金剛山日記

(第一巻)

金剛山・九龍淵地区:玉流洞の光景
なお、写真日付表示のミスで、94・1・1になっていますが、01・11・30撮影です(-_-;)

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韓国旅行で『どこに行こうか?』と、考えたあげくに行く計画を立てた金剛山。韓国から北朝鮮に入れる!と意気込んで計画を立ててみたものの、今年(2001年)6月からの金剛山観光の事業縮小のあおりを受けて、手配が難航。結局、ソウルの韓国観光公社に資料請求したりインターネットであれこれ調べたあげく、いちおう今でも金剛山行きの船が出てはいるが、金剛山観光がこれからも続くのか、先行きが見えない点があることがわかった。金剛山旅行の旅行代金を支払った後に中止になる可能性もかなりあると見たのりまきは、韓国旅行に強い日本の旅行会社を通して手配した方がいいと判断。結局在日韓国人の皆さんの旅行手配にも実績ある旅行会社に金剛山旅行の手配をお願いして、『さあ、これで金剛山に行けるぞ!』と思ったら、案の定雲行きが怪しくなってきた。雲行きが怪しい主たる原因は、韓国の現代峨山(金剛山旅行元締めの会社)がおかしくなっていることにある。現代峨山は、資金繰りが大変に厳しくて、先月25日の社員給料日の給料は遅配。11月から社長は給料なしでただ働き。18人いた役員は13人リストラして5人になり、北京の営業所は閉鎖、金剛山や束草の営業所も縮小……北朝鮮との交渉で、観光開発に明るい目途が立たねば金剛山観光の一時中断もありうるとか……さあ、のりまき・ふとまきは金剛山に行けるかどうか?これからドタバタがあるかもしれません、日記をつけてみま〜す。

11月1日(木)…金剛山へ出航まであと28日
旅行会社の担当さんに連絡。旅行出発までもう1ヶ月切った段階で、まだ旅行代金の請求がないので確認をしてみた。担当さん曰く「のりまき・ふとまきさんの金剛山旅行必要書類は確かに受け取りまして、すでにソウルの現代峨山に送って、返事を待っているところです。返事がありしだい請求いたします」。
インターネットで韓国の新聞記事をチェック。日本語で主要記事が読めるのは心強い。先月末から再燃した、現代峨山の資金繰りの記事がある。会社の経営状態は最悪。金剛山観光での収入は少なく、今後すぐに増収の見込みはない。そこで過酷なリストラを始めとする“自己救済計画”を立案したのだという。自己救済計画のおかげでただ働き(前書きでも書いたように、11月から社長は無給となる!)となった現代峨山の金社長は、5日(月)から2泊3日の予定で北朝鮮を訪問して、観光事業活性化の方策について、北側と協議するそうな〜〜頑張れ金社長!!

11月2日(金)…金剛山へ出航まであと27日
今日、朝鮮日報の記事を見ると。11月9日(金)から12日(月)まで、金剛山で第六次南北閣僚級会議を開くよう、韓国側から北朝鮮側に提案があったとのこと。韓国側閣僚は、韓国側から金剛山までは私たちが乗る予定の船で向かい、私たちが泊る予定の海金剛ホテルに泊るそうだから、とりあえず12日までは金剛山観光の中断はないのではないか?

11月3日(土)…金剛山へ出航まであと26日
本日は、金剛山関連情勢に大きな変化はなかったようだ。今日は板門店観光の予約を国際電話でしました。板門店には金剛山から帰った後に行く予定にしています。のりまきは1993年以来、8年ぶりの訪問になります。もちろんふとまきは初めてです。ちなみに今回もジーンズ・ミニスカート・Tシャツ等での参加は禁止との注意を言い渡されましたが、他の注意事項はともかく、12月の寒空にTシャツで板門店に行く人はいないだろうなあ〜と思ってしまいました。
なお今日の昼、神保町の韓国書籍専門店に行ってみたのですが、今日は祝日で一軒休みでした。もう一軒はやっていましたが、本がみんなハングルだらけなので、目を廻して帰ってきました(^o^)。韓国訪問までに再挑戦の予定です。

