれないので、もう少し声をかけたほうがいいのかな〜と思ってはいた・・・・・。
しかし・・・・・・、当日Bさんも言っていたが、今回は少人数で集まった事が正解だったようだ。
当日はそれぞれに用事があるとかで到着の時間がずれていたが。他の人の到着時間が遅れるなどということを気にしている人は誰もいなかった。まず、最初の到着のHさんはのりまきとなにやら?すでに話が始まっており、
「まず乾杯だけでも先にしますか?」
と聞くがそんなことはどうでもいいようだった。
次にたくさんの写真持参でKさんが到着するが、到着するや否や3人で写真に見入り、
「まあ、あとの方の到着がもう少しかかるようですから乾杯しましょう」
と乾杯するが、すればまた目と手はすぐにアルバムに・・・。結局 まず、飲みたかったのはふとまきだけだったようである。
写真を見ながらひとしきり質問やら説明がなされ、
「こんな風に説明してもまたBさんが来たら同じ事話すんだろうな〜」
などと言いながら話をしてくれるKさん。
しかしまあ、熱心に写真を見ること。私も見せてもらうが、せっかくの貴重な写真なのはわかっているが、ようはのりまきのかつて行った場所の旅行の写真であり、似ているな〜。変わり映えしないところなんだな〜と思う程度。失礼な話である。

書けばきりがないが、想像の通り、ふとまきには話の半分も理解が出来なかったが(出版のお祝い会ということであったが、主に話は鉄道と北朝鮮と(含む金剛山)だったかな)、ふとまきは人間ウォッチャーであるので、見ているだけで楽しかった。
のりまきもかなりの変人と思うが、お越しいただいた方も相当な人たちであった(失礼)。
そんな中、1冊1万5千円もする古本が登場する。まあ、そこに載っている人物のバックとして写っている鉄道の写真を1枚見ただけでその鉄道の素材、形、生産国などなどをさらりと言うHさん。また、別の写真では「この写真は戦前のものと書いてありますが、この列車はアメリカ製ですから戦後のものですね」などと事も無げに言ったようである。
のりまきは負けず嫌いなので、普段、だいたいのことにおいて自分より物事知っている人がいないし(いないような環境に自分の身をおくという方が正しいのかもしれない)、いても太刀打ちできると自分で思える範囲のレベルの人なので、この写真で『負けた』と思ってもその他に『勝った』と思うような話を出して、『負けっぱなし』という状況に身を置かないようにしているが、今回はふとまきの見るところ『勝ち目無し』。
まあ、知識というのは勝ち負けと結びつけるものではないのだろうが、してやられた、という様子だった。
今回はそのHさんの事がのりまきの頭の中から離れないようで、会が終わってもしきりに「いや〜、ほんと、あの人すごかったね〜。」
と何度も言うのである・・・。だからといって他の方がすごくない、というわけなのではなく、のりまきのどこかのアンテナに触れてしまったのであろう(人間というのは自分のコンプレックスに触れない部分で事が起こっても平然としていられるが、自分がコンプレックスを持っている部分に触れると平静でいられないようなので、そんなある部分に触れたのであろう)。
 その1万5千円の本の話が出たときにその本はいくらだったのか、という話も出て、
「しかし、奥さんの目に触れるところにそんな本とか収集物を出して置けるなんていいですね〜。」
と言われる。自分の収集する事に興味はなくても、文句を言わずに家に置いておけることに感心してくださり、お互いに好き勝手にやりたいことはやるという印象も持たれたようで「理想の夫婦像だな〜」という言葉も出た。
だいたいは『そんなくだらないものに金かけて』的な事を言われ、隠し持つことになり、オープンになど出来ないらしく、時には勝手に捨てられてしまうこともあるのが一般的なようで、ふとまきにしては誉められているのか何なのかよくわからなかったが、のりまきはそれを素直に受け止め、会が終わって
「いや〜、理想の夫婦だなんて言われちゃいましたね〜。」
などと素直に喜び、
「正直嬉しいです」
と何度か口にしているのである。今回の『理想の夫婦』と言うのは『心置きなく収集出来る』という意味においてであり、少なくとものりまきを誉めているわけではないと思うのはふとまきだけであろうか。

