金剛山日記
(第三巻)


金剛山・万物相の岩峰のひとつ


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2002年
10月20日(日)
のりまき・ふとまきの引っ越しのため、3日ほど金剛山日記が書けませんでしたが、本日より復活です♪
復活と同時に、日記も三巻目に突入であります(^o^)。
18日から今日までに、金剛山関連の記事は少なかったようです。そんな中、金剛山観光代金の支払いを暫定中断するように、韓国野党ハンナラ党は主張しているようです。ここのところの話の流れと、日常のハンナラ党の主張からいっても当然のことでしょう。
また、朝鮮日報では監査院、現代商船の「部分口座調査」を示唆”との、相変わらずのヤミ支援追及シリーズとともに、“訪朝の金潤圭社長が27日ぶり秘密入国”との注目すべき記事がありました。現代峨山の金社長は北朝鮮で27日間もいったい何やってたのでしょう??
ところで、引っ越しの際には昔の荷物も色々出てくるもの……今回も、1992年の北朝鮮旅行の際に集めた資料の一部が出てきました。10年前は本当に高かったんですね〜〜北朝鮮旅行……金剛山に足を伸ばす旅行では、9日間という長い旅行期間であるとはいえ、安いもので約38万円、高いものになると50万を越すという超高値!!し・か・も!!この価格にはビザ代が入っていない!!こう考えると北朝鮮の旅行も少しは安くなったのですね〜〜

10月21日(月)
さてはて……拉致の後は核疑惑……次はいったい何やらかしてくれるのでしょうか??北朝鮮……
朝鮮日報の記事では、金大中政権のいわゆる“太陽政策”の目玉である金剛山観光を
政府の姿勢、到底理解できない
金潤圭の奇怪な振る舞い
のように叩いています。北朝鮮の奇怪なる実態がこれから次々と明らかになっていく可能性が高く、これからいったい金剛山観光はどうなるのでしょう?いや、そんなことよりアメリカと北朝鮮の緊張…大丈夫かなあ……万一戦争になってしまったら、日本もやけどする可能性が高いと思います……心配です。
今日は東亜日報の記事で“ヤミ支援”関連の記事がありました

10月22日(火)
北が騒がしさを増している中、韓国の大統領選挙が迫っています。
朝鮮日報によれば、李会昌候補や鄭夢準候補はこんなこと言っています。この調子では、金剛山陸路観光にまたしても暗雲です。
また、北朝鮮から隠密帰国ないしヤミ帰国したとも揶揄された、現代峨山の金社長の追及も続けています
さて、現在開催中の南北閣僚会議が、北朝鮮の核開発の取りあげ方をめぐる対立から決裂するかも……との話も出て来ているようです……どうなりますやら……

10月23日(水)
ピョンヤンで行われていた第8回南北閣僚会議が、なんとか妥協にこぎつけたら、ヤミ支援問題がまた出てきたようですこの件の詳細はこのような話らしいです中央日報もこのように報じています
金剛山関連のニュースとしては、今年の春より行われている、韓国政府の“金剛山観光補助金”を、来年どうするかでもめ始めているようです。
また、南北閣僚会議では東海線と京義線の鉄道連結の推進と、金剛山に離散家族面会所を早期に建設することなども合意されたようです。
ところで今朝、金剛山から帰ったばかりの方より最新の金剛山情報を伺いました。金剛山地区の台風の被害は甚大であったようで、今でもかなりの影響が残っているようです。

10月24日(木)
金剛山旅行から帰ってこられた方によると、韓国側からの金剛山陸路観光が実現したら、観光客が大きく増えるとの皮算用がなされているようです。ただ、来年度の金剛山観光補助金の行方に、にわかに暗雲がたちこめて来ました(朝鮮日報中央日報)。
この調子では、南北交渉の成り行き次第では、また金剛山観光存続のピンチが取り沙汰されるようになるでしょう。この中央日報の記事によれば、先日の台風の被害や、昨今の北朝鮮核疑惑の影響もあって金剛山観光客の数も伸び悩んでいるみたいですし……
また、朝鮮日報では相変わらずこんな記事が出ています。かねてから根強い噂があった話ではありますが、このありさまでは北朝鮮に対する“ヤミ支援”は、現代グループと韓国政府の専売特許というわけでもなさそうです。

10月25日(金)
昨今の北朝鮮のお騒がせぶりにもにもかかわらず、今の韓国政府はは北朝鮮支援を続けるようであります中央日報の記事によれば、あくまで東海線(韓国側から金剛山を通る路線)の臨時道路は11月末までに連結する予定のようです。また、朝鮮日報にはこのような気になる記事が載っていました。金剛山観光代金が兵器に化けるという話は、根強いものがあるようです。
金剛山観光補助金カットの動きに対抗して……なのでしょうか。北朝鮮政府が金剛山地区を特区に指定する話が、現代側から流れているようです。この話もかなり以前から囁かれている話ですね。
ところで、一昨日・昨日の日記でも触れたように、この10月金剛山に行かれた方から、現在の金剛山についての興味深い話を伺うことができました。
詳しくは『2002年10月の金剛山』にて紹介したいと思いますが、ここで金剛山観光の状況について簡単に触れたいと思います。
正式に確認した情報ではない未確認情報ですが、現在海金剛観光は中止になっているようです。また、これもやはり未確認情報ですが、万物相観光も縮小ないし中断しているようです。中止ないし縮小の理由は先日の台風15号(8月31〜9月1日 朝鮮半島直撃)の被害によるものらしいです。その他ホテル海金剛から温井閣に向かう道路と、温井閣から現代の建てた金剛山温泉に向かう道路にあった橋が台風の影響で流されて、仮設橋が作られているようです。
海金剛観光が行われない代わりに、南北間の各種会議や離散家族の再会で話題になっている、北朝鮮の建てた金剛山旅館の見学が行われているとのことです。

10月26日(土)
今日は金剛山関連の資料集めをするために、白山の本屋さん・神保町のレインボー通商さん・同じく神保町の三中堂などを歩き回りました。驚いたのが白山の本屋さんとレインボー通商さん。のりまきは朝鮮通信社の出している北朝鮮マスコミの報道をまとめた小冊子、月間論調の最近の巻を購入しようと思ったところ、ほとんど売れてしまっているではありませんか!これまでは結構在庫が残っていたのですが……また、レインボー通商さんでは最近マスコミで話題となった北朝鮮の電話帳コピーを3万5千円で販売しているのですが、もう一冊しか残っていないそうです。3万5千円の本が良く売れるとは、昨今の北朝鮮ブーム(?)はなかなかすごいものがありますね〜〜
また、レインボー通商さんでは北朝鮮の教科書を売っていましたが、凄まじい紙質の教科書で一見の価値ありです!!もう、わら半紙とかごわごわしたトイレットペーパーなんて水準じゃありません!!正直あんなにひどい紙は今まで見たことありません。
ちなみに教科書は高等学校レベルのものらしく、のりまきが一番内容を判断しやすい生物の教科書には、細胞分裂に伴う遺伝子の話とかカエルの卵の“発生”といった、日本の教科書でもお馴染の内容らしきものが並んでいて、決してレベルは低くなさそうでした。進化の説明コーナーには、古生代前半に繁栄した『ウミサソリ』まで紹介されていて、のりまきが習った高等学校の生物よりも『詰め込み教育』の一面が感じられるくらいでした。

10月28日(月)
ここ一両日は金剛山関連の記事は一段落のようで、朝鮮日報のこの記事くらいしか見当たりません。
ところで、このところ金剛山観光開発年表を付け足す作業をしていますが、最近あまりにも色々なことがあってなかなか大変であります。本当に一寸先は闇……来年の今ごろ、金剛山観光はいったいどうなっているでしょうか?

10月31日(木)
北朝鮮関連ではここのところ様々なことが起こっていますが、金剛山観光開発はまだまだ“推進”したい動きも強そうです。韓国と金剛山地区とを11月末までに陸路で繋ぐ計画も、今のところは進んでいるようです。年末までに陸路を通って金剛山に離散家族再会をしに韓国側家族が向かう計画があるのですか……成功するかな??アメリカは今のところ南北の鉄道・道路連結にはかなり懐疑的なようですし……折りしも本日からまた金剛山で南北赤十字の実務会談が始まるそうです。
また、朝鮮日報は相変わらずヤミ支援問題で頑張っているようです。
「現代商船、産銀からの貸出記載せず」
現代商船、公正委調査でも「4900億」隠蔽
「4900億送金疑惑」監査の延期を検討

11月1日(金)
今年中にもう一回、離散家族の再会が金剛山で行われるかもしれません。また離散家族の面会所の建設についても話がまとまりつつあるようです。離散家族の面会所の建設場所は、記事を読む限り温井閣から見えるこの集落のことでしょうか?
《追記》離散家族面会所の建設場所については、こんな写真が紹介されていましたが……これではどこだかよくわかりませんね……

11月3日(日)
今日は金剛山とは直接関係がありませんが、韓国側から開城への陸路観光開始の話が出ているようですね。その一方、2日まで金剛山で行われていた南北赤十字実務会談が決裂し、次回の南北離散家族再会も離散家族面会所の建設も不透明になったそうです。(こんな漫画がありました)。金剛山陸路観光も開城観光も、本当に実現するのかどうか注目であります。のりまきは金剛山陸路観光が実現したら、陸路で金剛山に向かう計画を検討したいと思います。
また東亜日報の記事には、また新たな対北朝鮮ヤミ支援問題が取り上げられています。社説もあります。

11月4日(月)
今日、『たけしのTVタックル』というテレビ番組のインタビューを受けてきました。なんでも番組の構成上、“わりと危険と言われている国に旅行に行く方” を探していて、何故だかのりまきに白羽の矢が立ったというわけです。インタビューを受けるに当たって一応“選考”なるものもあったようなのですが……のりまきは選考を突破したわけなのでしょうか??予想通りとはいえ北朝鮮のことを多く聞かれまして、のりまき・ふとまきのホームページで紹介している北朝鮮グッズや写真も撮影されました。カメラの前に立つと結構意識をしてしまって緊張するものなのですね……なかなか思ったように頭が回転してくれませんでした。いったいどんな番組になるのやら……11月25日がオンエアとのことですが、正直不安です。
撮影をしていた人のうち一人は、今年取材で北朝鮮に行ったといいます。故金日成主席の眠る“錦繍山記念宮殿”も訪問したそうです。マスコミの人も色々と大変そうな感じはしました。
さて、金剛山関連のニュースですが、南北の赤十字実務会談の決裂した経過はこんな感じだったようです。それにしても築40年を過ぎた金剛山旅館の改修を、今年中に離散家族再会が出来ない原因にしていることもおかしいですが、いわゆる“面会所”設置のために住民を既に移動させているとは何事でしょうか!金剛山は東京やソウルやピョンヤンではありません。住民を追い出さなくともその気になれば土地はいくらでもあります。先ごろの新義州の経済特区の話でも住民を移住させる話が簡単に出てきましたが、こんなことが許されて良いのでしょうか?韓国側も真剣に考えた方が良いと思います。
ちなみに例によって金剛山旅館を出る韓国代表の写真もありました。そして今回の会談決裂について、北朝鮮はこう言っているようです。
《追記》北朝鮮がロシアから最新型レーダーを購入したとの話、前にもたしかありましたね〜〜お金の出所が金剛山観光という話もよくありがちの話……

11月6日(水)
金剛山に北朝鮮コンビニ一号店が出来るそうです。もちろん金剛山観光客専用で、北朝鮮の人たちには無用のものです。(中央日報朝鮮日報)。金剛山観光の際、確かに『コンビニがあったら良いな〜〜』、と思うことはあります。それは九竜の滝コース・万物相コースに出発する前に、お菓子や飲み物や雨具などを購入する適当な場所が今現在、金剛山にはないので、コンビニがあれば利用する人は多いとは思います。しかし今月中のオープンということは、11月末までに工事完了する予定である韓国側と金剛山地区を結ぶ道路が予定通りに完成して、また陸路を通っての観光客受け入れをする問題もクリアできて、金剛山観光客が激増する事態を見越してのことだと思います。
皮算用によれば観光客は5倍になるとのこと……確かに束草あたりから金剛山の日帰り観光も出来るでしょうし、まがりなりにも一般人が軍事境界線を跨いで移動することが出来るようになるとしたら、その意義は少なくないと思います。5倍とは大きく見積もりすぎとは思いますが、観光客はそれなりに増えると思います。
ところで…いよいよ韓国は大統領選挙が行われます。最近の流れを見ると、どうやらハンナラ党の李会昌氏が優勢のようです。李会昌氏はかねてから金剛山観光に厳しい見方をしています。選挙は12月19日に行われ、2月には大統領が交代します。李会昌氏が大統領になったとしたら、金剛山観光を継続するのはかなり厳しいことになると思われます。
すると、もし今度の12月から金剛山陸路観光が実現したとしても、すぐにダメになってしまう可能性も高いと思います。ここ数日、のりまきはまた金剛山行きたい病になっておりまする(笑)。もし陸路観光が始まったら、出来るだけ早く、束草から日帰り金剛山観光に出かけられないか……ともくろんでおります(大笑)。
今日はまた、“遥かなる国朝鮮民主主義人民共和国”にリンクをして下さっている方を少し調べてみました。思った以上にリンクしていただいているようで、ありがとうございます_(._.)_皆さんの感想も読めて、大変に嬉しかったです。励みになります!!ところで東奥日報という青森の新聞社からもリンクをしていただいていたようです。恐縮でありまする……まだまだ作成途中のページですが、今後とも充実を図っていきたいと思います。

11月8日(金)
南北離散家族再会の、北朝鮮側の事情についての新しい記事がありました。先日の記事だと統制が厳しすぎて参加者が集まらないとのことでしたが、今回は経済的理由で希望者が多いとの内容です。どちらが正しいのでしょうかね?
ところで、現地から金剛山陸路観光についての情報が入ってきました。情報によると、陸路観光用の出入国関係の施設が現在韓国側で建設が進んでいるそうです。日帰り観光などの観光商品も企画されているようですが、まだ具体的には決まっていないとのことです。

11月10日(日)
今年中に金剛山観光客が50万人を突破するそうです。これまで外国人が1123人、金剛山観光に行ったそうですね〜〜のりまき・ふとまきもしっかり入っていることでしょう(^o^)。
ところで束草のローカル放送は、最近金剛山陸路観光の話題でもちきりとのことです。出入国管理事務所は建設中といいますし…もし、陸路観光が実現しなかったらどうするのでしょう?