11月4日(日)…金剛山へ出航まであと25日
本日も金剛山情勢に変化はなさそう。まあ、週末だしね…事件・事故がなければ特に変化はないのだろう。
今日、日刊スポーツの朝刊に『監視つきだけど 必見!!手つかずの自然 金剛山』という記事が載っていた。まさにタイムリーなり♪記事によると10人の日本人観光グループについた監視官(案内人?)がなんと5名。入国審査も厳しいし、また1ヶ月前には景色を撮影していた日本人のカメラが、たまたま軍事施設の方を向いていたために、カメラごと没収になったとか……のりまき・ふとまきの旅はいかがなりますやら……
あと、今日はディスカウントストアに行ってパーカーを買いました。今度の冬用に買ったのですが、今回の旅行でデビューの予定です。もちろん金剛山の寒さに負けないように、暖かいパーカーにしましたよ(^o^)

11月5日(月)…金剛山へ出航まであと24日
今日のニュースは第六回南北閣僚会議が、11月9日から12日まで金剛山で開かれることが決まったことくらい。進んでみたり戻ったり……朝鮮半島の南北対話は、成果が少しぐらいあっても喜ばず、話し合いが決裂したからといって悲観せず……とっても“忍耐”が要りそうです。

11月6日(火)…金剛山へ出航まであと23日
今日は旅行会社の担当さんに改めて電話。先日(11月1日)電話した際に旅行会社の人から、ソウルから金剛山行きの船が出港する束草まで、金剛山観光客専門のバスに乗るかどうか尋ねられたので、その返事をしました。バスの出発時間が朝早くなので、金剛山観光客専門のバスには乗らず、前日(11月28日)束草に向かうと返事しました。
ちなみにソウルの現代峨山からまだ返事は来ていないようです。旅行会社の担当さんがソウルに問い合わせたところ、私たち夫婦の金剛山旅行申し込み書類は確かに現代峨山に届いていて、現在、北朝鮮のヴィザ発給手続き中とのことでした。なんでも北朝鮮側の書類処理に結構時間がかかり、金剛山旅行の申し込みが完了するのは、いつもギリギリになってしまうそうです。1992年、初めて北朝鮮に行った時、ガイドさんが『私たちの国は、みんなが公務員みたいなものですからね』。と言って笑っていましたが、書類処理に時間がかかるのはやっぱりお役所仕事だからでしょうか?それとも他の理由でもあるのでしょうか?
旅行会社の担当さんは、「金剛山旅行は、大丈夫です!」と、太鼓判を押してくれましたので、もうしばらくあわてずに待ちたいと思います。
また、さっき板門店の予約状況を表示してあるホームページを見たら、私たちが板門店行きの予約をした12月3日は、なんと予約がいっぱいになっていました!早めに予約してよかった!!

11月7日(水)…金剛山へ出航まであと22日
今日も情勢に変化はないようだ。あさってから始まる第六回閣僚会議の結果待ちなのかもしれない。
そういえば現代峨山の金社長は、5日から今日まで北朝鮮側と金剛山観光活性化について話し合っているはず……結果が気になるところです。

11月8日(木)…金剛山へ出航まであと21日
今日、のりまき・ふとまきの乗る予定のお船に乗って、第六回南北閣僚会議の韓国側出席者が金剛山へ向かったそうです。私たちの乗るときまで、お船が動きつづけていることを願っています。あ、そうそう、南北閣僚会議の出席者たちは今日は金剛山で晩餐会だそうです。晩餐会で何を食べているのか、興味ありますねえ(笑)。北朝鮮で美味しかった梨のジュースも出ているかな??