ふとまきは、父が早くに死んだのでなんとも言えないが、良く行き来のある世話になっている伯母の家にも風変わりな伯父がおり、山ほど本を買っては本棚に並べ、本が入りきらないという理由と始発で座って通勤をしたいという理由で一つ下った籠原という駅付近に広い家を買い、「並べるだけで読まないの?」と聞く伯母に
「本と言うのは本に呼ばれて買い、本棚に並べておいて置くとそのうち本の方から『読んでくれ』『読んでくれ』と合図が来るからそのときが来たら読むものなのだ」とわけのわからぬ理屈に『ま、自分の金で買うんだからね〜』と言っていた伯母の影響なのかもしれない。
どうせやるなら徹底的にやった方が面白い。と、その伯母はいつも言う。
「ふとちゃん、のりさんみたいに好奇心旺盛の人はなかなかいないよ〜。やりたいことを好きなようにやらせてあげな」
のりまきは幸せ者である?


5月28日(金)
ご無沙汰です。

のりまきの北朝鮮金剛山への熱はまだ冷めるところを知らない。ネットオークションで絵はがきやら買い続けている。今日も購入した絵はがきが家に届く。
「見せて」と見せてもらう。
「どう?いいでしょ?」と言うのりまき。
旅館の後ろに山がある。まあ、良いとも悪いとも言えないけれど・・・。
「どう?ふとまき、この山覚えている?」
覚えているわけがないでしょう。だいたい山って言ったってごつごつの岩山、右の山も左の山も区別がつかないわい。と思いながら
「覚えているわけないでしょう。私が・・・」
と言うと
「ま、そうでしょうね〜。」
とやけに自慢気に言うのであった。

5月5日(水)
あっという間に子どもの日。のりまきの長い休みも今日でおしまい。静養にこれつとめたようである。
4月の後半で体重を気にするふとまきがいた。(まあ、体重については人生物心ついて以来のふとまきのテーマなのだが・・・・・。)経過は省くとしてそんな体重増加に伴って最近夕飯後に泳ぎに行くことにしている(本当はこういう経過で運動を始めてもいつも長くは続かないのでもう少し続いてから公表するつもりだったのですが)。
昨日は泳ぎは不得意と自他(他とはのりまきの父)共に認めるのりまきがふとまきが仕事から帰ると
「僕の風邪もだいぶ良くなったし、休みの間中家にこもって動いてもいないので、僕もプールに行きます」
と言い出した。驚くふとまき。その後家族4人の夕飯時に
「今日はぼくもふとちゃんと一緒に泳ぎに行って来ます」
と両親に伝える。夜の外出を好まない両親へ伝える必要があるのだ。
市営のプールなので帽子が必要。帽子を購入してプールへ。
別にふとまきは何も言ってないのに
「僕は僕で勝手に歩いたりビート板でも借りてやりますから、ふとまきも勝手にどうぞ」
と言い、ニヤニヤしながらひたすら水の中で歩いている。
「泳いでみなよ」
とは言われたくないのであろう。自分の事は干渉するなと間接的にいいながら、ふとまきの泳ぎは見ているので
「どお?泳ぎ方変?他の人と比べてどこがちがう?」
と聞くが
「そうね〜、まあ、普通に泳いでいると思いますよ。他の人と比べてもたいした違いはないけれども・・・。ただまあゆっくりと泳いでいるというような感じで長く泳ぐのかな〜っていう程度です。」
自分の知っている知識については述べられるが、どうも人間を観察をしてそれを分析するということな苦手なようである。もっともそんなことはのりまきにとってはどうだっていいのである。
少し経つと・・・。何を思ったかのりまきも泳ぎ出す。クロールを自分では言うが、なんとも手の動きが奇妙であり、ふとまきは初めて見た水泳の形であった。「息継ぎが出来なくてね〜」と言うがあの動き方で息継ぎが出来る方が驚きである。
最後に付け加えるが、ふとまきも泳ぎはそう得意ではない。浮力があるぶん、走るよりは楽のような気がしている。