11月11日(月)
金剛山陸路観光は本当に実現するのでしょうか?先日のニュースによれば一応11月中には陸路が繋がるらしいのですが、はっきりとした続報はありません。このところの流れを見ると、核問題やら拉致問題やらを抱えていながら、南北関係の進展を図る無理も目立っています。実際に陸路が繋がって、陸路観光が始まることになった時、様々な問題が噴出してくる可能性が高いでしょう。
韓国の大統領選挙は12月19日です。分裂していては李会昌候補に勝ち目がないことが見えてきた盧武鉉候補と鄭夢準候補は、候補統一を図ることにしたそうです。もし盧候補と鄭候補の統一が成功して、李候補との一騎打ちとなったらかなりの接戦が予想されます。次の大統領が誰がなるにしても、金大中大統領よりも北朝鮮に厳しい姿勢をとるとは思います。ただ、李会昌氏が当選すれば金剛山観光の行く末も厳しいでしょうが、盧武鉉氏にしても鄭夢準氏にしても金剛山観光を中止させることまではしなさそう見えます。
金剛山陸路観光の開始は、韓国にしても北朝鮮にしても大きな政治的な決断を要すことです。特に大統領選挙を目の前にした韓国でその決断ができるのでしょうか?それとも金剛山観光推進に一番熱心な、金大中氏が大統領であるうちに陸路観光の既成事実を作ろうとするのでしょうか?
のりまきは一応、12月の大統領選挙前後ないし2月の後半あたりに韓国に行ける日程を組もうと思っています。もちろん金剛山陸路観光が実現したら、韓国から陸路で金剛山を目指したいと思っています。

11月13日(水)
金剛山観光客が、観光開始以来約4年で50万人を突破したそうです。また、もうすぐ非武装地帯の地雷は除去される見込みのようでもあります。ただ、やっぱり一筋縄ではいかない事情もありそうです。金剛山陸路観光は一体どうなるでしょうか?
ところでのりまきはここ数日『金剛山とは』の、内金剛・外金剛・新金剛の説明を作っていました。内金剛と外金剛の説明の中で、のりまきの持っている地図の中で金剛山地区の一番良い地図である、財団法人金剛山協会が作った1939年の地図と、のりまきが持つ北朝鮮が作った地図で金剛山地区の最も詳しい地図、1995年の朝鮮観光地図帖を較べてみたのですが、結構興味深いことが見えてきました。
まず、朝鮮総督府鉄道局直営のホテルであった外金剛山荘の場所に金剛山旅館が、そして同じく鉄道局直営ホテルであった内金剛山荘の場所に、内金剛休養所が建てられているらしいことがわかりました。
そして現在の温井里は1939年当時、養珍里と呼ばれていたことがわかりました。そこから先が問題なのですが、1939年の温井里の集落は、1995年にはなくなってしまっています。1939年当時の温井里は、現在金剛山旅館や金剛山革命事績館といった建物があるあたりです。この7月にのりまきが行った時の印象では、木立の中、瀟洒な保養所のような建物が並ぶ地区で、民家とかがありそうな場所ではありませんでした。1939年の温井里は地図を見る限り、郵便局などもある集落です。これはいったいどうしたことでしょうか??確証は持てませんが、北朝鮮の政府高官や労働党の幹部などが使う施設建設のために、旧温井里に住んでいた住民は追い出されたのではないでしょうか?つい最近も、南北離散家族の面会所建設のために、温井里のチョボという名の集落は移転させられたといいます(11月4日の日記を参照)。北朝鮮統治下の金剛山がどのような変遷を辿ってきたのか……深い謎ですが、のりまきはにわかに興味が湧いてきました。まずこの50年あまりの間で、旧温井里はいったいどうなったのか??じっくり調べていきたいと思います。
そして、旧温井里以外にも金剛山地区でなくなってしまっている可能性がある集落がいくつかあります。本当になくなっているかどうか今のところ検証の術がないですし、金剛山は軍事境界線近くなので、軍事上の理由でやむを得ず無くなった集落もあるかとは思いますが、今後調べていきたいと思います。

11月14日(木)
金剛山陸路観光がいつ始まるかですが、地雷除去の後に道路・鉄道の連結となるわけですから、まずとにかく金剛山地区の南北間の道路連結はいつ頃になるのでしょうか?それともなかなか連結には至らないのでしょうか?そして道路が繋がったとしても、金剛山観光客の出入国手続きの仕方などでもめそうです。本当にいつ金剛山陸路観光が始まるでしょうか??

11月15日(金)
今日はこんな記事がありました。この記事によれば、鄭夢憲・現代峨山会長の強要で4000億ドルの資金が供与されたということなのでしょう。また、北朝鮮への重油供与が中止されることにより、ここのところ比較的良好であった南北関係にどのような影響が出てくるか見えなくなっているようです。18日から20日にかけて金剛山で行われる会議が注目されるところです。まあ、その会議の雰囲気で金剛山陸路観光の開始がされるかどうか、少しは見えてくると思います。
追記:このような記事見つけました。やはり12月に陸路で金剛山へ行くのは難しいかな?

11月17日(土)
軍事境界線まで、南北ともにあと100メートルまで迫ったところで、一週間以上地雷除去の作業が中断してしまっているようです(朝鮮日報中央日報)。当然のことながら今月末に予定されていた東海線の臨時道路連結の日程に狂いがでてくるようです。着工はしたものの、順調にいくことはないだろうと予測はしていましたが(笑)。ここしばらく実際に陸路が繋がるかどうか、予断を許さない状況が続きそうです。
ところで韓国大統領選挙は、盧武鉉氏・鄭夢準氏の候補一本化を行う方向になったそうです。李会昌氏の優勢が伝えられる中、盧武鉉氏と鄭夢準氏がともに大統領選に出たところで負けることが見えていましたから、まあ仕方ない決断なのでしょう。実際に候補一本化が出来るかどうかはまだ良くわかりませんが、大統領選は面白くなってきました。李会昌氏が大統領にならなければ、今後もしばらく金剛山観光が続くのではないでしょうか?

11月18日(月)
今日は金剛山観光が始まって4周年であります。折りしも金剛山陸路観光についても話し合われる実務会談が金剛山で始まりました。例によって金剛山へは束草より雪峰号にてお出かけです。
ところで陸路の鉄道・道路連結については、やはりアメリカはいい顔をしていないようです。会議の結果が注目されますが、アメリカ側の態度にも目が離せません。いずれにしても、今のところ12月になれば金剛山へ陸路で行けるようになるという当初計画には変更はなさそうです。
ところで、朝鮮日報は久しぶりに対北朝鮮ヤミ支援問題を取り上げています。社説力の入ったコラムがありました。大統領選挙も近いですので、今後どうなりますやら……

11月19日(火)
南北の鉄道・道路連結についての話し合いは結構上手くいっているみたいです。地雷除去工事も近く再開されることとなり、金剛山までの陸路は11月末には完成するようです。このところもめていた軍事境界線近くの地雷除去についての監視団問題については、アメリカ側が韓国国内の反発を考慮して譲歩したようです(中央日報の記事はこちら)。また、今週中に北朝鮮当局が金剛山地区を観光特区に指定する話が持ち上がってきました。これから金剛山陸路観光についての具体的な話も出てくるでしょう。

11月20日(水)
金剛山観光4周年記念式の写真がありました。そういえばのりまきは温泉場のところに記念植樹の松が植えられていたことを思い出しましたが、この写真によると今回の記念植樹の場所は温井閣の前のようです。
そしていよいよ南北間の臨時道路連結の話が煮詰まりつつあるようです。
南北、海上航路の開設を合意
南北、東海線・京義線の共同測量で合意
26日から東海線の共同測量実施へ
これらの記事によれば、来週の26日・27日に南北間の道路連結場所の共同測量を行い、それと前後して道路開通の日時が決定されるそうです。また、実際にどのように道路が使われるかについてもかなり話がされているような感じです。
ここまでの南北間の鉄道・道路の連結についての経過を見ると、このところ国際問題として大いにクローズアップされてしまっている拉致問題や核問題や食糧危機などの大問題を抱えている北朝鮮なのですが、日本やアメリカなどの懸念をよそに韓国は北朝鮮との関係強化に突き進んでいる感じです。また北朝鮮側も、アメリカや日本などからの日に日に強まる風当たりと南北の鉄道・道路連結をリンクさせることなく進んでいるようです。
南北間の鉄道・道路の連結はロシアが熱望しているそうです。これまで北朝鮮国内でも連結について軍部などの反発があったと伝えられていますが、北朝鮮政府としてはロシアの意向などもあって今回は連結に踏み切ることにしたのでしょうか?
それにしても韓国政府の積極姿勢の背景はどうなのでしょうか……やはり金大中政権の太陽政策の集大成にしたいとの意向があるのでしょうか?また、なんだかんだいっても北朝鮮との関係を断ち切れない韓国側の苦渋の決断なのでしょうか?とにかく韓国駐留のアメリカ軍の反対を押し切ってまでも進めている鉄道・道路の連結で、いったいどのくらいの成果が挙がるでしょうか。
また、今日は北朝鮮ヤミ支援問題の続報もありました。
追記:朝鮮新報にこのような興味深い記事がありました。物事やっぱり色々な立場の考え方があるのですね……

11月21日(木)
道路・鉄道連結についての話し合いは一応決着したようですが、まだ北朝鮮側はアメリカに対して文句言っているようです。
次のヤマは来週前半に迫った共同測量と、その前後に行われるという臨時道路開通日の発表日あたりになりそうです。なにが起こって何が起こらないのか……注目したいと思います。

11月22日(金)
大詰めに来て中断していた地雷除去の作業が来週早々にも再開されるようです(中央日報の記事はこちら)。
目新しいところといえば、総連系の朝鮮新報に金剛山観光の記事がありました。これによると少なくとも10月25日頃は、やはり台風15号の影響で万物相コースと海金剛コースの観光が中止されていたようです。
ところで、民団の方には金剛山観光旅行記の記事があります(2000年版:)(2001年版:)。比較してみるとなかなか面白いです。朝鮮新報の記事には続編があるようですから、期待して待っていましょう(笑)。
そして、ようやく盧武鉉氏と鄭夢準氏の候補一本化の話し合いにけりがついたようです。どうやら一本化はなされるようですので、12月19日の大統領選挙が楽しみになってきました。それにしても盧武鉉氏と鄭夢準氏のどちらに一本化されるのだろう??