11月9日(金)…金剛山へ出航まであと20日
やっぱりというか…第六回南北閣僚会議は難航しているようです。それにしても金剛山旅館は、昨晩の晩餐会の際には停電でろうそくも登場したり、会議に備えて補修したのにお湯の出が悪くて、韓国側代表団は近くの金剛山温泉を利用しているとか……金剛山旅館は北朝鮮でも有数の高級宿泊施設(金剛山旅館は1級とのこと、なお、特級が最高ランクで1級がそれに次ぐ)。ほんと、外さないなあ(笑)
なお、金剛山温泉はのりまき・ふとまきも入浴の予定です♪楽しみ♪♪

11月10日(土)…金剛山へ出航まであと19日
今日は普通の土曜日。先週は祝日だったので行けなかった神保町の韓国の本が多く置いてある本屋さんと、白山の北朝鮮の本が多く置いてある本屋さんに行って来ました。
神保町の韓国本屋は、殆どが韓国関係の本だったのですが、北朝鮮の新刊旅行案内が山積みされていたり、奥のほうにひっそりと金日成氏の著作集が置かれていたりで面白かったです。ここでは韓国の時刻表2001年10月号と、韓国で発行された金剛山の案内本を買いました。当然2冊とも容赦なくハングルだらけです!時刻表はともかく、金剛山の案内は地図と写真を拾い見するくらいしか出来ません(-_-;)
ところで、金剛山の案内本は1998年9月発行。金剛山観光が始まる2ヶ月前の発行です。その頃は韓国国内の金剛山観光に対する関心も強かったんだろうな〜〜
時刻表はもちろんあと二週間あまり後に迫った韓国上陸に備えての購入です(^o^)
白山の北朝鮮の本が多く置いてある本屋さんは、今回で4回目なのですが、たしか4回とも若くて人当たりの良い女性の店員さんでした(^○^)。前回はたしか2年ほど前に行ったのですが、随分商売が上手になりましたね〜〜北朝鮮マニアの気を引くグッズをかなり扱っていました!今回のりまきは、オリジナルと思われるなかなかセンスが良い絵葉書と、日本の朝鮮学校で使用されるらしい朝鮮半島の地図帳を買いました。地図帳は表紙に『朝鮮地図』とハングル(あ、北ではハングルと言ってはいけないんだっけ……)で書かれたもので、たしかに教科書風ではありますが、北の鉄道路線図と全駅名が載っているなど、なかなか使えそうな地図帳でした。ところで……この地図帳もハングルだらけ、資料の内容が特によくわかりません……でも、わからないながら資料の中にどうやら、朝鮮半島の有名な温泉の一覧があることを発見!学校の教科書に有名温泉の一覧表!う〜ん〜〜習慣の違いかなあ……
ところで、本日も南北閣僚会議は対立が続いたとの由。

11月11日(日)…金剛山へ出航まであと18日
今日も情勢に変化なさそう。朝鮮半島の南北関係は、進みそうだな思ったら進まず、進まないかと思ったら突如“合意”がされるなど、よくわかりません。難航が伝えられる今回の第六回南北閣僚会議も、最終日になったらいきなり“会期を延長する”ことになったあげくに2〜3日後に“○○について合意した”とか言いだすかもしれません。もちろん最後まで物別れに終わるかも知れませんが……

11月12日(月)…金剛山へ出航まであと17日
やはりというか南北閣僚会議は1日会期を延長……急転直下交渉妥結かと思いきや、またまた障害が飛び出したようで、まだまだどうなることやらよくわかりません。
さんざもめて、交渉決裂かと取りざたされたあげくに、なんらかの合意がなされる傾向のある南北会談。もちろんさっさと合意したり、さっさと決裂することもあります。でも、たちがわるいことにいったん“合意”がされたはずのことも、どういうわけか後から何度も難癖をつけられるし、また、交渉決裂したはずのことも、いつのまにやら話し合いがまた始まっていたりするのです。私が思うに、どうやら南北双方とも、交渉が簡単に済んだと思われるのが困るようです。南北ともに外野に対して“ここまで相手に対して言うべきことは言った!”とアピールする必要があるようです。だから同じようなことを繰り返し繰り返し、合意をしてみたり決裂してみたりしているのではないでしょうか?
そして、もっと重要なことは、『交渉が完全に決裂してしまうのも困るし、完全に合意してしまうのも困る』。という事情が南北ともにあるような気がします。つかずはなれずというか、相手に求めるものはあるが、受け入れるわけにはいかないというか……
とにかく第4回めの離散家族の再会が、年末までに金剛山で行なわれる可能性がでてきたことは確かなようです。もし、金剛山での離散家族の再会がなされた場合、金剛山行きの船はしばらく止まらずに済みそうです。