5月3日(月)
のりまき母、無事退院。ふとまきは仕事。のりまき父は母の好きなものばかりを夕飯の時に並べていた。
さて、のりまきのゴールデンウィークは療養だそうである。
「こんなに悪い風邪をひいたのは久しぶりです。」と弱音もはいた。熱も出した。痰もからみがひどく、咳も続いていた。
「結核かもしれません。」
と本気で心配もした。まあ、それでも4月29と5月1日から休んでいるので、かなり回復。結核ではなさそうである。
そんなのりまき、数日前はその体調不良を自分であちこちの掲示板に書き込んだ。まあ、そうすれば皆様より励ましのお言葉やお見舞い?のお言葉を頂くのは当然なのだと思うのだが・・・・・・。
「いや〜、こんなに皆さんに心配して頂けるとは思ってもいませんでした。これじゃあ、本当に連休は療養に専念しなければなりませんね。」
などと言っている。幸せものである。

先ほどのセリフ
「体調はかなり回復してきたんですが・・・・。だるくてね。あと2日でこのだるさがとれるかが心配です。」
だそうである。


4月27日(火)
25日は友人企画のバーベキューだった。のりまきも参加の予定が風邪をひき、ドタキャン。
ふとまきはのりまきを置いて友人たちと楽しく盛り上がる。「しかし、ふとまき同居なんてえらいね〜」と仲間は言ってくれる。「そんなことないよ〜。」と言いながら、ここぞとばかりに愚痴を言う。「それもHPのこの日記に書けばいいのに?」と。
う〜ん。そう言えばここには家族ねたを書かなくなったなぁ。笑えないものもあって、なかなか・・・。のりまきにも
「僕のことは何をどう書いてもかまいませんが、家族のことは出来れば書かないで下さい」と言われている。

が・・・・・・・。最近母が入院で父と関わる事が多くなった。母の存在で隠れていた父の妙な部分が浮上。別の日記帳では最近のりまきより父の登場が多いのがなんだか可笑しい。家族の事も書かずにはいられない。

そんな話のやり取りの中、ある友人に究極の選択を迫られた。
「のりまきさんて父親と母親のどっちに似てるの?」
今でも答えは出ていない。どっちなんだろう。

4月24日(土)
4月なので、勤務の移動などもあり、ふとまきは飲み会が続いた(2連ちゃん。)。昨夜も飲み会で、飲み会が終わってメールすると「おやつがあります。」とのこと。私は太ったことを気にしているが、更に太らせてくれてありがとう、とか思いつつ帰宅。
「ふとまき〜。今日はね〜。高級なエクレアがありますよ。」と言う。
「う〜ん、でも今日もたくさん食べたしさ〜。その高級っていうのが気になるけどね。高級ってさ〜、いくら位なわけ?300万円位?」
と言うと
「いえいえ、150万円。コージ○ーナーです。」
と帰ってくる。なんだ。150円か。と心で思いつつ
「やっぱ今日は辞めとこうかな〜」
と言うと
「そんな〜。せっかく一緒に食べようと思って買ってきたのに。なんでもお店の人が言うにはチョコレートが違うって言うんですよ〜」
「あのさ〜、私が太るの気にしてるの知ってるよね〜」
と言うが
「僕が気にしてないんだからいいじゃないですか。太ったってふとまきはふとまきです。」
う〜ん。まあとにかくお風呂に入る。出てくると
「じゃあ、その高級エクレアを食べましょう〜♪」
エクレアを見るがどんなところが高級なんだかわからない。しかしまあ、飲んだ後の甘いものは美味しく・・・。結局食べる私も私である。
のりまきは自分が誰かの為に買ってきたものを喜んでもらうことが非常に嬉しいのである。一番自分のした事に対して喜んでくれて嬉しいのはやはり両親であろう。

