金剛山日記
(第二巻)


万物相は大雨でありました……
大雨の中の万物相天仙台から見た光景です。


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5月19日(日)
この土日、のりまきは関西に行っておりました。今日の午後、大阪の鶴橋にある韓国・朝鮮の貴重な本を扱っている古本屋さんに行ったところ、戦前の金剛山の資料をいくつか見つけました。店のおじさんのお話によれば、戦前の金剛山旅行のお土産として購入されたものが古書界に流れているようです。6〜70年前の金剛山の写真を見て、のりまきは『金剛山はあまり変わっていないなあ〜』。と感じました。なかなか興味深い写真・資料もありますので、徐々に紹介していきたいと思います。まずは『金剛山の昔話その1』あたりから……

5月21日(火)
いよいよ金剛山再訪計画をスタートさせました!旅行会社の担当さんに、また骨折ってもらうことになりそうです、よろしく_(._.)_
旅行日程は7月半ばか8月後半〜9月始めを希望しました。のりまき・ふとまきの予定もろもろを考えその時期を希望したのですが……予約状況次第で日程は大きく変わるかもしれません。コースは前回九龍の滝コースだったので、今回は萬物相コースを選びたいです。
今回の旅行は旅行中に会いに行く人などが多そうで、前回旅行に較べて日程が短い割にあわただしいことになりそうです。さあ、どうなりますやら〜〜

5月23日(木)
昨晩から中央日報が金剛山観光の注目すべき記事を載せています。
まずは『現代峨山、外国人向けの金剛山観光商品販売』です。韓国政府の旅行費用補助決定以来、このところ金剛山観光は景気いいみたいなので、こうでもしないと外国人は金剛山観光の予約は難しいのかもしれません。それにしても『一般観光料金より15パーセント安い』とは朗報なり(^o^)。
と思っていたら、今度はこんな記事が……船の回数増やすは6月は3万人も観光客集まるは……この記事は正直?だらけですね〜〜雪峰号は束草を観光客を乗せて金剛山に向けて出発し、2泊3日の観光を終えてまた束草へ戻ってくるわけです。船の中にも金剛山観光客を泊めるので、観光客を金剛山に降ろしてまた束草へ戻るなどといった芸当はできないと思います。つまり3日に1回しかお船は運行できないわけで……月に20日運行するとは、もう一隻お船を就航させるとしか考えられません。(雪峰2号かしら??)
また、6月は3万人の予約とは??船は20回の就航ですから、一回ごとに約1500人の観光客を金剛山に運ぶことになります。雪峰号の定員はたしか700人くらいでは??どういうことでしょう??
そんないろいろな話が出ている中だからでしょうか?今日、旅行会社の担当さんから『金剛山旅行の予約は取れそうだ』。との連絡がありました(^○^)。料金も安めな感じです。担当さんによればやっぱり“第二金剛山ブーム”とのことですが……のりまき・ふとまきの金剛山再訪の日程は数日中に決まると思います。

5月26日(日)
昨日、今度は神保町で金剛山の本を探してみました。色々探したのですが、難しいですね〜〜結局めぼしい本は韓国・北朝鮮専門の本屋さんしかなかったでした。歴史や民俗などの古本屋ばかりではなく、山の古本を専門に扱う店も覗いてみたのですが……白頭山の古い登山記録は結構あったのですが、金剛山は見つかりませんでした……
昨日購入した中では、『京城と金剛山』という本が一番の収穫でした。その本の巻末に『金剛山協会』という、金剛山観光振興を業務とした半官半民の組織についての資料があったり、鉄原から内金剛までを走っていた金剛山電気鉄道はかなりの赤字経営で、政府補助金に頼った経営をしていたことが触れられていて興味深かったでした。今後“金剛山の昔話”で紹介していきたいと思います。
あ、そうそう……北朝鮮の専門書店、レインボー通商さんはアリラン祭典観光を企画していることもあってしっちゃかめっちゃかの忙しさのようでした。なんだか良くわからない理由で北朝鮮が旅行希望者のビザ発行について難色を示していたりするそうで、結構大変そうでした。

あと、今悩んでいることがあるのです……金剛山の古本で一番良い資料と思われる本があるのですが……相場が5万〜10万円くらいらしいのです……正直買おうかどうか悩んでいます……

5月28日(火)
今日はやっぱりこの記事でしょう!前にも流されていた話ですが、仙台から金剛山行きの話が煮詰まりつつあるようですね♪日本から唯一の金剛山行きツアーという売り込みをするようですけど、自然の美しさを感じ、国際問題に対する認識を得る機会にはなるかと思いますが、金剛山行って平和について考えるかなあ??むしろ『自由』とはなにか?って考えるのでは??

5月30日(木)
今、戦前にあった“金剛山協会”の設立主旨や経過などを打ち込んでいますが、旧かなづかいや難しい旧字体に悪戦苦闘!のりまきは国語は得意だったのですが、『あれ?この字は昔はこう書いていたんだ??』という、新たなる発見(?)の明け暮れであります。
ところで、6月の金剛山ツアーはやはり3日おきのようです。月に20回船が出る話はどうなったのだろう??
そうそう、今日金剛山ツアーの申し込みを正式に旅行会社にしました。のりまきのプライベートな用事やふとまきの仕事の都合などで、正式日程決定まで少し遅れてしまいました。旅行会社の担当さん、ごめんなさい_(._.)_。でも、どうやら希望通り行けそうです♪金剛山♪♪
来月から『金剛山出発まであと○○日』というフレーズも復活の予定です。
追記……『京城と金剛山』を読んでいると、金剛山電気鉄道の初代社長、久米民之助氏という人物名が出てきました。本には『あまねく人も知る名士』と書かれていたのですが、のりまきはそんな人の名は知りませんでした。
調べてみると久米民之助氏とは工学博士で、なんと皇居二重橋を設計した人物であることがわかりました。そして国内外の多くの鉄道建設に尽力し、特に朝鮮金剛山の開発に力を注ぎ、なんでも東京渋谷の大邸宅を売ったお金で事業を展開していたそうです。
久米氏は、1931(昭和6)年死亡しますが、遺骨の一部は朝鮮金剛山下の久米博士功彰碑の下に分骨されたそうです。久米氏の遺骨は、今、どうなっているのでしょうか?そして久米氏は今の金剛山をどういう思いで眺めているでしょうか?

6月1日(土):金剛山へ出航まであと47日
5月30日の日記で予告したように、金剛山出航までのカウンター再設置であります(^o^)。また飴屋の金さんあたりに手紙書いてみようかと思います〜〜
今日は、このような気になる記事がありました。まあ、たくさんの人の参加するツアーですからね〜〜このようなこともありえるでしょう……
金剛山ダムについてのこんな記事もありました(中央日報朝鮮日報)。
ダムの放流の通知は、なにも“同胞愛”やら“人道主義”とは関係なく、あたりまえのことのはずですがね???

6月2日(日):金剛山へ出航まであと46日
今日はこんな記事がありました。南北経済協力推進委員会の中止以来、停滞気味の南北対話を推進したい韓国側は、金剛山観光当局会談の開催を南北対話の弾みにしたいのではないでしょうか?
北朝鮮のテレビで、韓国のソウルで行なわれたサッカーワールドカップ初戦が放映されたとの話ですので、意外と北朝鮮側の態度は柔軟かもしれません。ただ、またいつものように当日会談が始まるまで本当に会議が行なわれるかどうかわからないことでしょう(笑)。
あと、会談が行なわたとしても、金剛山観光に進展は見られるでしょうか??