11月13日(火)…金剛山へ出航まであと16日
昨晩11時30分過ぎのことでした。我が家の電話機の異常に気がつきました。留守番電話があるというランプが点滅しているのです。メッセージを聞いてみても留守番電話はなし……おかしいなあ……と思ったら、いつのまにかにファックスが来ているようなのです。しかもやって来たファックスはくしゃくしゃになっています。ファックスの先頭は送信状になっていて、送信状を読むと今回の旅行の予約確認表・請求書・資料を7枚に分けて送信すると書かれています。くしゃくしゃになったファックスを広げてみてもたった1枚にしかなりません。悪戦苦闘の上、ファックスをセットしなおすと、出てくる出てくる(笑)。どうやら留守電があるというランプの正体は、まだ出されていなかったファックスだったようです。でも、全部出してみても6枚にしかなりません。調べてみると一番肝腎の請求書がないのです!
こんな時間に旅行会社に電話しても仕方ないので、とりあえず請求書が我が家の電話機の異常のために受診できなかった旨のファックスを入れて、今朝改めて旅行会社に電話して、請求書を送ってもらいました。金剛山のことになるとファックスも異常をきたすのでしょうか?
南北閣僚会議は、一応合意点にたどり着きそうな雲行きになってきたようです。とりあえず来月10日から1週間の間に2回、離散家族の再会を金剛山で実施する方向で話がつくようです。その他にも合意事項はあるようですが、忘れてはいけないことがありまして、またまた会期が1日延長になったようです(笑)。きっとまだまだあれやこれやで南北は火花を散らしているのでしょう……金剛山そばの長箭港から韓国の束草港へ行く船は今日出航してしまいまして、次の船は16日に出港します。もう少し会期が延びるかもしれません(-_-;)朝鮮半島の南北対話は、下駄を履いてもわかりませぬ〜〜

11月14日(水)…金剛山へ出航まであと15日
南北閣僚会議は結局、今回は決裂してしまったようです。南北経済協力推進委員会という会議を、どこで行なうかで意見がまとまらなかったことが最終的な決裂の理由だそうです。北側が金剛山での会議開催を主張したのに対し、韓国側がそれに反対したといいます。ここのところ北朝鮮側は南北間の会議という会議を、全て金剛山で開くように主張してくるので韓国側も困っているようです。たしかに会議を金剛山で開きつづければ、金剛山行きの船を止めるのは難しくなりますね〜〜
決裂のおかげで来月10日から金剛山で開くことで話がつきそうだった離散家族の再会も、お流れになってしまったようです。しばらく南北対話は難しくなるかもしれません。
ところで、13日の午後出る予定だった金剛山そばの長箭港から韓国の束草港へ行く船は、結局昨日は出港しなかったそうです。結局今日の朝、会談が最終的に決裂した後、閣僚会議の韓国側参加者を乗せて午前8時ごろ長箭港を出発、韓国側に戻ってきたとのこと……南北関係が緊張すると、なんらかのトラブルで金剛山観光が中止になるかもしれません。だいたい経営の厳しい現代峨山が、南北関係の早期改善が難しくなった現状で、いつまで持ちこたえられるか……とりあえず私たちの金剛山観光に影響が出ないことを祈ります……
また、今日、旅行会社の人に電話をして、金剛山の選択コース(九龍の滝・海金剛コースか万物相・海金剛コース)のうち、どちらを希望するのかを返事しました。月曜日夜の異常なファックス(笑)で、返答を求められていたことです。九龍の滝・海金剛コースを希望したいと旅行会社の人に話しましたら、『現代峨山の方から、私たちがどちらのコースを選択するのか至急返事が欲しいと言われていた』。との説明がありました。今のところ、私たち夫婦の金剛山行き手続きは進んでいるようです。
追記……今日、ふとまきに頼んで旅行代金を支払いました。もちろん金剛山観光代金込みです。