11月24日(日)
ここに来て南北の道路・鉄道連結のための地雷除去について、南北間の意見対立が再び激化して、今年中の金剛山陸路観光開始が困難になりつつあるようです。先日決まった共同測量の話もお流れになりました。(中央日報朝鮮日報)。つい数日前までは交渉妥結と見られていたのですが、いかにも南北対話らしい話の成り行きです。そして上手くいかないな〜と思っていると、突如話が進み出すことがあるのでやっかいであります。
いずれにしても、今年中の金剛山陸路観光は工事の時間的制約もあって難しそうです。最終結論を出すのは数日後にしますが、のりまきが金剛山陸路観光を目指すのは来年のことになりそうです。旅行フリークのりまきとしては、軍事境界線を陸路で越えることが出来るということだけでもワクワクします……とにかく遅れてもいいから金剛山陸路観光が実現することを願います。

11月25日(月)
地雷除去問題についての南北対立の記事が東亜日報にもありました。かなり詳しい内容でお薦めです。お怒りモードの社説もなかなかの出来です。たしかに地雷除去の作業を検証する監視団の名簿を間接的に国連軍に知らせることで、いったん丸く収まりそうに見えた話を、突如として蒸し返してきた今回の北朝鮮側の態度は、どこまで南北間の鉄道・道路の連結を真剣に考えているのか……大きな疑問です。ただ、ここに来て、26日と27日に予定されていた東海線の共同測量は行うことになったようです(中央日報の記事はこちら)。
そんなこんなの中に飛び込んできた北朝鮮当局の金剛山観光地区指定の話はびっくりです。
《中央日報》
北朝鮮、金剛山観光特区を指定
【解説】金剛山特区法の意味と内容
《朝鮮日報》
北、金剛山を観光特区に指定
北、金剛山観光特区に初指定
中央日報と朝鮮日報の内容には若干違いがありますが、より詳しい朝鮮日報の記事を参考にすると、まず10月23日に江原道高城(固城)郡の高城(固城)邑、温井里、城北里の一部と三日浦、海金剛地域、そして通川郡の一部を観光地区に指定して、続いて11月13日に金剛山観光地区内では韓国人や海外同胞(在日韓国・朝鮮人など)、そして外国人も観光旅行業などの投資を自由に行うことができるようになり、また観光地区内は観光客が自由に車や徒歩で観光が出来るようにするなどといった内容の「金剛山観光地区法」を採択したとのことです。
これは独自の行政権限を持つという画期的な内容で先日指定されたものの、トラブル続きで進展が見られない新義州の経済特区とは異なり、行政権はあくまで北朝鮮側が握っているようですが、韓国人が金剛山観光地区の管理機関の構成員になれるとの内容も含まれているそうです。
とにかく、のりまきは正直びっくりです。ここ2年ほど指定が待ち望まれた金剛山観光特区がついに指定されたこともびっくりですが、発表が金剛山陸路観光の開始が暗礁に乗り上げた直後であることがまず不思議です。だいたい10月13日と11月13日に決定されていた法をどうしてこんなに遅くになって発表したのでしょうか?南北の鉄道・道路連結事業の躓きで厳しくなった北に対する韓国国内の視線を和らげる意図でもあるのでしょうか?
そして今回指定された観光地区に通川郡の一部が入っているようなのに、金剛郡が入っていないことも興味があります。通川郡には玄武岩の見事な柱状節理が並ぶ叢石亭があります。今回観光地区にされたのはたぶんその叢石亭のことでしょう。今現在、叢石亭の観光は行われていません。金剛郡にある内金剛は今回の指定からは漏れています。これは北側の観光地として開放する予定の順番に関係があるのでしょうか?
また、「金剛山観光地区法」によれば、のりまきも金剛山観光に投資できるのですね〜〜温泉事業にでも投資しようかしら(笑)。そして何といっても問題は『観光地区内は観光客が自由に車や徒歩で観光が出来るようにする』のくだりです。これは本当なのでしょうか?いくら観光特区とは言っても、実際に北朝鮮で自由に歩き回って観光が出来るようになるのでしょうか?
さて、韓国の大統領候補は盧武鉉氏と李会昌氏の激突となりそうです。経歴といい政治姿勢といい対照的な二人は、対北朝鮮政策でも大きな開きがあります。僅差の激戦になると見られている今回の大統領選の結果は、金剛山観光の行方に大きく影響するのは必至です。どうなりますやら……
追記:結局TVタックル、のりまきは出ませんでしたね〜〜せっかく六本木までインタビューを受けに行ったので正直残念ですが、金剛山のことを取り上げていた番組ではなく、インタビュー受けていてもなんとなく『畑違いかな〜』と思っていたので、少しほっとしてもいます。これからも地道にやっていきます(^o^)。

11月26日(火)
今日から東海線の南北鉄道・道路連結の南北共同測量が行われています。測量は明日までの予定で、一日置いて29日と30日には京義線(平釜線)側でも共同測量が行われる予定です。この記事によれば今日の作業も順調そうです。
南北の鉄道・道路連結のための地雷除去が中断している問題で、アメリカ側からの発言がありました。まあ、今回の経過を考えれば、アメリカの立場とすれば当然の意見でしょう。確かに地雷が除去された地域が非武装地帯内に出来たら、有事の際には格好の進撃路になりますね。ただ、これまでの成り行きから見て、北朝鮮側が鉄道・道路のための地雷除去と韓国側への侵入路をリンクして考えていた可能性はあるかとは思いますが、これが主目的で鉄道・道路の連結に合意したとも考えにくいです。しかし北朝鮮がどこまで本気で南北の鉄道・道路連結を願っているのかはいまいちはっきりしません。
あと、朝鮮日報の昨晩のこの記事を見落としていました。のりまきは、北朝鮮はこれから大統領選挙の韓国に対して、『金剛山観光を始めとした南北交流の継続』を今後とも継続する候補(はっきりいうと盧武鉉氏)の後押しをするように色々と働きかけていくことと思います。金剛山がいわゆる観光特区に指定されたこともそうですし、地雷除去の問題でも、これから手を変え品を変え韓国側を揺さぶっていくのでしょう。
そして朝鮮新報も南北鉄道連結のルポがあります。やはり読んでみると興味深いです。久しぶりに世界新報の記事も取り上げてみます。この地雷除去作業の中断記事も、金剛山観光特区設定の記事もわかりやすくて良いと思います。

11月27日(水)
明日から地雷除去作業が再開されるそうです。結局、もめにもめた検証作業は棚上げにして、地雷除去を先に進めることになったようです。工事が順調に行けば今年中に金剛山への陸路が開けるようですが、あくまで地雷除去の検証は棚上げにされただけなので、地雷除去が終わったところでまたもめる可能性も高く、ひょっとしたら地雷除去についての相互検証無しで次の段階へと進むことになるのかもしれません(中央日報の記事はこちら)。
いずれにしても地雷除去は12月10日までに終了の見込みとのことですから、どんなに早くても大統領選挙前に金剛山陸路観光が始まることななさそうです。これまでの流れからいって、金剛山陸路観光が始まるのは年明けになりそうです。ただ、新大統領が李会昌氏になった場合はどうなるかわかりません。
北朝鮮は今度、開城に建設予定の『開城工業団地』を経済特区に指定したそうです。これで北朝鮮を四角形とみなすと、その4つの頂点すべてが経済特区になったわけです。それぞれ羅津ー先峰(羅先)経済特区・新義州経済特区・金剛山観光特区・開城工業特区というわけですが、今度の開城の特区は南北の陸路交通が始まらないとほとんど意味を為さない特区なので、陸路の開通についての北朝鮮側の意向が注目されます。ただ、他の特区の現状を見ると、北朝鮮当局がしっかりとした見通しを立てて特区の指定や運営をしているとはとても思えず、正直行き当たりばったりの印象です。ひょっとすると北朝鮮当局は鉄道・道路の連結についても意向などといったものは無く、行き当たりばったりなのかも知れません。
あと本日の注目は、朝鮮新報に『金剛山観光地区』についての説明がありました。さすがわかりやすいですね〜〜

11月28日(木)
ついにここまで来たか……といった印象です。12月5日に金剛山へ陸路で初めて現代峨山関係者が向かい、11日には金剛山陸路試験観光が始まるとのことです。試験観光を適当な数実施したら、いよいよ陸路観光が本格実施となる予定であるようです。試験観光に私たちが行くことは大変に困難だと思いますので、本格実施になったら行ってみたいと思います。そして半分は予想していたのですが、地雷がたくさん埋まっている非武装地帯を今のままの未舗装の道路を夜通過することは危険なのでしょう……金剛山日帰り観光はちょっと難しいようで、1泊2日で観光は実施されるようです。折りしも今日から非武装地帯の地雷除去が再開されました
ただ、国連軍司令部代表はこんなことを言っています。陸路観光に大きく関係する南北間の対話でも、このように上手くいっていない面も出て来ています。どうもこれからも金剛山陸路観光開始までに紆余曲折がありそうです。楽観するのはまだ早いようです。

11月29日(金)
昨日の記事で見落としがありました。これを読むと南北間の鉄道・道路連結が近そうな印象を受けます。また今日は京義線(平釜線)の測量も行われました。しかし今日の注目記事はやはりこれでしょう。この記事から国連軍としては、軍事境界線を越える行為には国連軍の事前承認が必要との見解を崩さない決意であることがわかります。これは北朝鮮側の考え方と真っ向から対立するもので、昨日の金剛山陸路観光開始に向けてのシナリオに大きな壁が立ちはだかったことになります。
国連軍(事実上アメリカ)の方とすれば、停戦協定の原則を守るということもさることながら、今は大統領選挙の真っ只中なので、南北間の鉄道・道路の連結や金剛山陸路観光の開始などは、新大統領が決まるまで決定を延ばしてもらいたいとの意向が働いているような気がします。現在の金大中大統領を始めとする韓国政府は、出来ることなら南北鉄道・道路の連結という“既成事実”を、12月19日の大統領選挙までに少しでも作りたいとの思いがあるでしょう。そして北朝鮮側とすれば、韓国大統領選で李会昌氏の当選を阻止したいでしょうから、『南北鉄道・道路の連結や金剛山陸路観光を妨害する、アメリカや李会昌一味』などといった宣伝を効果的に行うことでしょう。
すると金剛山陸路観光の行方は、当面大統領選に深く関っていくであろうことが予想されます。東海線・京義線(平釜線)の鉄道・道路連結のうち、大統領選挙の日までに目に見える形で結果が出る可能性があるのは、東海線の臨時道路開通に伴う金剛山陸路観光だけです。関係者それぞれの思惑が絡み合って、ここしばらく金剛山陸路観光の実施の行方に目が離せない状況が続きそうです。

12月1日(日)
金剛山陸路観光の実施にあたって、国連軍と韓国側の非武装地帯通過方法についての話し合いがついたようです中央日報の記事はこちら)。のりまきが読む限り、だいたいにおいて穏当な内容かと思います。ただし北朝鮮側がこの案を飲むかどうかはまだ不明確です。金剛山陸路観光の話はそれなりに進んでいるようですね……それにしても今年の金剛山観光の経過を見ると、韓国側の執念を感じます。金剛山観光は陸路観光成功で、2002年の“有終の美”を飾れるでしょうか?
そして金剛山観光や北朝鮮ヤミ支援で大きく傷ついた現代グループについての記事もありました(朝鮮日報東亜日報)。現代グループはなかなか大変そうであります。
また、また、統一教会系の世界日報にはこのような興味深い記事がありました。日本のマスコミは不当に軽視していると思うのですが、ロシアは南北間の鉄道・道路の連結についてのもう一方の当事者であり、金剛山陸路観光などの進展が意外とスムーズな理由の一つに、ロシアの積極的な姿勢があるのだと思います。

12月2日(月)
いよいよ金剛山陸路観光開始が見えてきたようです。正直まだ半分信じられません(中央日報朝鮮日報)。とにもかくにも軍事境界線を陸路で越える金剛山陸路観光は12月11日から始まるようです。
記事をよく読むとわかることがいくつかあります。まず、なぜ当面陸路観光が3日に1回なのかというと、金剛山へ向かう観光船、雪峰号は現在月に20回のペースで運行されていますが、この運行スケジュールだと雪峰号は3日のうち2日は金剛山、そして1日は束草で夜を過ごすことになります。また2日間の金剛山停泊日には雪峰号は金剛山観光客の宿泊場所にもなっています。そして雪峰号宿泊者と同一スケジュールでホテル海金剛にも宿泊者がいる形になっています。言い換えると今現在、ホテル海金剛も3日のうち1日はまったくお客がいない状態なのです。そこでそのお客がいない日に合わせて陸路観光を行い、ホテル海金剛をフル回転させることとしたのだと思われます。
また、韓国側の出入国管理事務所が高城の統一展望台の駐車場に設けられるのは、統一展望台の駐車場は結構広いですのでなるほどといった感じです。そして陸路は約30キロで、1時間半位で金剛山まで行ってしまうのですね……
また、今日は朝鮮日報が盧候補と鄭夢準氏の北朝鮮政策のすりあわせを要求する記事対北ヤミ支援追及が尻すぼみになりつつあることを指弾する記事がありました。そして中央日報はアメリカ側と北朝鮮側のかたくなな態度を批判する記事を載せていました。
また、今日は総連系の朝鮮新報が金剛山観光地区法の全文を紹介していました。なかなか興味深い内容です。注目点はいくつかありますが、まず第26条に、『……観光客の輸送手段には、軍事境界線を越えた時から観光を終えて軍事境界線を越える時まで定められた観光標識旗だけを掲揚する』。との文言があって、一応、金剛山陸路観光実施に配慮した法律であることがわかります。また、第18条で『観光客は単独、または集団的に自動車のような運輸機材を利用したり、歩いて自由に観光することができる……』。とはあるものの、続く第19条で『1、観光地区管理機関が定めたコースに沿って観光しなければならない』、『4、観光と関連のない対象を撮影してはならない』などと制限事項が並べられていて、金剛山が観光特区になったところで、結局これまでの金剛山観光のありかたとあまり変わりそうもないことがわかります。
そして第17条の文言は、雪峰の夢序章で紹介した“携帯禁止項目”によく似ています。
さて……せっかく金剛山陸路観光が始まりそうなのですから、のりまきはできるだけ早く陸路で軍事境界線越えをしたいと思い、懲りもせず金剛山旅行を申し込もうと思います。ただ、今度は3日に一回でしかも画期的な陸路観光なので、希望者が殺到するのは目に見えていますから、のりまきが陸路で金剛山に行けるのは相当後のことになると思います。

12月3日(火)
金剛山陸路観光は晴れのちくもり……今日になったら北朝鮮側が陸路観光開始についてあれこれ言い出してきたようです(中央日報朝鮮日報)。このことについて現代峨山の金社長はピョンヤンで交渉中のようです。
韓国側が北朝鮮側に“軍事境界線の通過について詰めの協議を行おう”と提案したところ、『陸路観光の手続きについてまだ合意が出来ていないのに、軍事境界線通過問題を話し合うのはおかしい』。と言ってきたようです。観光開始予定日まであと一週間の段階で、そんなことも決めてなかったのか??という感じですが、どうやら韓国側にとっては北朝鮮側も納得して、すでに解決していると思い込んでいた話について、北朝鮮側があれこれ文句を言ってきているというのが真相のようです。結局、大統領選挙直前に対北政策で得点を挙げたい現与党の足元を見るように、陸路観光の開始にあたって当初一人あたり50ドルとされていた陸路観光の観光代金の値上げや、未払いの金剛山観光代金2400万ドルの支払いを求めているのではないかと思われてなりません。ただ、ひょっとしたらまだ北側は陸路観光開始の準備が整っていないのかも??
まあ、現代峨山はまだ予定通り陸路観光を行うつもりのようですが……どうなりますやら……金剛山陸路観光情勢は、明日になったら晴れるかな?それともどしゃ降りの大雨になるのかな??