6月3日(月):金剛山へ出航まであと45日
今日は金剛山行きのお船がやはり月20回に増えるという記事がありました。船は雪峰号一隻だけのようですし、さて、いったいどのようにやるのでしょう?やっぱり金剛山にお客降ろしてまた束草へ戻り、また客を乗せ……といったピストン輸送かなあ??
追記:金剛山行き船の回数が月20回ということで、船の運行状況を考えてみたのですがどうしても答えが見つかりません……小学校の算数か中学の数学の問題かとも思いますが……新たに2泊3日以外の金剛山観光商品が登場したのでしょうか?あと、こんな金剛山関連の記事もありました。また金さん、走るのかなあ??あと、中央日報も昨日の朝鮮日報の記事と同じく、金剛山観光についての南北会談関連の記事と、金剛山ダムの放流の記事がありました。

6月5日(水):金剛山へ出航まであと43日
昨日今日と韓国はワールドカップ一色のようで、金剛山ダムの続報くらいしかニュースはありません。(中央日報記事はこちら)
さて、これから少し時間をかけて、のりまき作成の金剛山ホームページ『金剛一万二千峰』を、少々リニューアルしたいなあと思います。よろしく♪♪

6月9日(日):金剛山へ出航まであと39日
ここのところ日・韓両国はワールドカップに夢中……金剛山のこの字もありませぬ〜〜
ところで、金剛山観光の良いページ、見つけました♪♪『金剛山観光新聞』というネーミングも力入っています。そのページにはに、とても良い金剛山観光日程表がありました。また、雪に降り込められた金剛山マラソンの写真集がなかなかグッドです。この写真には北朝鮮監視兵が写っていますね〜〜こっちはコンクリート壁に囲まれた北朝鮮民家が写っています。結構韓国の皆さんも工夫して金剛山地区の写真、撮っていますね(^o^)。それにしても、この雪の中10キロあまりと20キロあまりのマラソン……ご苦労様です……

6月10日(月)金剛山へ出航まであと38日
金剛山ダムの記事がありました。あと、やはり11日から予定されていた、金剛山観光会談のお返事が北朝鮮側からまだ返ってきてないようです(朝鮮日報の記事はこちら)。どうも会談は延期ないし中止となりそうです(-_-;)。

6月11日(火)金剛山へ出航まであと37日
今日はこんな記事がありました。6月14〜15日に金剛山で行なわれる予定の2002年民族統一大祝典の中で、ワールドカップサッカー、韓国―ポルトガル戦を南北で共同応援しようという計画があるそうです。これによれば、金剛山旅館での行事終了後に温井閣で南北共同応援を行なうとか……果たして実現するでしょうか?

6月12日(水)金剛山へ出航まであと36日
今日は金剛山ダムの記事が少し(朝鮮日報中央日報)と、金剛山観光会談がお流れになってしまったことに対する東亜日報の社説がありました。本当だったら会談が流れたことに対する反応がもう少しあるのでしょうが、今はなにせワールドカップ中……金剛山のニュースはわりと少ないと思います。

6月14日(金)金剛山へ出航まであと34日
昨日午後、2002年民族統一大祝典に参加する皆さんが、雪峰号に乗って金剛山へ出発したみたいですね〜〜今回も韓国政府が一部参加者予定者の参加を不許可にしたそうなので、また2月のように北朝鮮側がドタキャンするかもしれませんが……ところで雪峰号は、元来6月は3で割り切れる日が出航予定、つまり9・12・15・18……という予定で束草を出航するはずでした。それが13日も出航したということは、やっぱり月20回運行しているのでしょうか?今日の夜にはワールドカップ韓国ーポルトガル戦があります。金剛山温井閣で南北の人たち揃って応援するのでしょうか?
そして現在金剛山観光が大人気であるという記事……これによると金剛山観光は予約殺到で3〜4ヶ月待ちだとか……昨年末とはえらい違いですね〜〜
追記:金剛山での2002年民族統一大祝典は行われているみたいですね〜〜こんな記事ありました。それにしてもどうやって北朝鮮の皆様、ワールドカップの開催を知ったのでしょうかね??

6月16日(日)金剛山へ出航まであと32日
一昨年一度お流れになった、金剛山での海水浴のお話が今年実現するようです。海水浴場は長箭港に作るようですね。バンジージャンプ場のオープンとともに7月中旬のようですね♪今度の金剛山には水着持参かな♪♪

6月19日(水)金剛山へ出航まであと29日
いよいよ金剛山出航まであと一ヶ月を切りました♪そんなときに北朝鮮側から金剛山へ入って、内金剛を見るツアーの話が!!ああ!とっても行きたい!!もう一ヶ月早く話を聞いていたらこのツアーに参加したでしょう!!それにしても8月ですか……今回はちょっと行けないけれども、来年同じようなツアーが行われることに期待します!!

6月21日(金)金剛山へ出航まであと27日
今朝、『金剛山観光新聞』を、読めない韓国語を無理に読んでみてびっくりしました。なんと北朝鮮側から金剛山に行けるようになったと書いてあるようなのです。しかもニュースソースは日本の北朝鮮専門旅行社のようです。その旅行社のホームページ読んでみて驚きました。この夏から北朝鮮側からの金剛山観光が復活(朝鮮かわら版を見てね)することになったようなのです♪♪ああ、それならば来年ゴールデンウイークや夏にも、北朝鮮からの金剛山ツアーが行われるでありましょう♪♪

6月27日(木)金剛山へ出航まであと21日
ここんとこ韓国はワールドカップ一色……金剛山のニュースなど伝わってきません。
今日、やっとこんなニュースが……大学生の皆さんは、7月12日出航だそうです。我々の少し前ですね〜〜それにしても、『青年よ、統一の扉を開け!』とは随分熱い(暑い?)講演になりそうです。
ところで韓国観光公社の日本語ページに、金剛山観光部門が出来ていたのですね〜〜知らなんだ〜〜2002年3月18日の製作らしいですね。つまり金剛山観光が息を吹き返したころの作成ということになります。
さて、金剛山観光の件ですが、雪峰号の正式運航日程がようやくわかりました。どうも2泊3日観光と3泊4日観光を交互に行っているみたいです。3泊4日観光の日程表はまだ見つかりませんが、金剛山観光新聞を読むと、どうやら2日目と3日目が1日金剛山に費やせるおかげで、万物相コースと九竜滝コースの両方を観光できるようですね。
追記:金剛山観光に行く外国人がこのところ増加傾向なのだとか……でも、増えたといっても月に60〜70人とはねえ……これまでに外国人は1636人ですか……うち2人はのりまき・ふとまきですね(笑)。

6月29日(土)金剛山へ出発まであと19日
今日、西海(黄海)で韓国と北朝鮮の軍事衝突があって、韓国側の船が沈んだそうです。ワールドカップやアリラン祭典やっている時に軍事衝突しなくてもよさそうなものなのに……私たちにとっても7月18日に金剛山に行けるかどうか、不安材料が出来てしまいました。
今回は韓国側に死者が出たこともあって、かなり韓国側の態度も硬化している感じです。どうなりますやら……これまで通りならば、しばらく非難合戦が続き、その後いつのまにかに“対話再開”となるのですが……今回も同じですかね??
また、今日は東京・白山にある北朝鮮の本を多く取り扱っている本屋に行ってきました。今日、南北の衝突があったからでもないでしょうが……これまでのりまきが行った時にはほとんど誰も来店しない店だったのに、今日はずいぶんお客が来てました。のりまきは北朝鮮側が発行した、金剛山のとってもきれいな写真集を買いました♪
追記:ちなみに現在の金剛山は、特に異常なしとのこと。しかし南北関係が極度に緊張したら、北にいる韓国人は“人質”になるのかもしれませんね……

6月30日(日)金剛山へ出発まであと18日
軍事衝突で韓国側に死者が出たこともあり、金剛山観光のキャンセルもあったようです。
今回の事態を受けて、今のところ次期大統領最有力候補、李会昌氏は『金剛山観光の中断』を主張しているようです。北朝鮮側は李会昌氏のことを“不正腐敗のベテラン”とか、“血を好むファッショ的殺人鬼”とか、“特等親米事大売国奴”などと、東スポもびっくりのネーミングで非難していますが……李氏はそれほど北朝鮮にとって都合悪い人物なのでしょうか?確かに李会昌氏が大統領になったら、金剛山観光継続に厳しい態度を示す可能性は高いでしょう。
あと、中央日報にこんな写真もありました
追記:中央日報にも李会昌氏の金剛山観光中断主張の記事がありました。

7月1日(月)金剛山へ出発まであと17日
韓国軍の船が沈没し、死者まで出たこともあって、今回は随分と北朝鮮を非難する声が高いようです。金剛山観光は格好の槍玉に挙げられている感じです
東亜日報はこんな漫画出してます記事もこんな感じです。金剛山観光が中止になるかもしれない状況で金剛山に行けるかどうか不透明だった前回……そして今回は銃撃戦……ほんと、のりまき・ふとまきの金剛山旅行は波乱含みです……

7月2日(火)金剛山へ出発まであと16日
まだまだ事件の後遺症は続いているようです。あと半月で情勢はどうなるでしょうか?このまま沈静化してくれるでしょうか?それとももっともめる材料が現れてしまうでしょうか?
追記:韓国現政権の閣僚はこんなこと言っているそうです。本当かなあ??