11月15日(木)…金剛山へ出航まであと14日
金剛山への船に乗る日まであと2週間になりました。昨日旅行代金も支払いましたし、あとは金剛山へ行けるかどうかですね〜〜関係者各位には色々な思いもあるかとは思いますが、のりまき・ふとまきは金剛山に行きたいです。
さて、昨日の朝に決裂した南北閣僚会議。そんな大きなニュースではありませんが、各新聞には取り上げられていまして、インターネットを見ると各新聞での記事を読むことが出来ます。各紙結構ニュアンスが違いまして、例えば『南北閣僚級会議、物別れに終わる……離散家族の再会事業も日程の再調整を余儀なくされた』。という朝日新聞と、『成果なく決裂、交流困難に』という毎日新聞。『南北停滞長期化も……会談物別れ』という読売新聞。記事のニュアンスが随分違って感じられます。朝日のニュアンスが一番柔らかいですね〜〜朝日と読売のニュアンスが比較的近く、意外なことに(笑)毎日の表現が一番きついですね〜〜
ただ、今回の閣僚会議については、毎日新聞が一番まめに追っていたようで、私の印象としては毎日の表現が一番現実に即しているような気がします。また、西日本新聞は朝鮮半島に近いからか熱心にとりあげていまして、テロ事件に対する韓国側の警戒態勢に対する北朝鮮の警戒心の強さに視点を置いた、やや独自の分析をしていました。
それにしても、怖いことに日本の新聞を読むだけでは、北朝鮮が金剛山で各種会議を開こうとしていることに対して、なぜ韓国側が警戒心を持っているのかがまったくわからないことです。要は韓国政府としては、北朝鮮は、今後とも金剛山で南北間の会議を開きつづけて、中止の危機にある金剛山観光を継続させ、さらには観光代金の未払分の支払いを韓国政府に要求してくることを警戒しているのですが……日本の新聞を読んだだけでは、そのあたりの事情の説明が全くなく、会議の場所をめぐる対立だけならば、韓国側も譲歩してやればいいじゃないか……と、読めてしまう記事ばかりなのです。私たちは、世の中の情報の多くをテレビや新聞などに頼っています。特に大きな記事でもなければ、私たちはいつも詳しく記事の内容を吟味することもなく、『ああ、そうなんだ』。と、納得してしまうものです。改めて新聞やテレビを鵜呑みにすることの恐さを感じました。また、大見出しにならない記事ならば、記者の感性に左右されることもあるのかなあ……とも感じました。
今回の南北閣僚会議について、のりまきから見てベストと思った記事は、韓国中央日報の社説です。よろしかったらお読みください。

11月16日(金)…金剛山へ出航まであと13日
今日は特に情勢変化なし。それにしても、金剛山行き旅行を扱っている“現代峨山”は、まだ大丈夫なのでしょうか?社員の給料さえもろくに払えないほど経営に行き詰まっていることがニュースになったのが先月末。その後社長が北朝鮮に行って交渉したり、南北閣僚会議が2日間の延長も空しく決裂したり、色々動きがあったのに、未だ現代峨山がどうなったのか、続報が入ってきません。
このところの現代峨山をとりまく状況としては、残念ながら悪化傾向だと思います……私は、ひょっとしたら南北閣僚会議が決裂したら、直後に金剛山観光の一時休止の発表でもあるかと思ったのですが……
追記……と思っていたら、やっぱしこんな記事が(-_-;)。やはりとても厳しいようです……現代峨山……

11月17日(土)…金剛山へ出航まであと12日
話題の現代峨山のホームページを見つけました。韓国語・英語のページがあります。
少し読んでみたのですが、故鄭周永氏と金正日氏の写真があったり、現状では夢また夢の、金剛山開発の薔薇色青写真が読めたり、なかなかナイスです。ただ、どうも最近あまり更新されていないようすです。やっぱり現代峨山の現状ではやむなしか?