12月4日(水)
金剛山陸路観光情勢はまさに天候調査中……北朝鮮側の道路の路盤が弱いので補強工事の必要があり、陸路観光の踏査とテスト観光開始が1週間程度遅れるとのことですが……どこまで本当のことなのでしょうかね??
予定が急に延びた原因が工事である可能性はあると思います。たしかに北朝鮮の金剛山地区の道路はお世辞にも良いとは言えません。一回300〜350人の観光客といえば8〜10台くらいのバスに分乗して軍事境界線を越えていくのでしょう。たしかに路盤整備が必要なのかもしれません。しかし同じ工事でも陸路観光開始に備えて、北朝鮮当局は家屋に目隠しするためのコンクリートの壁を大至急こしらえているのではないでしょうか?陸路観光の予定コースは旧高城郡の中心である集落を通ります。これまでの金剛山観光では通ることがなかった規模の集落だと思います。ひょっとしたら北朝鮮当局は今ごろ“隠ぺい工作”に奔走しているのかもしれません。
しかし、まだ『陸路観光の手続き』やら『軍事境界線通過に関する取り決め』などがどう決着するか不透明なので、本当に1週間程度の遅れで済むかどうかは疑問です。特に金銭問題が絡んだり、国連軍(アメリカ)と北朝鮮側のメンツの問題が蒸し返されたりしたら事態はやっかいなことになると思われます。そういえば金剛山観光開始も1998年9月開始との当初の予定が、調整が難航したおかげで2ヶ月ほど延びて1998年11月開始となりました。今回も1〜2ヶ月延びるかもしれません。
ただし今回は12月19日投票の大統領選挙のことを考えると、12月11日に陸路観光の踏査を行い、12月17日より陸路観光開始というのは南北関係推進派の盧武鉉氏にとってなかなか良いスケジュールだと思います。金剛山陸路観光を大統領選挙の援護射撃に使いたいならば、12月17日までに陸路観光の踏査を行い、選挙前に軍事境界線を越える実績を挙げる必要があるでしょう。さあ、どうなりますやら……

12月5日(木)
今日は少し志向を変えて、金剛山地区と並んで南北を繋ぐ鉄道・道路が建設される開城のお話から……金剛山旅館で明日6日より、開城工業団地建設のための実務協議が行われるのだとか。割高感や先行き不透明感からか、開城工業団地の前評判は決して芳しいものではなさそうです。のりまきから見ても、開城工業団地事業が軌道に乗るかどうかはなはだ疑問ですし、もし軌道に乗るとしてもそれまでに随分と時間がかかることでしょう。とするとやはり開城工業団地も開城の観光開発も、先行事業である金剛山陸路観光の成否が大きな影響を与えるものとみて良いでしょう。
そして12月3日に南北とも東海線の地雷除去が終了したとのことです(中央日報朝鮮日報)。東海線が京義線(平釜線)よりも平坦であるとは意外な感じですが、とにかく10日までには南北鉄道・道路連結のための地雷除去作業が終了するようです。

12月6日(金)
韓国大統領選挙は盧武鉉氏の優勢が続いているようです。ついこのあいだまで李会昌氏の優勢が伝えられていたことを考えれば、本当に政治は一瞬先は闇……鄭夢準氏との候補者一本化とともに、最近の米軍装甲車による女子中学生死亡事故の問題による、韓国内の反米感情の高まり、それから東海・京義(平釜)線の鉄道・道路の連結に向けた動きなどが盧候補の後押しをしているのだと思われます。
昨今の情勢は保守系の李候補にとって不利な面が多いです。ただ、あと投票日までの2週間近くの間に全く違った風が吹き出すかもしれません。
それにしても盧武鉉氏が韓国の次期大統領となれば、金剛山観光もしばらくは安泰である可能性が高くなります。しかし南北交渉はこれからも困難が続くでしょう……この開城工業団地の記事を読むと改めてそう思います。そして北朝鮮ヤミ支援追及問題もどうなりますか?

12月8日(日)
今度は京義(平釜)線側の臨時道路開通の話が出てきました。年末にも予定されている、開城工業団地の起工式に備えてのことだそうです。中央日報の記事を見ると『開通直前の東海線の臨時道路』と絡めて、南北間の関係強化に期待した記事になっておりますが……果たして予定通り行きますかどうか……軍事境界線越えに際して、国連軍に通告する問題あたりでまだ一波乱ありそうです。
ところで……たしか近いうちに開城も韓国側からの観光客を受け入れるようですが、いつ頃の話になるでしょうか??

12月9日(月)
いよいよ明日、京義(平釜)線側の地雷も全て除去されるようです朝鮮日報の記事はこちら)。京義(平釜)線は幅250メートル、東海線は幅100メートルの通路とのことですが、通路の幅からも古くからの幹線であった京義(平釜)線と、東海線との重要度の違いを感じさせるものがあります。ただ、肝心の『人員と車両のMDL通過手続きに関する南北軍当局間の合意がまだなされていない』のですが、これは『南北間の金剛山(クムガンサン)観光踏査と観光日程が決まり次第、MDL通行問題も解決されるだろう』といった具合に、金剛山陸路観光問題の解決次第のようです。昨日の記事の、『開城工業団地着工は12月26〜30日の間』という話から想像するに、これらの問題を遅くとも12月20日過ぎまでには解決する目算のようです。もっともこれまで見てきたようにあくまで“予定”ですので、実際どうなるかは未定です。
それから今度の15日から南北赤十字実務会談がまた金剛山で行われるようです(中央日報朝鮮日報)。前回は決裂してしまった話し合いなのですが、今回はいかがなりますやら……
そして朝鮮日報には北朝鮮ヤミ支援問題追及の社説がありました。この問題追及に熱心な朝鮮日報らしいです。

12月11日(水)
ここ一両日は金剛山関連のニュースはありませんでした。ただ今日は南北間の京義線(平釜線)鉄道敷設が今月一杯のうちに完成するという記事がありましたが、韓国側は完成するでしょうが、北朝鮮側はどうでしょう?完成するかなあ???
そして今日は中東でミサイルを積んだ北朝鮮の船が捕まりました。現在、韓国大統領選挙やイラク問題などで微妙な時です……さてはていったいどんな影響があるでしょうか?

12月12日(木)
本日深夜、のりまき・ふとまきは関西方面へ出発します。戻って来るのは16日の早朝になります。
北朝鮮が核施設の稼動再開を発表しました。韓国大統領選挙中の微妙な時にわざわざ発表しなくても良さそうなことですが……昨日のミサイル騒動で切れたのでしょうかね〜いったいどうなるのかなあ……
あと少し気になることは、このところ金剛山陸路観光のニュースがないことです。多分交渉は水面下で行われているのでしょうが……ここ数日の動きを受けてどうなりますやら…金剛山陸路観光……

12月16日(月)
関西から戻ってまいりました_(._.)_。
今回の旅行でも、以前この日記でも紹介した鶴橋の古本屋さんで金剛山関連の資料をいくつか手に入れました。親切なご主人さんからいろいろ興味深い話を聞いたりしましたので、また紹介します。
さて、金剛山ではまた会議が行われているみたいです(朝鮮日報中央日報)。会議は恒例の南北赤十字実務会議ですが、今回の会場はホテル海金剛のようです。南北離散家族再会や離散家族の面会所建設について話し合われているようですが、北朝鮮をめぐる情勢が緊迫する中、話し合いは上手くいくでしょうか?
金剛山陸路観光関連についてはこんな話が出てきています。この記事によれば一応、現代峨山と北朝鮮側との話し合いについては合意がなされたようで、あとは軍事境界線を通過する方法についての南北当局間の協議次第となるわけです。実際、陸路観光で用いられる予定の臨時道路は12日に完成しているようです。しかし、当たりまえのこととはいえ情勢は厳しいです同内容の中央日報の記事)。
あと朝鮮日報の社説に、金剛山観光事業で大きく傷ついた現代商船について触れられていましたこの記事を受けての社説と思われます(中央日報の記事はこちら)。収益が上がらず赤字続きの金剛山観光事業は、事業としてはここしばらく茨の道が予想されます……企業としてなかなか難しい問題なのでしょう。

12月18日(水)
明日は韓国大統領選挙の日です。16日の夜からのりまきは体調不良で、大切な時期だというのに昨晩は金剛山日記書けませんでした。すいません_(._.)_
韓国では大統領選挙中に世論調査の結果を公表することを禁じられているので詳細は不明ですが、どうやら盧武鉉氏の優勢状況が続いているようです。対北朝鮮政策も大きな争点となった選挙ですが、これまでのところ金大中政権のとってきた対話政策(太陽政策)継続を唱える盧氏の主張の方が受け入れられているということでしょうか。
しかし選挙は水物、つい3〜4週間前は李会昌氏の絶対優勢であったことを考えると、蓋を開けるまで選挙結果はわかりませぬ。
ところで、ようやく金剛山陸路観光の試験の日取りについて具体的な動きが出てきました。どうやら12月20日に試験観光を行ないたいようですね。ただしこの日程は『人員と車両のMDL通過手続きに関する南北軍当局間の合意』がまだであることに加え、大統領選の結果によって大きく左右されることであることはいうまでもありません。昨今の南北間の動きは盧候補の優勢を片目で睨みながらのものと思われます。李候補が当選した場合、厳しい方向へと情勢は大きく動くことでしょう。
しかし、陸路観光が始まったところでこんなことが起こるようではちょっと『観光』するにはヒヤヒヤしますね。こんな話も不安材料であります……機関銃とは正直恐いです。こんな分析もされていますが〜〜大丈夫かなあ??
また、金剛山関連では南北赤十字実務会談の結果も注目記事です。結局今回は合意に至らなかったようですが、金剛山地区に建設予定の『面会所』の敷地面積として北朝鮮側がなんと1万5千坪を要求しているとのことです。一体全体何を考えているのでしょうかね??当初要求は2万坪だったというのですからまさに何をか言わんやです……2万坪の広大な土地で北朝鮮は何を作ろうと考えているのでしょう?こう大規模な建物、まさか離散家族のためだけの建築ではありますまいに……
ところで朝鮮日報には珍しく北朝鮮側の南北間の鉄道・道路連結についての論評が紹介されていました。それにしてもこの論評、どこまでが本音なのでしょうか?
北朝鮮がらみでもうひとつ、北朝鮮専門旅行会社さんの情報によれば、来年から北朝鮮側からの金剛山観光が全面復活するらしいです。楽しみでありまする♪

12月19日(木)
本日は韓国大統領選挙一色です。昨晩、突然発生した鄭夢準氏の盧武鉉氏支持取りやめという痛手にも関わらず、太陽政策継続を唱える盧武鉉氏の当選が決まったようであります。選挙直前に大きく足を引っ張られたにもかかわらず盧氏が当選したのは、今回の大統領選挙の争点を考えると、韓国国内に北朝鮮との対話政策継続を支持する力が根強いことを意味しているのでしょう。
しかし両候補の得票率の差はさほど大きいものにはならない(多分3パーセント前後)ようですし、投票直前に見せた鄭夢準氏の迷いも、現状の北東アジア情勢を考えるとわからないでもない気がします。太陽政策を続けるにしても韓国と北朝鮮との関係は茨の道を歩まねばならない時もあることでしょう。
いずれにしても金剛山観光はここしばらく安泰である可能性が高くなりました。陸路観光も実際の開始まで今後しばらくはすったもんだがあると思いますが、実現の可能性がぐっと高くなったと思います。のりまきもまだまだ金剛山日記をやめられそうもありませぬ(笑)。

12月20日(金)
20日になりましたが、金剛山陸路試験観光が行われた様子はありません。その代わりに北朝鮮が非武装地帯に機関銃を持ち込んだ問題で一悶着です(中央日報朝鮮日報)。機関銃問題については北朝鮮側は否定しているようですが、どうなりますか……太陽政策の継続を訴える盧氏が次期大統領に決定したわけですから、北朝鮮にとって『金剛山陸路観光開始』の実績を早急に挙げて、金づるである金剛山観光の継続をアピールしなければならない必要性は少なくなったわけで、ひょっとしたら北朝鮮の揺さぶり攻勢がまた強まるかも知れません。
さて、世間では盧武鉉氏の当選が北朝鮮にとってプラスであるかのような報道がなされているようですが、のりまきはこの記事を読み少々疑問に思いました。エリートコース驀進の李会昌氏と較べ、盧武鉉氏の方がはるかにバイタリティがあり交渉相手としては大変だと思います。いくら考え方の差異が小さいからといって、バイタリティ溢れる人物との交渉は『相手に飲まれてしまう』可能性があります。いわゆる二代目の金正日氏にとって、エリートの李会昌氏よりも成り上がりの盧武鉉氏の方がはるかに手ごわい相手になるかも知れません。
ところで……現代峨山は盧武鉉氏の当選にほっとしているようです。まあこれは当然のことでしょう。