7月3日(水)金剛山へ出発まであと15日
今回の事件の波紋はおさまるどころか、次第に広がりを見せているようです。韓国現与党の中にも色々な意見があるみたいですし……南北対話、朝米対話や食糧支援にも悪影響が出て来ているようです。
中国にある対外公館に北朝鮮の難民が駆け込む事件も後を絶つ気配はありませんし、私には金剛山観光をめぐる現在の情勢は、昨年末よりも良くないような気がします。さて、のりまき・ふとまきの金剛山出発まであと約2週間……金剛山へ行けるかどうか??

7月4日(木)金剛山へ出発まであと14日
韓国の在郷軍人会は今回の事件の糾弾大会を行い、こんな決議出したそうです。まあ、これは立場からして仕方のないところでしょう。そして韓国企業の金剛山コンドミニアム計画も白紙撤回になったとか……でもこの話、韓国企業側はもともとあまり乗り気ではなかった話と聞いています。今回の事件でお断りのふんぎりがついたのかもしれません。
金剛山ダムのニュースも入っています。増築工事始まったのですね。確認もされたそうです。折りしも大きくて強い台風が朝鮮半島に接近中……大丈夫かなあ??

7月5日(金)金剛山へ出発まであと13日
やっぱり金剛山ダムへの不安はあるようです。現在朝鮮半島に接近中の台風は随分弱くなってきたようですが……崩壊したことがあるダムで大丈夫かなあ??そもそも現在の北朝鮮に台風が行って大洪水が起きなければ良いのだけど。
そういえば今回の金剛山旅行、当初は7月6日出航の船に乗ることも考えていました。もし7月6日出航を選択していたら、金剛山へ行けずに束草で足止めをくらった可能性が高かったでしょう……のりまき・ふとまきはツイてたのかな??

7月7日(土)金剛山へ出発まであと11日
台風は大したことなく過ぎていったようです。よかったよかった。
ところで、野党ハンナラ党はこんなこと言っています。また世論の動向もかなり厳しいものがあるようで、特に金剛山観光の一時中断を求める声がこんなに高いのには少々驚きであります。
のりまきは、新しく金剛山観光をめぐる北朝鮮側の意見を集めたページを作ってみました。韓国側の意見や考え方ばかりではなく、金剛山観光に対する北朝鮮側の見方が少しでもわかれば良いな〜〜と思い作りました。まあ、どこまで北朝鮮の“本音”が出ているのか疑問のある内容も多いのですが……

7月9日(火)金剛山へ出発まであと9日
いよいよ金剛山出発まで10日を切りましたね♪♪今日は旅行会社の担当さんのところへ書類取りに行きました。担当さんのお話では、金剛山観光についての問い合わせが意外とあるそうです。ちなみに現在の金剛山観光ブームのおかげで、この夏の予約は満員でもう無理らしいです。ちなみにのりまき・ふとまきのすぐ後に金剛山行く人がいるらしいのですが……その人の後は今のところ予約が取れないみたいです。
前回金剛山行ってから、随分色々動きがあったので、今回はいったいどんな旅行になるのやら……免税店、そして新しい宿泊施設も出来たみたいですし、バンジージャンプ場や海水浴場はどうでしょうか??楽しみです。

7月11日(木)金剛山へ出発まであと7日
いよいよあと一週間ですか……このところ南海上で7月らしからぬことに台風が連続発生……次から次へと北上しています。台風7号あたりがのりまき・ふとまきの旅行に悪さをしないことを祈っています。
さて、こんな記事がありました。在郷軍人会の皆さんが束草の金剛山行きのお船(雪峰号)の前で金剛山観光中断要求大会をしたのですね。また東亜日報にはこんな記事もありました。『金剛山観光は続けながら、飢えに苦しむ北朝鮮の人たちへの食糧援助は中断』。という指摘は、なかなか良い視点だと思います。
ところで、金剛山観光とは直接関係ありませんが、現在、金剛山と同じくらい北朝鮮内に韓国人がいる場所、北朝鮮の原子力発電所建設現場への往復には、今のところ束草からの船便が使われているのですね。束草はやはり人的交流において韓国国内では北朝鮮への最大の窓口のようです。

7月12日(金)金剛山へ出発まであと6日
わーい!!ついに金剛山で海開きなりぃ♪♪のりまき・ふとまきは金剛山へもちろん水着持参しま〜す!どんな感じなのかな??水はきっととってもきれいでしょう!楽しみ楽しみ♪♪
それにしても……北朝鮮は蛮勇としか表現しようがない経済改革を強行したみたいです。給料と物価をいきなし10倍以上引き上げたとのことですが…国の北東部にある経済特区、羅津ー先峰地区の北朝鮮人民ウォンの価値が他の地区の10分の1であることに目をつけ、国の他のところで買い付けた物資を羅津ー先峰地区で売りさばき、暴利をむさぼる輩が続出していることが原因といいますが……これが本当だとして、国のごく一部での出来事のせいでここまで大胆なことを行うとは……金剛山でのこれまで3年余りの出来事もきっと、北朝鮮国内に様々な影響を与えていることでしょう。

7月14日(日)金剛山へ出発まであと4日
昨日ふとまき弟の結婚式が終わり、いよいよ金剛山旅行が迫ってきました。我が家には旅行用の荷物が散乱しだしました(笑)。17日は成田9時30分発の大韓航空に乗る予定ですので、自宅は早朝出発の予定です。その日のうちに束草に着いて、18日に再び雪峰号に乗ります。
韓国はどうもここ数日雨模様らしく、16日は大雨の予想も出ているようです……金剛山がいい天気でありますように……

7月15日(月)金剛山へ出発まであと3日
今日も色々荷物整理です。パッキングは明日の予定です。台風7号は今日明日に日本に来るようなので、今回の旅行への悪影響は避けられそうですが、あちらは梅雨空が続き、天気は悪いようです……万物相行きの日が好天であることを祈ります……
さて、金剛山のバンジージャンプはどうなったのかなあ??私たちの旅行の時には出来ているかな??

7月16日(火)金剛山へ出発まであと2日
いよいよ明日出発です。パッキングも一段落……明日は朝4時起きの予定なので、もうすぐ睡眠時間となりまする〜〜
相変わらず韓国の天気が気になります。好天を祈ります……
ここ数日、金剛山関連の記事は一休みのようです。ただ、韓国内の北朝鮮関連商標登録の第二位が金剛山であるという記事が目についたのみです。さすがといえましょう。

7月17日(水)金剛山へ出発まであと1日
さて、これから自宅を出ます。皆様行ってきます♪帰国は21日深夜の予定です。ちなみに金剛山は明日の夕方到着の予定です。

7月22日(月)
昨夜遅く帰国いたしました……万物相では大雨に祟られました……万物相の風景や雰囲気は最高でしたが、とにかく大雨で大変でした……最初は普通の雨だったのが、万物相を下山するころには嵐になってしまいました(-_-;)。
翌日の海金剛と三日浦は嵐の後の好天に恵まれ、素晴らしい光景に恵まれました。

今回撮影の海金剛の光景です。
また、例によっていろんな貴重な体験が出来ました!!また旅行記等アップしま〜す!!