11月18日(日)…金剛山へ出航まであと11日
今日は金剛山観光が始まってから満3年目であります。週末に重なったということもあるのでしょうが、特にニュースになっているようでもありません。現代峨山の現状では、3周年をお祝いできる状態でもないのでしょうが……
金剛山観光は来年の11月18日、4周年を迎えられるでしょうか?

11月19日(月)…金剛山へ出航まであと10日
いよいよ金剛山行きの船が出るまで、あと10日になりました。ところで、現代峨山からの金剛山観光関係の書類到着が遅いため、まだ航空券等の受け渡し方法が決まっていません。いままで3日前になるまで航空券の予約が取れなかったこともあったので、宅急便か旅行会社に取りに行くか空港受け取りか、受け渡し方法が決まっていないことはあまり気にしていません。多分今週中に書類が揃えば旅行会社に取りに行き、来週にずれこんでしまうのならば空港受け取りを選ぶと思います。
そうそう、韓国へは27日に出発しますので、旅行出発までもう約1週間ですね♪♪

11月20日(火)…金剛山へ出航まであと9日
今日も私の得られる情報では、情勢に変化はなさそうです。出航まで10日を切った今日まで、金剛山観光を中止するなどの話は出ていないようなので、とりあえずもうしばらく(のりまき・ふとまきが金剛山へ向かうまで)、現代峨山さんは頑張ってくれるものと期待しています。
ところで現代峨山の韓国語ホームページの中に、このようなページを見つけました。金剛山のおみやげ物らしいのですが……韓国・朝鮮語がよくわからなくて残念なのですが、強精剤のようなものや、よくわからないお茶などばかりでなかなかナイスです!また少し探してみれば、なんだか昭和30年代を彷彿とさせるパッケージのお菓子などもありました(^o^)さて、のりまき・ふとまきは金剛山のおみやげに何を買おうかな♪♪

11月21日(水)…金剛山へ出航まであと8日
今日は旅行会社に電話しました。旅行の案内がまだ届かないので、様子を聞いてみたのです。今日の旅行会社の担当さんはいささかあわてておりまして、早口で「まだなんです……これ以上遅れたら、いくらなんでも困ってしまうので、さっきソウルの現代峨山にメールを入れたところです。それでも届かないようでしたら、午後に電話してみます」。
少々せかしすぎかな……と思いましたが、夕方また電話しました。担当さんは「まだ案内は来ないのですよ……正直困っています……現代峨山によれば、のりまきさんたちの名前は金剛山行きの船の乗船名簿に載っていて、『パスポートを持って、現地に来てくれれば船に乗れますよ』。と言っているのですが……」
のりまきは「まあ、船に乗れればいいですけれど、予約確認書なんかないのですかね?」と聞いてみました。
「はい、いつも乗船前の集合場所や、船の座席番号などが記された書類が届いていたのですけどね……少なくとも集合場所と時間がわからないと困りますよね……これまでは釜山(プサン)から乗る船の予約を扱っていたのですけど、今回は束草(ソクチョ)から乗船なので、これまでの書類のコピーでは役に立たないし……だいたい以前(注:2001年5月頃まで)は、現代商船が金剛山観光を扱っていたのですが、今回は現代峨山ですし……」
「なんだったら、韓国に着いてからソウルの現代峨山に直接書類を取りに行ってもいいですよ」。
「以前、韓国を1週間以上旅行した後に金剛山観光の船に乗った人がいて、その人の場合も書類が日本出発までに間に合わなくて、書類なしで現地集合ということはあったのですけど……私としては、明日、航空券と一緒に金剛山観光の書類を宅急便でお宅に送る予定です。今、私の手もとには航空券があります。とにかく明日までになんとかします。色々心配かけてすいません」。
「いいえ、そちらこそご苦労さまです。ほんと、いざとなったらソウルの現代峨山に書類取りに行きますよ」。
こうなったら、韓国の現代峨山の事務所に出向いてみるのも面白いかな〜〜ま、現代峨山の本社は、現代グループのビルの12階にあるそうで、日本でいえば三菱とか三井の本社ビル12階に出向くことになるわけで……たぶん、書類を取りに行くのならば、他のところにある営業所に行くのだろうな〜〜
ところで、韓国東亜日報に……ついに出てしまった……金剛山観光の中止についての記事……東亜日報は昨日もこのような社説を出しています。まあ、正論だと思いますが……上手く言い表せないのですが、のりまきとしてはなにかひっかかるものが残ります。