12月23日(月)
核施設封印を解き、監視カメラを使用不能にするといった北朝鮮の強硬姿勢がまたまた世間を騒がせています。
韓国の大統領選挙も終わり、穏健派の盧氏の当選も決まったところでやりたいこと始めたのだ……という人もいますが、考えてみると北朝鮮当局は選挙戦真っ只中にもかかわらず核施設の稼動再開を発表したわけで、自分の都合ばかりでそんなことはあまり考えていないのかもしれません。
ただ、大統領選挙中は結構流されていた金剛山陸路観光開始についてのニュースがこのところなかったので、『こちらの方は、選挙が終わったので韓国側にいい顔しなくても良くなったからか?』と思っていましたところ、韓国語版の朝鮮日報記事によれば、今日(23日)午後2時より板門店の平和の家にて、南北の軍事実務会談が行われ『金剛山陸路観光に向けて、臨時道路通行についての会議』が行われているようです。
ここのところの金剛山日記で幾度も触れたように、この南北の軍事実務会談が金剛山陸路観光開始に向けての最後のハードルです。話し合いの結果、南北間で合意が得られれば軍事境界線を越えての金剛山陸路観光が始まります。もし本日交渉が妥結したら、12月2日の金剛山日記で書いたように、3日に1日はホテル海金剛が利用されていない現行の金剛山地区の宿泊施設利用状況にあわせて陸路観光を実施すると思われるので、金剛山陸路試験観光の日程は12月26〜27日になると思われます。それを受けて一般観光客も参加可能の金剛山陸路観光は、来年1月早々に始まるのだと考えられますが、『新年を金剛山陸路観光開始で祝いたい』との現代峨山の意向もありそうなので、少々早まるのかもしれません。
最近のりまきが見つけた金剛山観光についてのホームページによると、雪峰号は束草を1月2日に出航する便から1月20日までお休みするようです。月に20回運行という船にとっても過酷なスケジュールがこの6月から続いていますので、メンテナンスの必要もあるのでしょう。さて、陸路観光が予定通り始まれば、1月の上旬〜中旬にかけては陸路観光をフル回転させることになるのでしょうか?
ところで、金剛山観光関連ではこのような記事を見つけました。今年も金剛山観光4周年記念式典やったのですね〜〜来年はどうなりますやら……
(追記):今日の南北軍事実務会議の結果を知りたくて、色々調べてみましたがどうも結果が見つかりません……ただ中央日報の英語版には、日曜日(22日)の段階で、韓国政府と現代峨山の関係者の話として、今年の年末に最初の金剛山への陸路観光を開始して、そのツアー参加者は新年を北朝鮮で迎える……という計画であることと、今年中に是非陸路観光ツアーを実現したいという希望があること。しかしその計画実現には先日の非武装地帯への北朝鮮側の機関銃持込み問題がネックになりそうだとの記事がありました。さて、どうなりますか。(ちなみに実務会議の写真は紹介されていました)。

12月24日(火)
なかなか最後の詰めが上手く行かないようですね〜金剛山陸路観光……今年中の金剛山陸路観光実現はかなり難しくなって来た模様です。ただ、『あくまで交渉妥結は近い』との見通しは変わらず、韓国側関係者の南北間の鉄道・道路連結に対する熱意はあくまで高いものがありそうです。考えてみれば北朝鮮をめぐる情勢が厳しさを増している現状で、様々な問題発生のために当初の予定よりも遅れているとはいえ、金剛山陸路観光開始が見えるところまで南北間の交渉がこぎつけられているということは、日本人の我々にとってみると驚くべきことのように感じます。これからどうなるのか注目していきたいと思います。

12月26日(木)
中央日報にこんな写真が紹介されていました。東海北部線ではなく京義(平釜)線の方ですが、北朝鮮側も鉄道連結工事をやっているという写真のようです。一見すると何の工事写真だかよくわかりませんが、どうやら北朝鮮側も鉄道・道路の連結工事を行い、南北間の鉄道・道路を繋げるつもりはあるようですね。
しかしいくら北朝鮮側がやる気を見せたとしても、このような鉄道のていたらくは困ったものです。北朝鮮の鉄道が整備不足でスピードが出ないのは有名な話ですが、『平均時速15キロ以下の区間が少なくない』というのはびっくりです。これでは自転車並みです。また、金剛山青年鉄道に至っては『鉄道運行が不安だ』と言われるありさま……やはり金剛山の線路に列車は走っていないのでしょうか?(というよりも走れないのでしょうか?)。それにしても金剛山青年鉄道は故金日成氏の生誕85周年を記念して、1997年4月15日に開業した鉄道です。金日成氏も草葉の陰で嘆いているかもしれません。
北朝鮮は、もちろん鉄道ばかりではなく道路網の整備も進んでいないようです。今後、少しは改善していくのでしょうか?

12月27日(金)
昨日の中央日報に掲載された京義(平釜)線の南北連結場所の写真が、東亜日報にもありました。こちらの写真の方がわかりやすいですね〜〜
そして金剛山陸路観光開始は結局来年に持ち越しとなったようです開城工業団地の起工式も今年中は無理のようです。何度も書くようですが、理由は軍事境界線の通過問題で韓国軍と北朝鮮軍との間の話し合いが最終決着していないことにあります。見通しは決して悪くないように言われていますが、北朝鮮が非武装地帯に機関銃を持ち込んだ問題が尾を引きそうな感じです。北朝鮮は『そんなことやっていない!』と言い張っているようですし……どうなりますやら……

12月30日(月)
年末年始になり、特に大きな金剛山関連のニュースはないようです。陸路観光に向けての話し合いも年越しの様子です。
ところで、韓国の金剛山関連のホームページを読んでいたら、ニュースのところに1泊2日陸路観光の予定観光コースの説明が載っていました。それによると、陸路観光の観光客は午前中に『江原道高城郡縣内面 金剛山コンドミニアム』に集合して、陸路金剛山へ向かいます。金剛山に到着後まず温井閣にて昼食、その後金剛山文化会館にてサーカス公演を見て、金剛山温泉で温泉浴。それから温井閣にて夕食を食べ、ホテル海金剛にて宿泊。2日目は九竜の滝コースの観光を行った後に昼食、そして韓国側に戻る……という日程で行われるようです。陸路観光と言ってみたところで、基本的にこれまでの金剛山観光と同じ観光パターンですね〜〜この陸路観光日程では、文字通り南北の軍事境界線を陸路で越えること自体が最大のポイントの観光になりそうですね。

12月31日(火)
今年ももう終わりであります。この日記を読んで下さっている方は果たしてどのくらい居られるのでしょうか?昨今、北朝鮮は大ブームでありますが、金剛山観光関連の北朝鮮ニュースは、今現在、日本で多く取り上げられている北朝鮮情報とはかなり異なる視点からの記事が多いですし、そんなに読んでくださる方が多いとは思えないのですが……懲りずに続けていきたいと思います。
陸路観光は年越しとなりましたが、北朝鮮とアメリカの対立のとばっちりを受けて金剛山陸路観光開始の時期も不透明になっているようです。北朝鮮を巡る情勢はきなくささと不透明さを増しています。金剛山観光の流れを追うこの日記も、来年は必然的に混迷する北朝鮮をめぐる情勢を追っていくことになりそうです。
今朝方韓国の観光会社のホームページを見ていると、金剛山陸路観光のページの準備をしてあるホームページを見つけました。韓国では陸路観光開始を楽しみにしている人がいそうですね。でも、日本ではのりまきくらいかな?
のりまきは来年は金剛山陸路観光チャレンジと、北朝鮮側から金剛山観光を行う計画です。計画が実現するかわかりませんが、努力したいと思っています。
では皆様、今年一年どうもありがとうございました。来年もよろしくお願いします_(._.)_。

2003年1月1日(水)
あけましておめでとうございます。皆様、今年もよろしくお願いします_(._.)_
中央日報に金剛山関連の記事がありました。北朝鮮の核開発問題が金剛山観光を直撃しているとのことですが……現在の形で金剛山観光が行われる限り、観光の盛衰自体その時々の政治情勢に大きく左右されるわけで、仕方のないところかも知れません。南北間の交渉は上手くいかなくなったと思ったら突然進み出すことがあるのですが、北朝鮮の核開発は文字通り国際問題ですから、南北だけで納得しあったところでどうなるものでもなさそうです……どうなりますやら。
(追記):韓国語版の朝鮮日報に、金剛山九竜の滝の見事な雪景色が出ていました。金剛山観光客も雪をかき分け観光です……大変そうですが、雪景色の金剛山も美しいですね〜〜

1月2日(木)
2002年10月に金剛山へ行かれた方より、韓国ハンギョレ新聞の新春記事を教えていただきました。記事の写真は韓国側から金剛山へ向かう道路の写真です。つまりこの道は金剛山へと通じているのですね……ちなみに看板の向こうは非武装地帯だそうです。今年中にこの道を通じて金剛山へ行くことができることを願っています。
そんなこんなの中、またぞろ金剛山観光の危機のニュースが飛び込んできました。金剛山行きの雪峰号が1月に運行を一時中断することは12月23日の日記でも書いてあることです。今となっては確認の術はないのですが、たしか最初の予定では船の運行中断は2月の予定だったようでした。それが1月に変わったとするならば、確かに何らかの事情があるのかも知れません……今年もやはり金剛山観光は山あり谷ありとなりそうです。

1月3日(金)
昨日の朝鮮日報には金剛山観光の危機の記事が出ていましたが、今日の記事では金剛山観光についてかなり衝撃的な記事が出ていました。のりまきが読むに、『金剛山観光 万景峰号 活用提案』という題の記事です。残念ながら日本語版にはない記事です。
万景峰号といえば、昨今話題になっている新潟に入港する北朝鮮の船のことです。最近日本国内で、『万景峰号が新潟に入港して北朝鮮のよからぬ活動に使われているので、入港禁止措置を取るべきだ……』。との声が上がっています。
韓国語がほとんど読めないのりまきが記事を判読するに(笑)、現代峨山の金社長の談話が記事のネタのようです。この記事には金剛山空路観光(!)の提案もあります。ソウルないしヤンヤン(襄陽)から北朝鮮の元山まで飛行機で飛び、元山と金剛山観光を行おうというこれもまたかなりびっくり提案です。その上で昨今話題の万景峰号を金剛山観光に活用する計画です……なかなか現代峨山もしたたかです。
いや、したたかなのは北朝鮮かもしれません。現在、北朝鮮は『韓国と一緒にアメリカをやっつけよう!』というキャンペーンを行っています。軍事境界線を直接越える金剛山陸路観光はアメリカ側の意向を無視しては出来ません。しかし空路ならば軍事境界線を越えず大回りする航路は、アメリカの意向に関係なく飛行機を飛ばせます。更に拉致問題で厳しい対立が続く日朝関係にも、『日本に行けなくなった万景峰号』が、南北融和の象徴事業である金剛山観光で使われる……ということで、“アメリカ・日本の意向に左右されずに北朝鮮・韓国はやっていくのだ!!”というアピールとなることでしょう。
もっとも陸路観光がなかなか上手く行かないのと同じく、この計画がすんなり実現するとは思えませんが、どうなるか楽しみな話であります。

1月5日(日)
昨年末(12月31日)、金剛山陸路観光についての興味深い記事が韓国ハンギョレ新聞に掲載されました。昨年10月に金剛山観光に行かれた方からの情報です。とってもありがたいことに訳までしていただきました!大感謝です!!。(抄訳はこちら、脚注はのりまきが付けました)。また、元記事の絵画・写真も興味深いものなので、リンクをつけておきます。少なくとも韓国の人たちの一部には、このように金剛山陸路観光を期待している声もあるわけですね……このような声に今年は応えて、金剛山の陸路観光が始まるのでしょうか?
あと、今年で3回目を数える金剛山マラソン参加者募集の記事も見つけました。今回もやはりホスピタリティツアーズが日本の総代理店となっているようですね。しかし、ホスピタリティツアーズの金剛山マラソンの募集ページをよく見てみると少々おかしなことに気づきます。2泊3日観光の場合、雪峰号の2月後半の出航予定は19日(水)・22日(土)・25日(火)・28日(金)となっています。束草を2月21日出航とは妙な話です。もし3泊4日観光だとしても20日(木)・23日(日)・26日(水)の出航となるはずです。束草を21日出航の雪峰号はないと思います。(雪峰号の出航予定はこちらで確認できます)。どうなっているのでしょうかね?