7月22日の追記……私たちが金剛山行っている間に、韓国観光公社仙台支店の仲介で、金剛山観光ツアー販売が再開されたようですね。読売新聞の記事がありました。また、韓国の朝鮮日報中央日報の記事もあります。読売新聞の記事には正確ではない部分がありまして(笑)。これまでも金剛山観光の予約は日本でも可能でした。今回のツアー開始でも、まだまだ私たちが金剛山旅行を手配した会社の旅行代金の方がお安くなってます(^o^)。
ま、金剛山は素晴らしいところなのですが、韓国のツアーとしては高い(15万円以上)金剛山観光に、期待通りお客が集まるでしょうか?
また、朝鮮日報にはこんなお間抜けな金剛山観光の記事がありました。結構笑えます(^o^)。《マンガもあるよ!》

7月24日(水)
今回の金剛山旅行についても、そろそろ旅行記を書き始めようと思います。色々書くことあるので、また完成まで日時を要すると思います。
旅行記の題名は『嵐の萬物相』としました。あ、旅行記の序章に隠しリンクつけてみましたので、探してみてね〜〜
今日はこんな記事を見つけました。それにしても韓国ー北朝鮮ツーリングは結構だけど、もうとっくに申し込み終わってるんだよな〜〜

7月25日(木)
今日、北朝鮮側が先日の西海(黄海)での武力衝突に対し、遺憾表明を行ったそうです。反応が遅いとはいえ、北朝鮮にしては柔軟な対応ですね。そして北朝鮮は8月に金剛山で第7回南北閣僚会議の予備会議を開催する提案をしたそうです(中央日報朝鮮日報東亜日報)。また金剛山で会議ですか……会議は踊る金剛山……

7月27日(土)
北朝鮮の経済状態はかなり厳しいようで、最近韓国・日本・アメリカをちらちら見ながら提案をしかけてきているようです。金大中大統領は今回の北朝鮮側の態度変化に際して、また金剛山陸路観光開始の期待をかけているようです(中央日報記事はこちら)。ま、あまり陸路観光には障害が高いのでなかなか上手くはいかないでしょうが……とにかく金剛山での南北閣僚会議の予備会談は行われる可能性が高そうです。

7月29日(月)
金剛山の海水浴場工事のために、韓国から金剛山に来ていた作業員さんが死亡したそうです。また、さっそく南北閣僚会議の予備会談が金剛山の金剛山旅館で行われるようです。なんでも8月1日〜3日といいますから、もう今週です!
金剛山旅館は今回バスの車窓から見ました。一見立派そうに見えますが、結構年季が入った建物でした。もう少し古びたら幽霊でも出そうです(-_-;)。ちなみに金剛山旅館玄関先にはベンツが2台停まってました。偉いさんでも来てたのかな??

7月30日(火)
南北閣僚会議の予備会談が、正式に金剛山にある金剛山旅館で行われることが決まったようですね(朝鮮日報中央日報)。8月2日〜4日という日程ですか……金剛山旅館で会議する韓国の人は、やっぱし雪峰号乗って束草から金剛山行くのでしょうね〜〜
ところで、こんな興味深い記事がありました。これが本当ならば、金剛山の海水浴場が金正日氏のソウル訪問の“エサ”のひとつというわけですね〜〜海水浴場建設で北朝鮮にお金でも流れたのでしょうか?なんだかよくわかりません。

7月31日(水)
昨日の“金正日氏への手みやげのひとつが金剛山海水浴場開発費用80万ドル”との話がまだ尾をひいているようです。この話、昨日の日記にも書いたのですが、金剛山に海水浴場作るだけでは、北朝鮮にどんな利益があるのだかよくわかりません。海水浴場の使用料を北朝鮮に払うのか?入場料金を払うのか?どうなんでしょう??

8月1日(木)
明日から、いよいよ金剛山旅館にて南北閣僚会議予備会談が始まります。今回は話し合って何か決まるでしょうか?

8月4日(日)
金剛山の予備会談、それなりの成果が挙がったようですね。
《朝鮮日報》
南北の実務協議がスタート
実務交渉団「北に西海挑発の問責促す」
閣僚級会談、12日からソウルで開催
南北実務接触後の展望
握手する南北代表
任期末の南北対話と北朝鮮の戦略

《中央日報》
「軍事会談の早期開催を北朝鮮に提案」
日本での金剛山観光、19日初出発
北朝鮮が釜山アジア大会参加へ
【写真】南北実務接触

まあ、会議が行われると記事が増えます…これはいつものことでありまする。それにしても、ここのところ急に北朝鮮が南北対話たアメリカや日本との対話に積極性を見せてきています。加えて、今月後半には金正日氏がロシア極東地区を訪問するとの話も出てきています。ひょっとしてアリラン祭でお金使いすぎて、困っているのでは??
あと、記事の中で、8月19日から日本からの金剛山観光が始まるとの記事はやはり要注目です。昨年春ごろに金剛山観光のツアー販売が行われていたので、日本からのツアーは、正確には“再開”となります。今回はうまく続くでしょうか??

8月6日(火)
今日の注目記事です。金剛山旅館は見かけは結構立派ですが、お湯が出ないなどなかなか難物のようです。1950年代の建物らしいので、ある程度は仕方ないところかも知れませんが……
ところで、改修後のサービスを北朝鮮側が担当するとは面白いです。これまで監視担当者以外、北朝鮮側は金剛山観光に人的にはあまり関与してこなかったのですが……金剛山旅館の従業員など、北の一流宿泊施設の職員は優秀なる労働党員らしいので、韓国の観光客と直接接触してもあまり問題ないのかも……正直外貨の欲しい北朝鮮にとって、金剛山で得られる収入が増えることにもなりますし、この話実現するかも……

8月8日(木)
のりまきは悩んでいます……実は北朝鮮から内金剛に行くツアーがこの秋も2回、行われることがわかったからです。
北朝鮮という国の特性から考えて、一旦機会を逃したら今度いつ行けるかわからないですし……しかし先月、韓国から金剛山再訪を果たしてしまい、2ヶ月のインターバルで北朝鮮とはいくらなんでも行きすぎな気もしますし……内金剛はのりまきにとって憧れですし、外から韓国からの金剛山観光事業を見物できる可能性もあるので、行きたいのはやまやまなのですが〜〜
もし、行くことになったら仕事の都合等々で、9月のツアーになると思います。10月の方が紅葉もきれいでしょうし、晴れる可能性も高いでしょうが……

8月11日(日)
先日、金剛山で行われた予備会談を経て、明日からソウルで南北閣僚会議が始まるようです。(朝鮮日報中央日報)議題にはしっかり“金剛山陸路観光の推進”が入っているようです。
また、この秋釜山で行われるアジア大会に北朝鮮が参加する問題について、近く金剛山で会議が行われるようですね。

8月12日(月)
今日からソウルの高級ホテル:新羅ホテルで南北閣僚会議が始まりました。さっそく秋夕(日本でいえばお盆か?)の、9月21日に南北の離散家族の再会を金剛山で行うことが決まったらしいです。金剛山陸路観光はどうなるでしょうかね〜〜

8月13日(火)
南北閣僚会議は今のところまあまあ順調みたいです。しかしこれも下駄はいてみないとわかりません。下駄はいてもわからないかもしれません。そしてせっかく会議で決められたことがあっても、ただ決めただけで、いつ、どのような形で実現していくのかが見えにくいのです。

8月14日(水)
南北閣僚会議は今回は順調に話し合い終了となったようです。その結果、金剛山での南北離散家族再会の日程や、金剛山地域を走る『東海北部線』の連結問題が進展したそうですが……(朝鮮日報中央日報
閣僚会議ではこんなことが決められたといいますが…どこまで実現するのでしょうか??のりまきの見立てでは、北朝鮮側の経済苦境がここのところまた一段とひどい状態になっているか、何らかの不穏な情勢が醸し出されつつあって、今回のような態度軟化となったと睨んでいます。それでも話し合いの流れで自分たちの立場が苦しくなりそうになったら、北朝鮮はまた態度を変えるかもしれませんし……喜ばず悲観せず見ていきましょう。

8月17日(土)
こんな記事がありました。我々の感覚では公務員が公費で金剛山に行くこと自体どうかと思いますが……ところでまたまた重要会議が今日から金剛山で行われるようです。今回はこの秋に行われる予定の、釜山アジア大会の実務会議ですか〜〜

8月19日(月)
国際金剛山モーターサイクルツーリングですか……これ、北朝鮮の皆さんにとって刺激強すぎないかなあ〜〜
それにしても船で北朝鮮から韓国に亡命した人々が出たようですが、金剛山地区で、温井閣とかホテル海金剛、または雪峰号に逃げ込もうとする人は出てこないのでしょうか?雪峰号に逃げ込むことが一番ハードルが高そうですが、のりまきの印象では“絶対に無理”とは言い切れません。温井閣に入りこむことは意外と簡単かもしれません。もし実際にそんな人が現れたらどうなるのでしょうか?