11月22日(木)…金剛山へ出航まであと7日
いよいよ金剛山へ行く船の出航まであと7日。一週間ですね〜〜今日は金剛山情勢に大きな変化はなさそうです。ところで、家に帰ってきましたら、旅行会社の人から『今日、航空券と旅行関係の書類を宅急便で送りました。明日には届くと思います』。との留守電が入っていました。どうやら現代峨山から金剛山観光について、何らかの回答があったようです。ま、明日宅急便が届けばわかることですね(笑)

11月23日(金)…金剛山へ出航まであと6日
今日、宅急便で今度の旅行の航空券・金剛山旅行の書類が届きました。担当さんによれば、のりまき・ふとまきの参加受け入れ準備は、全て整っているとの由。とりあえず一安心です(^o^)。
それにしても……届けられた書類を見ると、私たちは『ホテル海金剛』という、港に浮かべられた海上ホテルに宿泊する予定なのですが、ホテルから金剛山へ往復する際、毎回毎回『北朝鮮入国手続き・北朝鮮出国手続き』を繰り返すようです。やっぱり面白いですね〜〜また、これは観光会社を通したため、やむをえないところもありますが、ホテル海金剛の部屋は『デラックス』らしいです(^○^)。その他、現地でのオプショナルとしては、金剛山温泉“大衆浴場”利用料が一回12ドル。日本円では約1500円〜〜高いなあ(笑)。北朝鮮の名物、サーカス観覧は一般席25ドル(約3100円)特別席30ドル(約3700円)。ま、これはそんなに高くはないか〜〜ただ、『特別席』の場所は、「ステージ正面、後ろ側」と書いてあります。どういうことなのでしょう?理解困難です。ま、現地に行って聞いてみます(笑)。

11月24日(土)…金剛山へ出航まであと5日
いよいよ、旅行出発が迫ってきました!今日は旅行用の買い物を少々しました。考えてみれば韓国は8年ぶりの2度目……少しは変わったかな〜〜
さて、最近のりまきが作成していた『金剛山関連のページ』。やっと形になったところもあるので、旅行前に一部ですが公開開始したいと思います。でも、最初の計画に沿って文章をどんどん作っていったら、構想が少しづつ変化してしまいまして、最終的にどんなページになるかは実際に金剛山へ行って、現地の印象を踏まえた上でないと決められそうもありません。『金剛山南北綱引き合戦』という題名もどうなるかわかりません(笑)。

11月25日(日)…金剛山へ出航まであと4日
現在、我が家は旅行用の衣類等が散乱しております(^o^)。いよいよ出発が迫ってきました。明日、リュックに色々詰め込んで、あさっての朝、出発です。最後の追い込みで今晩と明晩、色々調べることにします(笑)。
ま、金剛山と板門店、あとは高城の統一展望台と江陵に行こうかな〜〜なんて考えています。我ながらひどいものです。韓国に一週間もいるのに、有名な観光名所にはほとんど行かない……強いて言うなら板門店が一番の名所か……
あ、仮オープンした金剛山関連のページ、さっそく『金剛山のページ(仮題)』になっちゃって、『金剛山南北綱引き合戦』なんてどっか行っちゃった(笑)。そのうえ、ネットにつなげたはいいけど、ちょくちょく直しています。本格的オープンは、やはり帰国後ですね〜〜