1月6日(月)
現代峨山の金ユンギュ社長は、今日の仕事始めで『金剛山陸路観光は今月中旬に開始』とぶち上げたようで。現代峨山の鄭夢憲会長は現在アメリカ長期滞在中なので、金社長はいわば城代家老のようなもの…障害が多いとはいえ、相変わらず現代峨山は意気軒昂のようです。
ところで陸路観光の障害も本日が仕事始めのようであります。国連軍の司令部は、非武装地帯での北朝鮮の停戦協定違反を厳しく非難しました。(朝鮮日報中央日報
そんなこんがらがった状況を打破しようと韓国政府は、今月北朝鮮と複数回、対話をしようとしています。今月行われる予定の韓国と北朝鮮の対話の中には、もちろん金剛山で行われる会議もあります。南北離散家族の再開と面会所の建設問題を話し合う“南北赤十字実務会談です。特に閣僚級会議には期待が多いようです。これから北朝鮮を巡る情勢は少しづつでも良い方向へ進むのでしょうか?それとも更に厳しくなるのでしょうか?
ところで……こんな記事も要チェックです。拙速な工事には問題が多いのは日本と変わらないようですね。

1月7日(火)
現代峨山の金ユンギュ社長は『今月半ばに金剛山陸路観光が始まる』とぶちあげたわけですが、こんな状態で半ば膠着状態になっています。このままでは軍事境界線を越える問題でなかなか折り合いがつかず、いつになったら解決がつくのやら……まあ、急がず慌てず待つしかないのかもしれませんが……南北対話の常として、ある日突然“解決”するかも知れませんし……

1月9日(木)
いよいよ2003年の南北対話が始動しはじめました。まず南北閣僚会議が21〜24日にソウルで開かれることが決まりました(中央日報朝鮮日報)。議題は核問題とともに金剛山陸路観光などの南北協力事業が中心となるようです。また、第三回の南北赤十字実務協議が金剛山で20〜22日まで行われることも決まりました。こちらは離散家族の再会事業や金剛山に建設予定の面会所、更には何らかの理由で韓国から北朝鮮に行って行方不明になった人たちの安否確認などになるようです。(この朝鮮日報の記事も参考になります
当面の金剛山陸路観光の行方は、これら会議の結果に大きく左右されると思われます。任期終了が迫っている金大中政権にとってほとんど最後の南北対話の席になると思います……果たして上手くいくでしょうか?

1月10日(金)
本日はこのような記事がありました。金剛山にオートキャンプ場を設け、陸路観光に備えて新たな投資をするというのはなんとなくわかるのですが……ホテル海金剛にゲーム機を設置して北朝鮮物産を景品にするとは、またずいぶんユニークなアイデアです。ホテル海金剛の2階にゲーム場をこしらえる腹積もりのようですが……どんなゲーム場になりますやら。
今日は北朝鮮の核不拡散条約脱退宣言や、拉致の可能性がある人についての情報公開やらでまた騒がしい一日でした。しかし韓国政府としては、昨日の金剛山日記でも触れた南北対話は予定通り行うつもりのようです。ただ、いくら対話を継続したとしても北朝鮮をめぐる情勢が緊迫していたら、南北間で何を決めたとしてもなかなか上手く進まないでしょう。20日から始まる南北対話の開始までに北朝鮮情勢に関して多分何らかの動きがあると思います。注意深く見ていきたいと思います。

1月13日(月)
現代峨山の鄭夢憲会長が韓国へ帰国しました。北朝鮮への4000億ドルヤミ支援問題が明るみになった昨年9月末に渡米してから、3ヶ月あまりぶりの帰国です。鄭会長は帰国早々北朝鮮へ行くそうですというか、もう出発したようです)。もちろん膠着状態となった金剛山陸路観光等の現代峨山が進めようとしている事業の打開を図るためです。これまで城代家老の金社長が頑張っていましたが、結局“殿”のお出ましとなったようです。ちなみに今現在、金剛山行きの雪峰号は点検のためにドック入りしていますので、北京経由で北朝鮮に入国するのでしょう。鄭夢憲氏はこれまでにも金正日氏と何回か会談したことがあるなど北朝鮮側との独自のパイプを持っているため、北朝鮮との宥和政策を掲げる現韓国政府にとっても今回の鄭氏の北朝鮮訪問に期待するものがありそうです
しかし鄭夢憲氏に対してはこのような厳しい目もあります。(中央日報記事もあります)。もちろん本人は疑惑を全面否定していますが……
それとともに、20日からソウルで開かれる第9回南北閣僚会議の結果にも注目が集まりそうです。北朝鮮情勢は日に日に険悪さを増しています。会議の結果、少しでも状況が改善されるでしょうか?

1月14日(火)
今日の金剛山関連記事で最も注目はなんといっても東亜日報のこの記事でしょう!韓国の現代社員や中国に住む朝鮮族の皆さんが働く金剛山、働いていく中ではきっと色々な出来事があるのでしょう。そういった中に北朝鮮の皆さんがいないのが寂しいところですが……それにしてもこのテレビ番組、興味あります!見たいなあ!!
昨日に続き、現代峨山会長・鄭夢憲氏の北朝鮮訪問についての解説記事がありました。(東亜日報の記事もあります)。対北朝鮮ヤミ支援問題追及に熱心なハンナラ党は、鄭夢憲氏のことを『北朝鮮核開発の共犯』とまで言い、非難しています。ハンナラ党はもちろんこの問題に対する追及を更にエスカレートしようとしています。なかなか思うように進展しない対北朝鮮関係や収益が上がらない金剛山観光の現状に加え、現代峨山はまたまた大波を被ることになるのでしょうか?
ところで昨日ソウルを出発した鄭夢憲氏は、今日北京からピョンヤンに向かうと思われますが、今日のピョンヤン行きの飛行機には国連のアナン事務総長の特使やオーストラリアの北朝鮮訪問団も乗りこんだようです。今日ピョンヤンへ行った皆さんがどのようなお土産を持ってくるのか来ないのか……注目すべきでありましょう。ちなみに今現在、北京からピョンヤンへの飛行機は火曜日と土曜日に運行されているようです。

1月15日(水)
第6回南北閣僚会議の日程が正式に今月21〜24日と確定したようです。さて、成果はいかに?ところで盧新政権の中核となる人が『4000億北朝鮮ヤミ支援問題は、現政権のうちに片付けるべき』。と言っているようです。たしかに新大統領もこのような問題でいつまでも悩まされたくはないことでしょう。

1月18日(土)
大統領交代の時期が迫っています。4000億ウォンの北朝鮮ヤミ支援問題に関して、金大中現大統領と盧武鉉次期大統領のどちらが“事件処理”するべきかが話題となっています。新政権のメンバーは当然、金大中現大統領が処理すべきと主張しているようです……ハンナラ党はやはりこの問題の追及を進めていく決意のようでとにかくかなりごたごたしそうな雲行きです盧新大統領もこの問題の処理には頭を痛めそうですね中央日報記事東亜日報記事)〜〜検察の捜査も始まるようですし……(東亜日報社説はこちら)。
ところで、来週は南北間で3つの重要会議が行われます。ソウルでの南北閣僚会議・金剛山での南北赤十字実務協議・ピョンヤンでの南北鉄道連結のための実務協議会です。また、民間レベルでも今年開催予定の南北民間共同行事のための準備接触が行われます。ところで一番重要と思われる閣僚会議に関しては、北朝鮮側があらかじめ“核問題”に関しては論議しないとの予防線を張っているようです。これら会議の結果は果たしてどうなるでしょうか?あと、現在訪朝中の鄭夢憲氏は今何をやっているのでしょうか?とりあえず金正日氏の側近の一人、金容淳氏と面会したらしいですが、話し合いは上手くいったのでしょうか?
さて、中央日報にはこのような世論調査の結果がでていました。韓国では核問題にもかかわらず北朝鮮を支援すべきと答えた人が半分を超えたのですか……反対意見も少なくはないのですが、北朝鮮情勢の緊迫した現在、無視できない数字だと思います。
最後に、1月14日の日記で書いた『金剛山で働く人々』についての番組を、ネット上でも公開していることがわかりました。昨年10月に金剛山に行かれたTさんから教えていただきました。どうもありがとうございました。

1月19日(日)
金剛山関連のニュースは、今週末に関しては一段落であったようです。明日(20日)から、点検のために今月の5日より運行が中断していた金剛山行きの雪峰号が運行再開します。運行再開する雪峰号に乗って、南北赤十字会談の韓国側代表団が金剛山へ向かいます。南北間の会議が始まると金剛山関連のニュースが増えます。明日から一週間、このコーナーは忙しいことになりそうです。

1月20日(月)
4000億ウォン北朝鮮ヤミ支援問題がまた浮上してきているようです。ただ、どうも疑惑追及に対して現代側の協力が不充分のようで、真相究明には苦労しそうです。検察も動くことを検討しているようですが……『国益に関わる重要な事柄』なので追及困難との声もちらほら聞こえているようです。一応現代商船側はこのようなことも言っているみたいですけど……それにしてもこの使途不明金の多さ……確かにため息です…
ところでいよいよ今日から南北赤十字実務会談が金剛山で始まり明日から南北閣僚会議がソウルで行われます韓国側の閣僚会議準備光景の写真もありました。明日あたりから色々会議関係の記事が並び出すことでしょう。

1月21日(火)
予想通り南北対話関連の記事が出始めています。
《朝鮮日報》
南北閣僚級会談が21日から開幕
南北、離散家族再会の日程を協議
京義線南北実務会議が22日から開催へ
閣僚級会談・北代表がソウル入り
南北、離散家族面会所の規模めぐり難航
南北閣僚級会談が開幕
これら記事によると、一連の話し合いの結果、軍事境界線通過問題についてある程度解決の目途が立つのではないか……との楽観的な雰囲気がある反面、金剛山に建設予定の離散家族の面会所の規模をめぐる南北間の対立が続いているなど、南北対話も先行きがみえにくい展開になりそうな雲行きです。何度も繰り返すようですが、軍事境界線通過問題が決着すれば金剛山陸路観光はすぐに開始されることになると思います。ただこの問題は南北だけで納得しあったところで解決つくわけではなく、国連軍(事実上アメリカ軍)も納得してもらう必要があるところがややっこしいわけです。
また、相変わらず北朝鮮は金剛山に巨大なる『離散家族の面会所』を建てるつもりのようですね。約2万坪:7万平方メートルとのことですが、こんなに大きな建物をいったい何に使うつもりなのでしょう??金剛山は観光特区ではありますが、問題なく北朝鮮の主権が行使される土地なのですから、韓国側のふところを当てにせず、必要があるのなら自分たちの力で巨大な建物を建てればよいと思いますが……
また朝鮮日報は北朝鮮4000億ウォンヤミ支援問題追及について相変わらず熱心にやっています。
「4000億疑惑」関連者の発令が相次ぐ
この記事によると、点検が終わり運行が再開されたばかりの雪峰号に乗って、今日金剛山から戻ってくる予定であった鄭夢憲氏の韓国帰還が延期となって、いまだ金剛山で粘っているらしいことがわかります。
中央日報は今日のところはあまり多くの記事はありませんでした。南北閣僚会議についてのこの記事くらいです
ところで……韓国の旅行会社のホームページに、ついに陸路観光の日程が載っているのを見つけました。のりまきのパソコンではひどい文字化けを起こし内容がわからないのですが、どうも陸路観光には1泊2日バージョンと2泊3日バージョンが予定されているようです。このようなホームページがあるのを見ると、やはり金剛山陸路観光の開始は近いのでしょうか??

1月23日(木)
注目の3つの南北会談が行われている最中なので“金剛山日記”は毎日更新したかったのですが、昨晩は夜勤でしたので今日2日分の更新をします。
のりまきの印象としては意外と南北対話関連の記事が少ないような気がします。
《朝鮮日報》
訪朝中の現代・鄭夢憲会長が帰途に
金剛山面会所、4月中に着工
南北閣僚級会談が開催
南、「2月までの京義線連結」を北に提案
南北、「京義線鉄道、2月までに連結」
京義線鉄道、来月中に連結
《中央日報》
南北閣僚級会談、核問題で難航
南北閣僚級会談、核問題の隔たりで合意文遅れる
《東亜日報》
離散家族面会所、金剛山地域に4月着工、南北赤十字会談で合意
今週これまでの南北対話では、金剛山の離散家族面会所の着工が決まったことが最も大きな成果のようです。面会所は“収容人員1000人の、面会場・客室・会議室を備えた総合センター”となるそうですが……規模はまだ北朝鮮の主張する2万2千坪になるのか、韓国の主張する2300坪になるのかこれから詰めていくようです。面会所は来年の4月に完成する予定ですが、いったいどのような建物になりますやら。
また、来月の20〜25日にかけて第六回目の南北離散家族再会が金剛山で行われることも決まったようです。金剛山での離散家族再会はこのところなんだか年中行事化しつつあるので、恒久的な面会所建設も必要かもしれません。
一方、南北閣僚級会談は例によって難航しているようです。核問題という難題の取り扱いを巡って意見の溝がなかなか埋まらないようですが……どのような結論が出るのでしょうか?
ところで、昨年の11月からずーっと懸案のままであった南北軍事境界線の通過をめぐる問題が、解決に向けて動き出したとの話もあるようですが本当なのでしょうか?この部分は金剛山陸路観光の開始に直結しますので、経過をじっくり見守りたいと思います。