8月23日(金)
この秋にまた、金剛山で行われる予定の南北離散家族再会の日程を、韓国側が北朝鮮に提案したそうです。さて、今回はどんな再会になりますやら。

8月26日(月)
この秋に釜山で行われるアジア大会の実務協議が、金剛山で今日から始まるようです。この会議は二回目なのですが、前回も金剛山で行われたようです。それにしてもよ〜く金剛山で会議するなあ〜〜(この記事も参照)。
あと、来月金剛山で行われる予定の第五回南北離散家族再会の準備状況の記事もありました。この記事、よく読むと結構深刻な問題が含まれていますね……

8月29日(木)
今、ソウルで開かれている南北経済協力委員会では、南北間の鉄道・道路の連結問題について話されているようです。まだ情報が錯綜していて、話し合い自体が上手くいっているのかどうかもよくわかりませんが、とにかく板門店と並んで金剛山地区の鉄道や道路の連結もこのところ話題になりつづけていますので、たとえ今回の話し合いが上手くいったとしても、果たしてどうなりますやら……(朝鮮日報の記事はこちら)。ところでこの話題、こんな話も出て来ています。北朝鮮としては、やっぱりピョンヤンから遠いところで鉄道は繋げたいのでしょうか??
ちなみに金剛山での釜山アジア大会の会議結果は、こうなったようです

8月30日(金)
なんだかもうわけわかりませぬ〜〜南北経済協力委員会の結果、京義線(北の言い方では平釜線)の、南北間鉄道連結以外に、金剛山地区を走る東海北部線と、同じ区間の道路の連結も行われるようです。更には11月完工を目指し、金剛山観光客と南北離散家族が利用する、東海線臨時道路も作られるとのことです。(朝鮮日報中央日報)。計画どおり進んだとして、今年の11月末以降、金剛山観光はどういう形で行なわれるようになるでしょうか?
折りしも9月17日に日本の小泉首相が北朝鮮に行くことが決まりました……さて、これから何が起こるのでしょうか?

8月31日(土)
今、朝鮮半島には結構大きな台風がいます。朝鮮半島としては史上最大規模との話もあるようです。今年は雨が多いようで、大きな害がなければよいのですが……7月には北朝鮮にもかなりの水害があったみたいですが、今回はどうなるでしょう?そろそろ稲が実る時期であることが気になります。
東亜日報のこの記事によれば、11月末には本当に陸路で金剛山に行ける見込みのようですね。いったいどうなるのでしょう?北朝鮮??ところで、金剛山とは直接関係ありませんが、この記事によれば今、北朝鮮では『現金不足で大部分当局から約束証書の形で賃金を支給している』との、実に恐ろしい情勢みたいですね……この上に台風が来たら、本当にどんな経済状況になってしまうのでしょうか?

9月1日(日)
やはりというか……台風はえらい被害を韓国にもたらしたみたいですね。韓国国内の交通機関は今後しばらく寸断されるようです。北朝鮮にも台風の影響はあったと思いますが、台風の進路からいって北朝鮮の穀倉地帯、黄海道方面は台風の直撃は避けられたようなので、この点は救いかもしれません。しかし水浸しになってしまった江陵の様子を見ると、北朝鮮の江原道(金剛山のある地区)には、相当の被害があったと思います。
さて、金剛山で行われる第五回離散家族再会の日程が決まったみたいですね。また、東海岸の鉄道・道路の連結を睨んでの軍事関係者の会議も始まるみたいです。

9月2日(月)
今日のニュースはこれでしょう。実現したら、束草から1日観光で金剛山に行ってこれるわけですね♪
また、私たちの初回金剛山訪問時にちょうど金剛山に行っていた鄭夢憲氏が、金剛山に行くみたいですね(中央日報朝鮮日報)。このところ金剛山情勢が現代峨山にとって追い風なので、今がチャンスといったところなのでしょう。
それにしても、江原道一帯を巻き込んだ今回の水害はなかなか凄まじいものだったようです。予想通り北朝鮮側江原道にも被害があったようです。アメリカのテロ事件の時には義援金やらなんやらの話がありました。今回はとんとそんな話聞きませんが、やはり行うべきでは?また、復旧作業も遅れているようですし、南海上にある台風16号の動きも気になるので、人的支援も考えた方が良いと思います。
追記:金剛山も江原道にあったのですね。どうやら金剛山も今回の台風で深刻な被害が出たようです(;_;)。

9月3日(火)
金剛山の台風被害はこんな感じらしいです朝鮮日報の記事はこちら)。おかげで金剛山で行われる予定の赤十字会談が延期になりました。金剛山観光も当面中止のようです。その中でも第五回南北離散家族再会へ向けての準備は進んでいるようです。

9月4日(水)
金剛山の被害は予想よりも深刻みたいですね。こんな状態で南北赤十字会談、6日から金剛山で行うのでしょうか?そして離散家族再会は??

9月5日(木)
水害にも負けず、第四回南北赤十字会談を明日から金剛山で行うみたいですね〜〜(中央日報の記事はこちら)。
ところで、南北離散家族再会についての北朝鮮側の内幕が出ていました。半ば予想されたこととはいえ、これが本当だとするとひどい話です。

9月6日(金)
金剛山に離散家族面会所を作る話があるようです(朝鮮日報中央日報)。前日の話が本当だったら、北朝鮮の家族で面会所に行く人いるのでしょうか?

9月8日(日)
第四回南北赤十字会談の結果、金剛山に離散家族面会所を作る話が進展したようですね。離散家族面会所は金剛山地区に韓国側が資材と装備、北朝鮮側が人員を出して作るそうです。京義線(平釜線)と道路が連結したら半島の西部地域にも作るみたいですが……また、次回の第五回離散家族再会の日程が決まったようです。9月13〜18日だそうですが、水害の影響は大丈夫でしょうか?(中央日報朝鮮日報東亜日報

9月9日(月)
第四回南北赤十字会談の結果について、中央日報はこんな社説書いています
南北を結ぶ道路工事も始まるようですね〜〜のりまき・ふとまきが行った統一展望台で起工式のようです。
また、金剛山行きの道路がこんなありさまになってしまっているようです。これではしばらく観光は無理みたいですね〜〜
それにしても北朝鮮はこのていたらく……大丈夫かなあ……

9月11日(木)
のりまきはこの秋、北朝鮮側から金剛山地区に入ろうと画策しておりましたが、結局、家庭の都合で断念しました(;_;)。来年再挑戦したいと思っています。
ところで、金剛山陸路観光の話が少しづつ具体化してきているようですね(中央日報の記事はこちら)。正直まだどうなるかわかりませんが、韓国側からの金剛山陸路観光が実現したら、次回もまた韓国側から金剛山に向かおうかな?

9月12日(木)
やはり南北交渉は山あり谷あり……金剛山で行われていた金剛山観光会談が不調に終わったみたいです。ただ、朝鮮日報はわりと楽観的な記事もあり、また、金剛山陸路観光の開始についての記事もありました。朝鮮日報の記事によれば、もめているのはやはり金銭問題のようです。要は1998年末に北朝鮮側と現代グループが結んだ、9億4200万ドルにも及ぶ、金剛山観光料の支払いについて韓国政府が保証をするかどうかの問題みたいです。
南北の鉄道・道路連結についての話もそれなりに進んではいるようですが……南北軍事実務会談も開かれるらしいですし……
そんな中、南北離散家族再会のため、韓国側の家族・親戚の人たちが、金剛山に出発しました(中央日報朝鮮日報)。

9月13日(金)
一夜明けたら、朝鮮日報も金剛山観光会談決裂の記事を出していました。もともと金剛山観光に辛い朝鮮日報は、例によって辛口の社説を出しています。
中央日報も昨日に続き、金剛山観光会談の経過を記事にしています。ま、結局いつものように進んだと思っては急停止し、止まったと思えば急発進する南北対話らしい結果と言えるような気もします。ただし、金剛山観光料の支払いについて韓国政府が保証するか否かの問題は、前から存在した問題なのですが、金額が大きいので厄介だと思います。
さて、先ほど夜の7時からのニュースで、いつもは金剛山観光客が使う、温井閣で南北離散家族の再会をやっている場面が放映されました。のりまき・ふとまきは昨年11月末と今年7月に行ってきた場所なので、別の意味でなつかしかったです。
離散家族再会関連のニュースも多いです。
朝鮮日報:離散家族訪問団、金剛山に向かう。
       南北555人が金剛山で再会
       【再会初日】93歳の老母「お母さんを許してね」
中央日報:離散家族500余人、金剛山で対面
       【写真】離散家族再会
そして明日からは南北間の鉄道・道路連結を議題とした『南北軍事実務会談』が始まります。17日には日本の小泉首相がピョンヤンに行きます。ここのとこ動きがめまぐるしくて追っていくのが大変であります。