4月21日(水)
のりまきの金剛山熱はまだまだ続いている。最近では金剛山陸路観光に行った人のHPもいくつかあるようで、それを見ては「韓国の人と行ったのか〜」などなどと言っている。決して羨ましがらないところがみそである。私たちの語学力はないに等しいので日本語と韓国語が出来たら、あるいは両方の言葉がしゃべれる人と行ったら、もっともっといろいろなことがわかるだろうに・・・・・。
 金剛山と言えば。資料集めはいまだ熱心だ。発行の年度が違う同じ本でも内容が変わっているかもしれないと購入する。
先日は家から見に行ける古本屋で金剛山関係の在庫があったので『ネットで品物を見た上で自分の持っていないものならば買いたいと思います』と連絡する。するとその本は四国の倉庫にあるので取り寄せますと。
連絡が入り、古本屋に現物を見に行くのりまき。
「あんまり良い物とも思えなかったんですけど、わざわざ取り寄せてくれたので買うことにしました。」
と言い、そこで2冊も買い、まあ、買ったのはいいが、それを見せろというと見せたくないと言う。
文句を言われるような本(値段の割にふとまきには価値がわからないもの)を買ったようだ。

しかし、戦前日本の領土であったこともある金剛山。その後戦争が続き現在は北朝鮮。手に入る資料といっても限りがありそうなので研究には丁度良いと思ったと言うのりまき(資料が膨大で資料を集めきれないような研究はお金も追いつかず、だからこそ金剛山の研究をはじめた、と言っている)。だが、限りはなさそうである。


4月16日(金)
今年度はのりまき職場が変わった。学生を卒業して初めていった場所に戻ったのである。中にはのりまきの事を知っている人もいて・・・。と、いうより、はやり奇天烈なので、知らない人でも噂は聞いたことがある?ようだ。知っている人には「よぉ〜、のりまきさん。今度は静かにな!」と笑いながら言われたようで、どういう意味?(笑)・・・・・。知らぬ人も「あなたがのりまきさんですか。」とか「お噂はかねがね・・・。」などと言われた様子。「中にはさぁ〜。HP見てますなんて奴がいてさぁ〜!どうやって知ったんだろう。」とか言いつつ嬉しそうなのであった。まあ、一度会ったらなかなか忘れないだろうけれど。今日はふとまき出る時間が遅い。「じゃ、今日も頑張るか〜。」と3月までの職場では聞いたことがない言葉を発して出かけて行った。


4月7日(水)
ようやく2003年の金剛山陸路観光でののりまき観察日記終了。最後は間延びしてしまった感じ。

今年の観察日記もむらはありながら、結構まめに更新したので今月よりA。新しいページにする時にはいろいろとリンクをつけたりするので面倒だったりする。こういう手間がだんだんと面倒臭くなってくるとHPも更新が怠ってくる。ふとまきは若い頃は小説家になりたいと思う時期もあり、文を書いて公募ガイドに出した事もあるがすぐに飽きた。HPも初めの頃はかなりはりきっていたが、現在はのりまき観察日記くらいなものである。
その点のりまきはまめである。
あんなに機械音痴であり、ちょっとのことですぐパニックになるのりまきの金剛一万二千峰をちょっとのぞくと眩暈がしそうなほど、迷路のようにリンクがつながっている。これが多分、それぞれののりまきのページにつながっているのであろうから恐れ入る。

そういえば、恐れ入るというところでは、最近のりまきのはやりのネットオークションなどで例えば絵はがきなどで、金剛山のホテルの絵はがき、とかがオークションにかけられたりする。
すると
「あ〜。これかぁ〜。」といってすぐに本棚より本を出し、
「ふとまき。これですよ〜。ね?」
と見せてくる。写真を見ただけでどの本のおおよそ何ページ位に出ていた写真だ!とわかることがふとまきには驚異である。
そして、のりまき系列の人達の間では驚く事はないのだろうが、
「○○の本にはこの写真が××だという説明で載っているけれど、この絵はがきが正しいとするのなら、あの本の説明は嘘だな。」
などと探偵のようにつぶやいているのである。