1月24日(金)
今日は南北対話以上に大きなニュースが飛び込んできました。北朝鮮4000億ウォンヤミ支援問題で、現代峨山の鄭会長と金社長が出国禁止措置を受けたのです。とりあえず関係記事を並べてみます。
《朝鮮日報》
検察、金潤圭社長らも出国禁止するか
鄭夢憲会長を出国禁止措置
現代商船「2240億の資料提出」
金潤圭氏ら9人を出国禁止に
《中央日報》
「4000億対北朝鮮支援疑惑」検察が本格捜査開始
さて…これまでやる気があまりない感じであった北朝鮮ヤミ支援問題について、ここに来て関係者に出国禁止措置を行い、捜査にやる気を見せたのは何故でしょう??だいたい鄭夢憲氏はついこのあいだ韓国政府関係者の期待も集めて、北朝鮮に金剛山観光事業などの話し合いのために北朝鮮に渡り、22日に雪峰号に乗って金剛山から韓国に帰国したばかりです。
それにしてもこのままいけば現代峨山にとって会社の存続に関わる問題になりそうな雲行きで、金剛山陸路観光開始どころではなくなってしまいそうです。現代峨山の存続に赤信号がともれば、金剛山観光の行く末も危うくなります。このような状態は北朝鮮にとっても相当に困ると思います。
もちろん南北対話関連の記事はないわけではありません。のりまきから見て目立った記事を紹介します。
《朝鮮日報》
南北閣僚級会談が閉幕
《東亜日報》
離散家族再会の参加者、コンピュータで抽選
また今月27日に韓国大統領の特使がピョンヤンを訪問するようです。これも重要な動きでしょう。
ところで、今回の南北閣僚級会議にこんな見方があるようです。のりまきの考えるに、どうも南北閣僚会議の終了した日に鄭夢憲氏らの出国禁止措置が取られたのは偶然ではない気がします。ひょっとしてこれは韓国政府(特に新政権側)の、北朝鮮に対するメッセージなのかもしれません。捜査の成り行き次第では金剛山観光に決定的な影響があるでしょうから、そうなれば先ごろ決まった金剛山の離散家族面会所の皮算用もおじゃんです。今のところ金剛山の最大の利用価値は、韓国からの直行ルートが引かれていることにあります。その直行ルートの存続に揺さぶりをかけることは、確かに“交渉カード”の一つにはなると思います。もちろん南北間の宥和政策継承を唱える盧武鉉新大統領にとって、こういう揺さぶりを通して『金剛山陸路観光』などへの北朝鮮の対応の変化を促すことも視野に入れているのかも知れません。

1月26日(日)
ピョンヤンで開かれていた南北間の鉄道連結に関する実務協議会が25日に閉幕し、南北対話の一週間が終わりました。鉄道については京義(平釜)線・東海線ともに『早期に連結する』ことを確認して終了しました。結局一連の南北対話の中では、離散家族の面会所の4月着工が決まり、次回の離散家族再会の日程が決定した、南北赤十字実務協議のみ具体的成果が挙がった形になりました。
そんな膠着状態を打開するためもあってか、明日(27日)韓国大統領の特使がピョンヤンに飛びます。そこではいかなる成果が見られることでしょうか?

1月27日(月)
突然ですが、南北の軍事境界線通過の交渉が今日妥結したそうです。この軍事境界線通過問題こそが金剛山陸路観光の開始を阻んできた“元凶”なので、陸路観光開始に向けて大きく動き出したと言えましょう中央日報記事はこちら)。まあ、実際に金剛山陸路観光が始まるまでには色々と曲折があるとは思いますが、これで来月の20〜25日に金剛山で行われる予定の第六回南北離散家族再会の韓国側参加者が、陸路を使って金剛山へ行くかも知れませんね〜〜陸路観光開始についても、これから情勢に目が離せなくなりそうです(^o^)。

1月28日(火)
東亜日報にも、南北間の軍事境界線通過の交渉妥結についての記事がありました
軍事境界線通過の交渉経過について朝鮮日報が社説を出しています。どうも韓国側にとって満足が行く交渉経過だったようで、社説の論調も満足げです。
現代峨山を悩ませている4000億ウォンヤミ支援問題の追及もこれからのようです。この1週間で好材料と悪材料が現れた金剛山観光……いかがなりますやら?
ところで…このホームページに載っている2月の雪峰号の運行状況を見ると、19日と22日出航分がキャンセルになっているように見えます。先日の南北赤十字実務会談の結果、金剛山で20〜25日に第六回南北離散家族再会事業が行われます。19日と22日の雪峰号が動かなければとっても困るわけですが、考えてみればこのときの韓国側参加者は“陸路”を用いて金剛山へ行く話が出ています。すると数百人規模の離散家族プラスその関係者などが陸路で金剛山に向かわれると、雪峰号はすかすかになってしまうので、離散家族一行が陸路で金剛山に行くことになる場合、雪峰号は運行中止にするのかもしれません。
そうなると気になるのが2月23日に行われる“金剛山マラソン”です。22日の雪峰号が運行中止になれば、必然的にこのマラソン参加者も陸路を使って金剛山へ行くことになることでしょう。のりまきもマラソンに参加してみてもいいかな〜と思ったのですが、参加募集は既に締め切られていました。少し残念です(-_-メ)。

1月29日(水)
東亜日報にも軍事境界線通過についての記事が載っていました。この記事、なかなかお薦めです。
そして、この27日に軍事境界線の通過問題に一応決着をみたため、現代峨山はさっそく金剛山陸路観光開始の打診を北朝鮮側窓口の朝鮮アジア太平洋平和委員会にしたみたいです。これによると事前踏査は2月4〜5日、テスト観光は2月12〜13日という日程を北朝鮮側に示したようですね。今年は2月1日が旧正月なので、陸路観光開始日は旧正月明けにしたのでしょう。ただしこの日程を北朝鮮側が受け入れるかどうかについてはまだ不確定な要素が残っています。
4000億ウォンヤミ支援問題の追及については韓国検察も頭を悩ませている様子です。確かに北朝鮮への4000億ウォンのヤミ支援が事実であったとしても、なかなか単純には“断罪”しにくい内容のものなので検察も困るのでしょう。

1月30日(木)
昨日は金剛山陸路観光開始近しといった感じでしたが、今日はもう現代グループの北朝鮮ヤミ支援問題一色です。
《朝鮮日報》
「現代商船、北に2240億送金した」
「4000億疑惑」監査結果、午後発表
現代峨山社長「対北支援について何も知らない」
現代「2240億は開城工業団地の支援費」
DJ「対北支援の司法審査は不適切」
監査院「2235億ウォン、対北事業に使われた」
「4000億捜査」DJ・盧陣営が真っ向から対立
林特補、全日程を取消し「ノーコメント」
対北支援疑惑の監査結果を発表
終始硬い表情の鄭夢憲会長
「現代の対北送金は全部で5億ドル」
「カネで買った太陽」政府の道徳性に致命傷
ハンナラ党、「4000億」の特検制を要求
「金・盧対立」で途方に暮れる検察
国民欺いた4000億ものウソ
大統領府の圧力発覚時は職権乱用罪
「対北支援」は司法審査の対象でない?
監査院、予想外の検察告発せず
【1月31日付け】「資産」だけを引継ぐ?
引継委員長「血まみれになっても事実究明する」
とにかくこの問題の追及に熱心であった朝鮮日報らしく、力はいっています!!金剛山観光を始めとする対北朝鮮事業で中心的役割を果たしてきた現代グループから北朝鮮に、表からは見えない部分で多額の現金が流れていたことが明るみになったわけですが……この対北朝鮮ヤミ支援の実際の金額と本当の目的、誰がヤミの支援を画策し実行したのか、そして事実が明らかになったあとの処理方法等々で大いにもめているわけです。
韓国大統領は辞めた後に必ずといって良いほどひどく叩かれるのが常です。このことは後継者が大統領と同じ政党の人物であっても例外はありませんでした。金大中大統領は退任後このままいくとこの問題で叩かれていくような気がします。こっそり隠れて北朝鮮に大きな金額を支援していたこと自体、大きな問題なのですが、現代グループが韓国政府の支援を受けた上で北朝鮮とのビジネスや交渉を行い、金剛山観光にしろ開城の工業団地にしろ、大枚はたいて北朝鮮側から独占利用権を獲得していくというやり口は、これはもう一種の“政商”のやり口です。はっきり言って問題が多すぎます。この問題は必ずや金剛山観光の行く末に影響を与えることになると思いますが、とにかく今後、金剛山観光は現代グループから離れていく必要があるのではないでしょうか。
少しですが中央日報の記事もあります。
「現代、2235億ウォンを北朝鮮に送金」で論議
ハンナラ党「対北朝鮮裏取引、大統領は謝罪を」
それにしても……金剛山観光、そして金剛山陸路観光の行方はどうなるのでしょう??

1月31日(金)
韓国は今日から旧正月のお休みです。旧正月明けに、金剛山観光を始めとする北朝鮮支援問題については色々動きが出てくると思いますが、とりあえずしばしお休みのようです。
さて、東亜日報にこのような写真がありました。現代グループと金大中政権との癒着ぶりを皮肉ったなかなナイスな作品です。あとは朝鮮日報と同じく、金大中大統領がこの件での告発は不適切との見解を示したことについての記事と社説がありました

2月1日(土)
旧正月で韓国の新聞(日本語版)はお休みですが、ついに北朝鮮側から金剛山陸路観光O.K.の返事が来たようです(韓国語の記事はこちらです)。日程的にも現代グループが北朝鮮側窓口である朝鮮アジア太平洋平和委員会に提案した、2月4〜5日に事前踏査という形で始まることとなりそうです。
ところで興味深いことは、北朝鮮側は鄭夢憲:現代峨山会長と金潤圭:現代峨山社長に南北の軍事境界線を一番最初に越えてもらいたいと提案していることです。両氏とも現在北朝鮮ヤミ支援問題で韓国からの出国禁止措置を受けています。北朝鮮の提案はまさに今現在韓国で進んでいる北朝鮮ヤミ支援問題追及の矛先を鈍らせようとする『変化球』なのでありましょう。
さて、金剛山陸路観光の開始が決定的になったので、のりまきは金剛山へ陸路で行く計画を立てていきたいと思います。

2月2日(日)
金剛山観光をめぐる情勢は、このところ毎日激しく動いています。
《朝鮮日報》
盧陣営「対北送金、政治的解決を」
盧当選者、10日前には捜査しろと言ったのに
北「2235億ウォン問題視するなら交流中断」
《中央日報》
盧次期大統領側「北送金は政治的解決を」
外信「金大統領の名誉、北朝鮮へ贈賄説で傷」
【社説】北朝鮮が介入する現代商船疑惑
結局、対北朝鮮ヤミ支援問題を徹底究明する難しさが浮き彫りとされた感がありますが、逆にここまで大きくなってしまったこの問題をうやむやにしてしまうのも難しそうです。北朝鮮側にとって、この問題を追及され、真実が暴露されてしまうと大きな“金づる”を失うことにもなりかねず、今後とも様々な手段を用いて疑惑追及の手を緩めさせようとやっきになることでしょう。どうも金剛山観光をめぐる情勢は、今後これまで以上に不透明なものになりそうです。
ところで、金剛山陸路観光の記事はこちらにありました。統一教会系の世界日報の記事です。

2月3日(月)
金剛山観光、特に陸路観光をめぐる情勢はめまぐるしく動いています。もちろんヤミ支援問題についても様々な動きがあります。
《朝鮮日報》
「秘密送金を究明したら戦争勃発」とは
盧当選者「対北送金問題は国会が判断すべき」
2235億ウォンの資金洗浄が発覚
「対北送金」捜査、留保の見通し
「5日から金剛山陸路観光の踏査を実施」
ハンナラ「送金疑惑は次期政権が解明せよ」
「対北送金の解明、国会で判断を」
検察、「4000億送金」捜査留保の方針
「ノーベル賞を狙って北に15億ドルを秘密送金」
「大胆なマネーロンダリング」高位層の保証なしでは不可能
鄭夢憲会長の出国禁止解除を検討
「4000億」邪道で解決しようとしてはいけない
《中央日報》
現代峨山、金剛山陸路観光の事前踏査に
<対北朝鮮支援>盧次期大統領「国会で真相解明」
【噴水台】統治行為
《東亜日報》
[社説]対北秘密送金問題の「政治妥結」はならない
「嘘をつくのが統治行為か?」対北巨額送金で各界で非難世論
次期政権陣営、対北巨額支援問題の「政治解決」主張 野党は反発
それにしても情勢は混沌としています。とりあえず金剛山陸路観光はまもなくスタートする按配です。このままいけば金剛山陸路観光に向けての踏査は、2月5日の午後の2時に韓国側の高城統一展望台にある韓国側の出入国管理事務所を出発して、午後の3時半に高城(長箭)港の北朝鮮側の出入国管理事務所に到着するようです。両方ともにのりまき・ふとまきが行ったことがある場所なので、これまで絶対に行き来が出来なかったお互いの場所が、1時間半で繋がるのだと思うと確かにワクワクしてきます。
ただ、金剛山陸路観光の開始は北朝鮮ヤミ支援問題と密接に関わっています。一昨日の日記でも触れたことなのですが、ヤミ支援問題の当事者である現代峨山会長と社長に金剛山陸路の一番乗りをして欲しいとの北朝鮮の提案は、あまりに露骨な『ヤミ支援隠し』です。金剛山陸路の一番乗りをしてもらったところで国外逃亡の恐れは低そうですので、今現在、現代峨山の会長と社長に出されている出国禁止措置の一時解除をしても構わないのかもしれませんが、道義的には絶対に良くない話です。さあ、2月5日までにどのような動きが起こりますやら……