9月14日(土)
昨晩遅く、中央日報も金剛山観光について朝鮮日報と似た社説出していたのですね〜〜
正論だとは思うのですが、金剛山観光はこれまでさんざん政治に翻弄されてきたのですから、今さら“経済論理重視”と言われても……という疑問は残ります。それにしても今回はやはり金額の大きさが問題になるのでしょう。

9月15日(日)
南北の鉄道・道路の連結についての話し合いは結構大変なようです(中央日報朝鮮日報)。話し合いが難航していると聞くと、北朝鮮側が話し合いを混乱させているのではないか……と、私たちは見てしまいがちですが、最近のりまきは、実は北朝鮮は意図的に話し合いを混乱させている面とともに、どうしたら良いのだかよくわからず、自らも混乱しているのでは?と、睨んでいます。
そんな中、金剛山でつかのまの再会を果たした離散家族の別れがありました…(中央日報朝鮮日報)。

9月16日(月)
いよいよ明日、小泉首相が北朝鮮行って金正日国防委員長と会ってきます。どうなりますやら……
ところで金剛山で開催中の、南北の鉄道・道路連結の実務協議は話し合いがまとまる予定といいますが……どうでしょうかね?今日からまた、金剛山で南北離散家族が始まっています。今回は北朝鮮側で選ばれた離散家族と韓国側の親戚が再会します。ひょっとして離散家族再会期間中、会議が続くのではないでしょうか?
追記:のりまきの予想は外れ、実務協議はあらかたまとまったようです。そして温井里郊外にある金剛山青年駅で、東海線の鉄道連結工事の着工式が行われるそうです。

9月17日(火)
まずは金剛山情勢から……南北の鉄道・道路連結の実務協議がまとまり、韓国から金剛山地区に向けて12月にも車両が通行するみたいですね。これまで決まりそうで決まらなかった話です。今回は実現するのでしょうか(中央日報の記事はこちら)。
金剛山での離散家族再会も続いています。明日は南北間鉄道・道路の着工式です。
さて……小泉首相のピョンヤン行きで、拉致問題の“回答”が得られたり、日朝国交正常化交渉が始まるなど、思った以上にいろいろ動きがあったようですね。結局“拉致”という犯罪を北朝鮮が犯していたことは明白になったわけで、このことはこれまで北朝鮮のことを信じていた人たちに少なからぬ影響を与えることでしょう。日本人で拉致された人は数十人ともいわれていて、拉致されて今回明らかにされなかった人もいる可能性が高いです。
今回の北朝鮮の発表内容や金正日国防委員長の発言に、まだ様々な疑問があることは言うまでもありませんが、一応テレビを見てののりまきの感想としては、まず、大韓航空機事件の金賢姫氏に日本語を教えたという、いわゆる李恩恵ではないかと言われている女性の消息を明らかにしたことには驚きました。すでに死亡していたとは言っていますが、大韓航空機事件という他の事件にも波及する可能性が高い部分まで、消息を明らかにするとはのりまきは考えませんでした。
その他、北朝鮮への補償の問題で、首相の説明を充分に聞き取れなかったのですが、補償の方法はどうも日韓条約のやり方を踏襲する方式を考えているようです。
それにしても、日本人拉致問題以外にも、韓国人拉致の問題・日本人妻の問題などなど北朝鮮には“恥部”に当たる問題が山積していて、これからも北朝鮮の茨の道は続くでありましょう。

9月18日(水)
今日、南北間を連結する鉄道・道路の着工式が行われました。韓国側高城の統一展望台でも式典が行われました。また中央日報にはこんな解説が出ています。朝鮮日報にも写真記事があります。北の式典には現代峨山の社長とか、ピョンヤン駐在の外交官も参加したそうですから、今回は北側もそれなりの覚悟のようです。
(追加:中央日報に詳細な式典の記事出ました。金剛山青年駅での式典に、北朝鮮の洪成南首相も参加したようですね)
そして金剛山で行われていた、第5回目の離散家族再会は終了したようです。
昨日明らかになった、北朝鮮の拉致が事実だった話は、韓国にも大きな波紋を投げかけているようです。韓国人で北朝鮮に拉致された人の家族たちの中には、当然のように『なんとかしてくれ!』との声が上がっているようです。
ところで気になるのは、日本の拉致問題の取り上げ方に、韓国マスコミはかなり冷ややかな視線を注いでいることです。(朝鮮日報マンガ中央日報記事
今回の会談や国交正常化交渉再開の決定に、色々な意見があることは当然だと思います。北朝鮮の語った内容の多くに虚偽や、まだ隠している重大な“恥部”があることはほぼ確実です。どのみち北朝鮮との交渉がすんなりいくはずがありません。のりまきから見て、最終的に問題は『北朝鮮と話し合うことが出来るのか』という一点に絞られると思います。
拉致や核疑惑、奴隷制国家を彷彿とさせる身分制度等々、色々ある北朝鮮の問題の中で、のりまきが思うに北朝鮮の体制が持つ最大の“秘密”は、世にもおぞましいことがまかり通っていると言われている強制収容所だと思います。強制収容所の現実が伝えられているような恐ろしいものならば、一部の対北朝鮮強硬派が言うように『北朝鮮と一切の交渉はするべきではない』。という意見も確かに一理あります。ただしこの『一切交渉せず』の立場を取った場合、お互いが妥協をしないまま、戦争がおこる可能性は格段に高くなることでしょう。戦争となるのがいやならば、不承不承でも話し合っていくしかないと思います。
少なくとも韓国国内には、日本の強硬な意見に冷ややかな見方があります。強硬論を吐いていけば、中国やロシアの反発も考えねばなりません。そういった中で、周辺国家に自分たちの意見をあくまで貫くことが出来て、戦争に至る危険性を充分認識した上であるなら、『一切妥協・交渉もせず』という態度を貫くのも良いかと思います。繰り返しますが、強硬論にはそれなりの正当性もあるのです。
強硬な意見を言っている政治家は、どう考えているのでしょうか?もしそういった自信がないのならば、ここはとりあえず話し合いをするしかないでしょうし、そもそも、よほどのことがない限り、『話し合い不可能』というレッテルを貼るべきではないと思います。もし北朝鮮と交渉をする余地があるとするならば、拉致問題を認めたり、南北間の鉄道・道路連結に取り組んだりしている“今”こそ、その絶好の機会であると思います。

9月20日(金)
今日から韓国は秋夕、いわゆるお盆です。新聞などもお休みみたいです。

拉致問題はなかなか沈静化しません……ここに来て、これまでは陰の方で囁かれていた『拉致被害者は実は50〜100人』という声が、ちらほら聞かれるようになってきました。10名あまりでもこんな騒ぎになるのですから、これが50人だとか100人だとかで、更にその多くが死んでいるとなったら、いったいどんな騒ぎになるのでしょうか?
だいたい拉致問題は北朝鮮の抱える問題の一部です。もっと深刻な問題もいくつかあります。ひょっとして私たちはとんでもないトラブルに巻き込まれようとしているのではないでしょうか?ためらいがちではあるものの、『北朝鮮との交渉はそもそも不可能』との意見も出てきたようです。北朝鮮との交渉を諦めた時点で起こる事態は、良くて金正日政権の急速な崩壊→大量の難民発生。悪くすると北朝鮮とアメリカ・韓国・日本などとの関係の極度の緊張化→紛争ないし戦争の勃発→朝鮮半島全体、場合によっては周辺国家まで戦争の直接被害→大量の難民発生……となりかねません。
交渉の道も甘くはありません。北朝鮮との“交渉”を行う場合、拉致も強制収容所も食糧危機も、麻薬・ニセドル作りも全て受け入れるほどのよほどの度量の広さを見せない限り、北朝鮮の“悪事”にある程度目をつぶらねば、とても交渉にならないでしょう。北朝鮮の悪事に目をつぶることが、果たして今後のためになるのでしょうか?

9月24日(火)
金剛山関連のニュースはこのところ一段落ですが、今度は新義州を経済特区にする話が出てきていて、その中でなんと2年以内に現在の20万住民を疎開させ、外国人や北朝鮮の若くて有望な技術者・実業家を移住させ、挙句の果てに周囲との間に障壁を設けるという、実に恐ろしい計画が進んでいるようです。どうも北朝鮮は、金剛山のように周囲と金網で隔離したりする発想が、ごくごく当たり前のように出てくるようであります。

9月25日(水)
今日はこんな記事がありました。なにがなんだかわからぬうちに、韓国政府から北朝鮮に闇資金が流入していたという話です。たしか4月はじめ頃、現代峨山が北朝鮮側に既知の金剛山観光料金のほぼ倍の、巨額のお金を北朝鮮に支払っているとの話がありました。どうも金額的に韓国政府からの闇資金が、現代峨山から北朝鮮に流れた巨額資金となったのでしょうか?この話、どこまで本当なのでしょうか?