2月4日(火)
様々な思惑が絡み合いながら、明日、金剛山陸路観光の第一歩が記されるようであります。今日もやっぱり様々な動きがあり、関連記事は多いです。
《朝鮮日報》
「対北送金」ハンナラが特別検事制を導入へ
鄭夢憲氏らの出国禁止を一時解除へ
現代の一億ドル蒸発事件が捜査対象に
朴室長「D.J.盧妥協説」を否定
韓国、13日からの「面会所協議」を北に提案
朴室長「対北送金は独占契約の見返り」
ハンナラ、特別検事制法案を国会に提出
野党、4000億特検法案を提出
検察の自殺
「4大疑惑」の真相解明が真の国益
「2235億対北送金」疑惑の核心は?
朴智元氏「対北送金は首脳会談の対価でない」
「対北送金の波長」今後の南北関係は?
離散家族が陸路で訪朝の見通し
《東亜日報》
金剛山の陸路観光、5日に事前踏査
[社説]真相解明?捜査放棄?
「北朝鮮への送金の真相を明らかにせよ」
盧次期大統領、対北送金の検察捜査に事実上反対
《中央日報》
<対北朝鮮支援>DJ・盧氏「政治的解決」で妥協
「北朝鮮送金」糾明への特別検事制度適用に拍車
とにかく今の段階で対北朝鮮ヤミ支援問題の解決の目途は全く立っていません。だいたいヤミ支援が行われていた事実がようやく明らかになっただけで、北朝鮮側に果たしていくらのヤミ金が流れたのか?ヤミ支援の真の目的は??そして本当の責任者は誰か???現状では全く闇の中です。そんな騒然とした雰囲気の中、ヤミ支援問題と密接不可分の金剛山観光で“陸路観光”が始まろうとしています。陸路観光への一歩は刻まれても、今後についてはやはり読めない状況が続くのではないでしょうか?
ところで……どうも明日(5日)陸路観光の事前踏査は、マスコミに非公開で行われるようです。陸路での軍事境界線越えがどんな感じで行われるのかが明らかになるのはもう少し先のようですね。

2月5日(水)
ついに陸路で金剛山行きが実現しましたね。そのことを含め、今日も金剛山関連記事は盛り沢山です。
《朝鮮日報》
「4000億特検」与野党の折衝が本格化
「現代の1億5000万ドル送金資料を確保」
柳寅泰氏「金大統領が直接解明すべき」
国民の6割「対北送金は首脳会談の見返り」
鄭夢憲会長、対北支援論議に遺憾を表明
金剛山陸路観光の踏査が開始
大統領府「全容公開すれば現代は潰れる」
金大統領「対北送金全貌公開は不適切」
契約書もなしに2億ドル提供が可能か
膨らむ一方の「首脳会談対価」疑惑
半世紀ぶりにつながった南北道路
金大統領の謝罪では済まない
与野党の「対北送金事件」協議が難航
ニクシュ報告書「現代は北に計8億ドルを渡した」
《中央日報》
金剛山陸路観光、事前踏査を開始
<対北朝鮮支援>金大統領、「公開不可」
<対北朝鮮支援>2235億ウォンがマカオの北朝鮮口座に入金
【写真】陸路観光を開始
【噴水台】秘密支援
《東亜日報》
[社説]金大統領が、まず真相を明らかにすべきだ
ナデロ先生
検察の対北送金疑惑「捜査留保」に内外で批判高まる
野党、対北秘密送金捜査で特別検事を推進
ざっと見渡してもこんなに記事があります……ヤミ支援問題はますます波紋が広がっています。それにしても現政府の、『“統治行為”なので真相の追及や処罰は困難』との言い分と、『真相が明らかになったら現代が潰れる』との言い分は、どういう脈絡なのでしょう?北朝鮮へのヤミ支援が、現代の行った不始末ならば“統治行為”ではないでしょうし、政府の“統治行為”の結果ならば現代が潰れるというのも筋が違うと思います。やはりこれは韓国政府と現代の双方の“合作”による出来事なのでしょうか?
金剛山陸路観光はついにその第一歩を記したわけですが、金剛山観光は表向きの対北朝鮮支援ばかりではなく、問題の裏側の支援でも主役をつとめていることを思えば、複雑なものがあります。ただ、なにはともあれ板門店以外で南北間の陸路が1953年の朝鮮戦争終了後、初めて繋がったのです。やはりこれは画期的なことであるのでしょう。
また、韓国語版の朝鮮日報には詳しい金剛山陸路の経路が載っていました。これを見ると金剛山への陸路は北朝鮮側ではかなり内陸部を通るようですね。のりまきは基本的に東海(日本海)沿いを北上していくと思っていましたので少々意外でした。

2月6日(木)
金剛山陸路観光の写真は韓国の各紙で紹介されているようですが、東亜日報のこの写真集が決定版ではないでしょうか。今回の踏査は現代の関係者などが中心で行ったとのことですので、誰か知っている人が写っていないか注意深く見てみたのですが、さすがに鄭夢憲氏以外知っている人はいませんでした。
さて、金剛山の陸路の踏査は終わりました。次は14日頃の予定である試験観光です。試験観光首尾よく終われば22日から陸路の本観光が始まるようですね。ただ、ハンギョレ新聞の記事を読むと21日からのようにも読めます。雪峰号の出航状況を考えると陸路観光は21日から開始という方が信憑性があります。いずれにしても情勢に特変がなければ、今月終わりにも一般観光客を対象とした陸路観光が始まるわけです。さて、のりまきはいつ頃陸路を通って金剛山へ行けるでしょうか?
ところで、相変わらずヤミ支援問題はもめていまして記事が多いです。
《朝鮮日報》
盧当選者側「国会で非公開証言」
大統領府、「非公開証言」を検討
「現代建設も北に1億5000万ドル送金した」
統一省「対北送金に法の適用なかった」
ハンナラ「非公開証言に反対」
「対北送金の非公開調査を希望」
野党、現代建設の秘密資金疑惑を提起
監査院「DJ訪朝前に送金」を事実上確認
ハイニックス、現代建設相手に1億ドル返済訴訟
政府「WSJ社説に強く抗議」
「特別検事制は不可欠」
「大統領が不法を擁護するとは…」
「現代がつぶれるはず」とは何事か
《中央日報》
<対北朝鮮支援>送金した2億ドル、金正日総書記の手に
<世論調査>「北朝鮮送金への特検導入に賛成」73%
《東亜日報》
[社説]これでも首脳会談の見返りでないと、言い切れるのか
50年ぶりに開かれた南北の道路
金大統領、対北秘密送金の真相解明を拒否
このもめごとの成り行きも要注目です。どうなりますやら……

2月8日(土)
朝鮮日報も金剛山陸路観光の開始を2月21日からと報じました。どうもアクシデントが起こらなければこの日程で決まりそうです。この記事にはかなり詳しく陸路観光の実施内容について書いているようですが、1泊2日の陸路観光以外に2泊3日のコースも作るようですが……宿泊場所はどこになるのでしょう?今のところ金剛山地区に宿泊場所はホテル海金剛と雪峰号と金剛ビレッジしかありません。雪峰号でお客を運びながらだと、2泊3日の陸路観光観光客の泊る場所が困ってくると思います……ひょっとして雪峰号の運行を現在の月20回ペースから月10回ペースへと戻すのかもしれません。
ところで、例の北朝鮮ヤミ支援問題についての記事はまだまだ多いです
《朝鮮日報》
ハンナラ「特別検事法、会期内に処理」
「対北送金時、国情院が裏書きした」
民主党代表、対北政策の協議機構を提案
金前大統領「対北送金は利敵行為」
「2235億ウォン、リベートだった?」
首脳会談の交渉に鄭夢憲会長も出席
YS「金大統領を法的処理すべき」
「対北送金」国情院はどこまで介入したか
《中央日報》
【社説】明らかになれば現代が亡びる?
【写真】金剛山から帰った鄭会長
「国会に対北朝鮮協議機構を設置」
北朝鮮「最初は10億ドルを要求」
《東亜日報》
[社説]国益のためにも対北朝鮮送金の全容公開を
北朝鮮への秘密送金事件めぐり対立続く
【社説】手続きが真相解明の足を引っ張ってはならない
野党、特別検察の捜査を貫く姿勢 対北秘密送金事件

2月9日(日)
今日は金剛山観光関連の記事は一段落のようです。もっぱらヤミ支援の記事ばかりです。また、今月金剛山で行われる予定の南北離散家族再会事業参加予定の家族の安否が確認されたようです。
《朝鮮日報》
「対北送金、国情院の口座利用した」
南北赤十字、離散家族の安否を確認
「検察が対北送金捜査に乗り出す?」
南北経済協力会議が11日から開催へ
これでもまともな国と言えるか
次々明るみに出る「6・15裏取り引き」
《中央日報》
離散家族らの住所などを交換
それにしても……朝鮮日報の『これでもまともな国と言えるか』は、相当いらだっている記事ですね。

2月10日(月)
とうとう金剛山陸路観光の募集が始まったようです。2月21日から陸路観光は予定通りに始めるようです。陸路観光はやっぱり2泊3日と1泊2日の観光が予定されているようですね。嬉しいのは雪峰号と較べて料金がかなりお安いことです。ただ、この記事を読むと本当に2月21日から陸路観光が始められるかどうかは少々疑問が残ります。金剛山で親族との再会を果たす離散家族の皆さんが陸路で金剛山へ向かうことができないのです……一般人の陸路観光が開始される前に、北朝鮮側がまた難題を吹っかけてくるかもしれません……
朝鮮日報は相変わらずヤミ支援問題追及で走っています!
《朝鮮日報》
裏取引の北側当事者が公式の場から姿消す
ハンナラ、特別検事法案の押通しを検討中
金監院、現代商船への支援額を縮小報告?
盧当選者、対北送金の解決策を提案
「現代への支援総額は36兆6000億ウォン」
「対北送金、聖域なく法的処理」
現代への金融支援が総額40兆を越す
「三・一節に反核反金の100万人集会開く」
現政権任期内の京義線開通が不可能に
ハンナラ党「特別検事制を単独処理」
「現代特恵」も黙過できない
今日の朝鮮日報の論調では、対北ヤミ送金ばかりではなく、現代グループが韓国政府から度外れた支援を受けていたことまで攻撃の矛先が広がっています。たしかに金大中政権は、他の財閥よりも対北事業を一手に担ってきた現代グループに対して、『暖かい配慮』を示していたことはこれまでも知られていたことですが……
また、東亜日報にもヤミ支援関連記事がありました。
《東亜日報》
「真相を明らかにしろ」
与党、「特検」留保前提に検察捜査を提案 対北送金事件
金監院、現代商船への支援額を縮小報告した疑惑

2月11日(火)
ヤミ支援問題は2週間後の大統領交代を控え、事態はまだまだ流動的なようです。今日は中央日報の記事に興味深い内容のものが多いです。
《朝鮮日報》
ハンナラ「特別検事法案を17日に処理」
「土公が開城公団施工権を現代峨山に与えた」
国民の83%「対北送金の真相解明は必要」
南北、再会参加者の最終名簿を交換
経済推進委の北代表がソウル入り
ハンナラ党「特別検事制法案を17日処理」
金大統領、眠れない日々?
北朝鮮代表団がソウル入り
盧当選者、「対北送金」への決断を下すべき
「現代の損失費用」の対北送金疑惑が浮上
《中央日報》
「対北送金後、林東源氏が現代支援を要求」
第4回南北経済推進委が始まる
「現代、北朝鮮に牛と共にドルも提供」
金剛山観光の出発点として名高い、故鄭周永氏の牛500頭を連れての1998年6月の北朝鮮訪問時に“ドル”も一緒だったとの噂があるのですね……
《東亜日報》
金剛山の陸路観光費用18〜35万ウォン
盧次期大統領「今週中に金大統領本人が解明を」
ところで、金剛山陸路観光の募集が始まっただけあって、こちらのページでは陸路観光のメニューが出来ていました。内容を見ると、どうも金剛山に新たに『温井ビレッジ』という名の、1室の定員が7名の宿泊施設が出来たようです。またこれに伴って従来どおり雪峰号で金剛山に向かう場合の宿泊施設は雪峰号か金剛ビレッジということに整理されるようになったみたいです。

2月13日(木)
旅行会社の人に現代峨山に連絡を取ってもらったのですが、金剛山陸路観光は大変な人気のようです。とにかく予約が殺到している上、予約窓口が混乱していて、現状ではいつ陸路で金剛山へ向かえるかわからないようです。少し気長にやってみようかと思います。テスト観光も始まります。今回は韓国側の取材も認められているようですから、軍事境界線の模様も見られることでしょう。
ところで、朝鮮日報にこのような記事がありました。この“現政権の対北支援策”として出ている数字はあくまで表の数字のみでしょうね〜
ヤミ支援関連の記事は以下のようにありました。
現代建設「1億ドル返済する理由ない」
《中央日報》
現代建設、ロンドン銀行偽装口座から1億ドルを北朝鮮に送