9月26日(木)
昨日の記事についての騒ぎが拡大しているようです。韓国野党、ハンナラ党は当然のように騒ぎ出しています。ただし、当然与党側や現代側は否定しています。ただ、このような生臭い話や、こんな怪しげな話も流れているようです。ちなみに朝鮮日報の社説はこんな感じです。
さて、これは本当の話なのでしょうか?本当だとすると、いったいどういう目的で、かくも巨額のお金を北朝鮮にヤミで援助することになったのでしょうか?
追記:中央日報にはこれまで金剛山観光ヤミ代金として4億ドルが北朝鮮に渡った話が出てきていませんでしたが、ここに来て『大統領辞めろ!』と、野党が主張しはじめたとの記事が出ました。さあ、どうなりますやら……

9月28日
『INTERNET Watch』の、ウオッチャーが選ぶ今日のサイトに、当ホームページの“遥かなる国朝鮮民主主義人民共和国”が選ばれ、昨日は約500人の方が訪問してくださったようです。感謝であります_(._.)_
ところで、ここのところ金剛山関連のページ充実が中心で、遥かなる国朝鮮民主主義人民共和国はリニューアルが必要なまま放って置かれていたので、数日前からちょっとづつリニューアルを始めていた矢先の出来事で、かなりの不備があるページをおすすめとして紹介していただき、正直恐縮であります。
もちろんリニューアル、そしてページの充実を頑張りますので、皆様よろしくお願いします_(._.)_
金剛山については、4億ドル疑惑が泥沼化しているようです。どうやら政権の人気向上のために南北首脳会談の実施を目指した金大中大統領が、北朝鮮の金正日国防委員長との会談の“手みやげ”として、4億ドル(つまり400〜500億円)ものお金を渡したとの非難が集まっているようです。そしてお金を渡すに当たり、現代峨山が北朝鮮に金剛山観光代金を払うルートが使われたということらしいのです。
事情が完全に飲み込めているわけではないのですが、本当に南北首脳会談の実現のためだけに4億ドルもの金を使うのでしょうか?韓国としては少なくとも今、北朝鮮が崩壊してもらっては困るので、カンフル注射のつもりでお金渡しているのでは?との疑問がのりまきには湧いて来ます。
北朝鮮は色々言われていますが、どうも周辺の国家には、『今、北朝鮮がなくなってもらうのも困る』との思惑があるような気がします。ロシアや中国や韓国の、国家としての本音がどこにあるのか……日本にとって無視できないことだと思います。
さて、昨日からの記事を↓にまとめておきます。
《東亜日報》
疑惑の現代商船 当時深刻な資金難
「南北首脳会談の際、北に4億ドル送金」波紋呼ぶ疑惑
「社説」4億ドル渡して首脳会談したのか
北への4億ドルの疑惑 繰り返し提起
[社説]「4億ドル」調査すればすぐ分かる
《朝鮮日報》
ハンナラ党「国情院が対朝支援金を送金」
政界「対朝支援疑惑」で激突
「4億ドル提供」めぐり、与野党が攻防
現代商船の貸出金、負債処理せず
《中央日報》
【社説】南北首脳会談に「裏取引」が?
現代系列8社4500億ウォンを現代峨山に支援
「現代4000億ウォン、国情院が北朝鮮に送金」
【社説】「対北朝鮮関係、問題なし?」

9月29日(日)
まだまだ揉めています…北朝鮮ヤミ支援問題……
《朝鮮日報》
「現代商船、4000億を小切手で引き出す」
疑惑積もる現代商船
(社説)金大統領自らが疑惑を解明すべき
(社説)「ドイツの統一は金で買ったもの」だと?
《中央日報》
「現代商船4900億支援」次第に膨らむ疑惑
【写真】対北朝鮮支援追加暴露

9月30日(火)
ヤミ支援の騒ぎが続いているようです。今のところあまり指摘されていないようですが、この問題がもし本当ならば、北朝鮮側の『金剛山観光は、韓国政府が責任もって観光代金を支払うなどして守るべき』。との主張も一定の理解ができます。韓国政府の肝煎りでこんな多額のヤミ支援が金剛山観光代金の名目で北朝鮮へ流れたのなら、北朝鮮側が『これからもきっと、こんな調子で支援してくれるはず』。と思ったとしてもそんなに不思議ではないでしょう。
では、本日の記事です。
《東亜日報》
[社説]金融監督委員長が退くべきだ
《朝鮮日報》金大中大統領に厳しいこの新聞は、やはり飛ばしていますね〜
産銀「現代商船の引出し内訳、公開できない」
産銀、「現代商船貸出」隠していた
政府はそれほどまで真実が怖いか
「対北4億ドル」関連者の出禁を要求
《中央日報》
北朝鮮への4億ドル支援の疑惑、捜査・処罰を要求

ところで……今さっきお風呂に入っている間に、いや〜なことを考えてしまいました。
日本人が北朝鮮に観光で行けるようになったのは1987年からとのことです。その後しばらく中断後、89年に一時行われて、91年からは中断はあってもほぼ継続的に行われているようです。
昨今話題の日本人拉致ですが、1988年にいわゆる“よど号の妻”たちの日本の旅券が失効してからは行なうことが難しくなったのか、今のところ88年以降に拉致されたとの話は聞きません。
拉致が困難になったとほぼ時を同じくして、日本人の北朝鮮観光が始まったのは偶然でしょうか?北朝鮮に行くと帰国時までパスポートは案内員に預けます。その間、パスポートはいったいどうなっているのでしょうか?また、観光客の中から北朝鮮シンパを探しているなどといったことは、行っていないのでしょうか?のりまきの思い過ごしならばいいのですが……

10月1日(火)
ヤミ支援のことでは色々な話が出てきています。
《東亜日報》
[社説]大統領選まで粘るつもりか
現代商船の3000億ウォンの行方が焦点 北支援疑惑
《中央日報》
暗礁に乗り上げた現代商船
「対北朝鮮秘密支援、真相究明せよ」鄭夢準候補
《朝鮮日報》
「公取委、現代商船の不当支援を隠ぺい」
鄭夢準議員「4億ドル対北支援、解明すべき」
李瑾栄・金監委長から調査を受けるべき
金監委、4000億の使途解明を要求

10月2日(水)
ヤミ支援追及…朝鮮日報が飛ばしております。
《朝鮮日報》
現代商船の借り入れ記載漏れを確認
「現代商船に支援した2360億、金監委資料から脱落」
現代商船に4000億の資金洗浄疑惑
《東亜日報》
現代商船、4000億を2ヶ月間に集中使用
《中央日報》
北朝鮮支援疑惑、政府は口座追跡すべき

ところで、韓国の新聞の日本語ページを読んでいて不思議なのが、新義州の経済特区で、数十万の住民を移住させる計画に対する韓国新聞の批判が見えないところです。伝えられる通りの計画ならば、強制的に行われると思われる住民移住は厳しい批判を受けて当然と思われますが……不思議な話です。
また、拉致の調査隊が戻ってきて新たな情報が流されていますが、佐渡で行方不明になった女性の夫が元米兵であるとの話が、ひょっとして一番重要な話かもしれません。今、北朝鮮は米国との対話を求めています。そんな中、北朝鮮で日本人拉致被害者と共に暮らしている元米兵の存在を明らかにしたことには、何らかの意味があるのではないでしょうか?

10月3日(木)
ヤミ支援の騒ぎは少々一段落みたいです。
《朝鮮日報》
「現代商船の口座調査は可能」
口座調査出来ない裏事情は何か
《中央日報》
現代商船の00年6月報告書に3000億ウォン欠落

10月4日(金)
ヤミ支援問題がまだまだ尾を引いている上に、もう一つ“ヤミ支援未遂?事件”が浮上したようです。(中央日報の記事はこちら)
そして相変わらず疑惑の本丸、ヤミ支援問題追及は続きます。
《朝鮮日報》
「李瑾栄氏が上部の指示だと述べた」
「4000億、会社借金の返済に使用」
4000億の貸出書類、操作疑惑が増幅
4000億ウォンを署名なしに融資したとは
《中央日報》
現代商船4000億貸出約定書に金忠植社長の署名が欠落

10月7日(月)
ヤミ支援問題の追及は続いているみたいですね。
《中央日報》
朴智元室長「対北朝鮮支援はなかった」
ハンナラ党、対北朝鮮支援の国政調査要求書を提出
《朝鮮日報》
現代商船が4000億を追加調達
「対北支援説」の国政調査を要求
金融監督院長、「口座調査は困難」
韓光玉最高委員が厳元産銀総裁を告訴
政府はいつまで真相究明を拒否するのか
ところで、新義州の経済特区の話も大層もめていまして、こんなこと言われてます。ここで言う韓国の某グループとは、もちろん現代グループのことでありましょう。
《東亜日報》
「4000億ウォン、北朝鮮に支援していない」現代峨山の鄭夢憲会長
厳前産業銀行総裁の証言
[社説]政府、否認よりも立証を

10月9日(水)
ヤミ支援問題続いています。この騒ぎ、どこまで続くのでしょうか?そして真実はいかに??
《中央日報》
<北朝鮮秘密支援>金監委委員長「口座追跡はできない」
「対北朝鮮支援疑惑、大統領が解明せよ」
また、こんな金剛山関連の記事もありました。
韓赤、北朝鮮に16日の赤十字会談開催を提案
《朝鮮日報》
ハンナラ党、金大統領の真相解明を要求
大統領府、徐代表演説に強く反発
検察、韓最高委員を近く召還調査
徐C源代表「現代商船の口座調査を」
現代商船、「4000億の償還」で経営悪化
また、こちらにはこんな記事が…
深まる南北交流、訪朝者数は1万人台目前
「DMZの地雷除去作業、約30%終了」
何だかんだ言って、南北の交流はそれなりに深まっているようです。この調子ならば、本当に今年末には金剛山まで陸路で行けそうです。
《東亜日報》
金融監督院労組、現代商船への口座追跡を促す
[社説]対北4000億ウォン支援疑惑、金大統領は真実を明らかにすべきだ
[社説]口座の追跡が検察捜査の核心だ
公取委、現代商船の捜査を除外
「4000億疑惑を明らかにせよ」ハンナラ党徐代表の国会演説

10月10日(木)
政権末期の金大中氏は色々と叩かれていますが、疑惑追及の本丸はやはり北朝鮮ヤミ支援でしょう。疑惑追及を通して、ハンナラ党は大統領選挙に立候補している鄭夢準氏へのけん制も考えているようです。なんといっても鄭夢準氏は、現代グループの一員ですからね〜〜
《朝鮮日報》
産銀「現代商船への融資に問題ある」
盧候補「対朝支援疑惑の口座調査を」
債権団「現代商船の貸出償還を延長すべき」
盧候補「4億ドル疑惑の資金調査すべき」
「4000億ウォンの融資は正常ではなかった」
《東亜日報》
[社説]政府は「現代への調査回避」で談合したのか
現代商船への巨額融資 わずか3日で決定 産業銀行
《中央日報》
現代商船への不法融資、返済のこん跡なし
盧候補「北朝鮮不法支援の4億ドル、口座の追跡すべき」
そして、南北間の京義線(北朝鮮名:平釜線)と東海線の鉄道連結が、やはりトラブルが発生しているようです。
あと北朝鮮関連で気になる話といえば、新義州の経済特区計画に中国が冷淡である可能性があるようです。この記事を見ると、新義州の長官に任命された人物が中国ではおたずね者であり、評判のうさんくさい人物であること以外にも、中国側に何か思惑がありそうな気がします。

10月13日(日)
のりまき・ふとまきは今週末に引っ越しです。引っ越し直前までこの日記は続けますし、引っ越し後もすぐに復活を考えていますが……上手くいくことを願っています。
このところ金剛山関連では、ヤミ支援問題とともに、南北間の鉄道・道路の連結の、少々具体的な話も出て来ているようです。
《中央日報》
現代商船への不法融資、関連書類記録も疑惑
12日から鉄道連結の南北会談、対北朝鮮支援を協議
北朝鮮に工事装備など今週中にも提供
《朝鮮日報》
「4000億融資」社長署名の偽造疑惑
産銀、これでもしらを切るか
鉄道連結の実務協議、12日開催
監査院、14日から産銀を監査
「鉄道・道路装備、18日前に北に伝達」

10月14日(月)
朝鮮日報は相変わらずヤミ支援追及で突っ走っているようです。
産銀、格下げした現代商船に「特恵」
もはや、鄭夢憲氏が告白すべき
監査院「4000億の口座調査しない」
現代グループ総帥:鄭夢憲氏の事実告白を要求するあたり、ある意味当然の話なのかもしれませんが、兄の鄭夢準氏が大統領候補であることを考えると、きな臭さも感じます。
東亜日報には、前日の中央日報・朝鮮日報の記事で紹介した、南北間の鉄道・道路連結の記事がありました

10月15日(火)
金剛山観光客が増えているようですね〜〜来年のこと言うと鬼が笑うといいますが、来年は本当にどうなりますやら……金剛山観光……
今日のヤミ支援関連は、東亜日報のこの記事くらいでした。少々一段落といったところでしょうか?
今日はまた、拉致被害者が日本に一時帰国しました。各マスコミで全力報道しているようですが……北朝鮮関連のこの問題、奧が深くて『どうしていけばよいか』を考えていくのは難しいと思います。
拉致問題でのりまきが見て確実に言えることは、@今回、拉致問題を認めないと、北朝鮮は相当困難な状況に追い込まれた。A拉致問題で北朝鮮側は真実を語っていない。
の二つだけです。それぞれの事実には多くの理由があることと推察はされますが、この事件に興味を持たれて、あれこれ調べている人にはわかると思いますが、“理由の推察”がまさに千差万別で、多くの場合正確なことを知らないで、それぞれの立場でかなり勝手なこと言っている印象は否めません。つまり、昨今の景気問題と似ていて、実は“真実”が見えていないのだな……〜〜ということがよくわかります。
こうなると、“真実”はどうすればわかるのか、それともわからないのか……ということを考えた方がよいと思いますが、どうもそういうアプローチはあまりないようですね。

10月16日(水)
今日は金剛山とは直接関係ありませんが……昨年(2001年)春に、日本に不法入国しようとしたあげくに、『ディズニーランドに行きたかった』。との、世紀の迷言を吐いた金正男氏の母、成恵琳氏が亡くなっていたらしいとの話が入ってきました。(中央日報朝鮮日報)成恵琳氏は、金正日氏との仲が冷たくなってから、モスクワに在住していたとの話は結構有名です。記事の通りとすれば、結局モスクワで淋しく死んだということなのでしょう……
さて、それにしても金正日氏は今年で60歳、ちらほら話題になっている“後継者”はどうなるのでしょう?成恵琳氏の死に方が伝えられている通りのものとすれば、金正男氏の前途はなかなか厳しそうですね。
ヤミ支援問題はまた色々言われています。
《中央日報》
【社説】経済不安の芽、現代商船の疑惑
《朝鮮日報》
「現代商船融資」の署名、金社長の自筆と異なる
元産銀総裁「対朝支援のための融資に苦悩した」
現代系列会社に巨額の外貨調達疑惑
《東亜日報》
産銀朴副総裁、現代商船への融資で与信規定に違反

10月17日(木)
今日は、先日のアメリカの特使ピョンヤン訪問時に北朝鮮側が明らかにしたという衝撃の告白、“実は核開発を続けていた……”関連のニュースが多くて、金剛山観光のニュースは少なかったようです。
《朝鮮日報》
現代商船、3000億の資金洗浄疑惑
「三大疑惑」任期内にすっきりさせよう
それにしても拉致問題の次は核開発問題とは……ここのところ連日、北朝鮮はお騒がせであります(-_-メ)。
核開発問題は多くの国に影響を与える重大な問題です。今後北朝鮮はどうなってしまうのでしょうか?アメリカとの関係が極度に悪化して、戦争勃発ということにならなければ良いのですが……
さて、近日中にのりまき・ふとまきはお引っ越しをします。その関係で『金剛山日記』も、多分数日お休みになると思います。北朝鮮そして金剛山関連のニュースが尽きない昨今、金剛山日記第2巻も随分と長くなってしまったので、お休み後は気持ちも新たに、『金剛山日記第三巻』を開始したいと思います。



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