11月26日(月)…金剛山へ出航まであと3日
いよいよ秒読みであります。海外旅行は結構あっちこっち行っているのですが、荷物の詰め込みをしながら、寒いところに寒い時期にいくのは、今回が初めてであることに気がつきました。いつもより荷物がかさばります……
金剛山に限らず、今度の旅行は必然的によい子ちゃんを通すことになりそうです。海金剛ホテルに泊る2日間の朝食の指定時間がなんと朝の6時過ぎ!そんな朝早く、お腹減ってないよ〜〜あと、板門店行きツアーの集合時間が朝の8時30分。一番マシな金剛山行きの船の集合時間が10時30分……そういえば帰国日も11時20分出発の飛行機ですし……
ちなみに、あと残りの2日とも、予定では朝の7時台には起きていなければ厳しい計算ですし……う〜ん〜〜
それにしても、金剛山は北朝鮮旅行の常として、朝から晩までスケジュールだらけになるのでは??北朝鮮旅行がスケジュールに追われる旅行になってしまうのは、観光客が自由行動することを考えられないようにスケジュールで一杯にするのか?それとも遠来の客に多くのものを見せたいという親切心でそうなるのか……のりまきはなんだか、両方とも正しいような気もするのですが……とにかく、体をこわさないようにしないとね!!のりまきは北朝鮮の旅行者で、お腹をこわすなど体調を崩す人が多いのは、食べ物や水のせいよりも、独特の緊張感と過密スケジュールに原因があるとにらんでいます。
あ、そうそう……今日、現代峨山から届いたという、金剛山旅行の日程表が旅行会社からFAXされてきました。ところで現代峨山から届いたという日程表、11月17〜19日の日付の日程表なんだよね(笑)。11月17〜19日は、確かに今年(2001年)の金剛山ツアー日程と一致しています。どうやら、先日送った日程表の日付を直し忘れて、そのまんま同じもの、送っちゃったようですね……現代峨山!!
ということは、たぶん10日ほど前にも、私たち以外に、金剛山を目指した物好き日本人がいるということですね(大笑)。

11月27日(火)…金剛山へ出航まであと2日
とうとう日本出発の朝になってしまいまいた。只今、朝鮮半島は寒波襲来中とのことです。最低気温は軒並み氷点下なのだとか……のりまき・ふとまきは真冬の支度をして出かけます。あと、気になることはといえば、私たちが金剛山の九龍の滝へ行く予定の11月30日は、雨または雪という天気予報が……ついでいうならば板門店へ行く予定の12月3日は雪の予想……う〜ん……外れてくれ〜ぃ!
私たちは、今日中に行けそうならば束草まで行ってしまおうかと考えています。ソウルから高速バスで4時間といいますから、束草到着は夜の9時過ぎになると思います。体調等考え、無理はしませんが……今晩は日本海(東海)沿いの、韓国で一番北の町束草に泊っているかもしれません。
次回の書き込みは帰国後の12月4日の予定になります。では、行ってきます!

12月4日(火)
帰国いたしました……出発当日、韓国と北朝鮮の間にある非武装地帯内で銃撃戦があり、また、肝腎の金剛山観光にも鄭夢憲・現代グループ会長が同行するなど、結構色々な事件があった時に旅行したためか、とても充実した体験が出来ました(^o^)。金剛山観光は200人くらい来ていた韓国人に混じって、外国人は私たち二人のみ……そしてなんと私たちには案内役として、現代の女性社員が一人ついたのです。高校時代日本語を習っていたという彼女は、韓日辞典片手に奮闘してくれました!金剛山観光の各種制限は厳しかったですが、事前に聞いていた話よりも写真撮影の制限は厳しくなく、いっぱいいっぱい写真を撮ってしまいました。ごめんふとまき_(._.)_。とにかく金剛山は美しい上に誇張なしにゴミひとつありませんでした。そして現代が作った観光施設も立派なものでした。ただ、垣間見た北朝鮮の現実には、やはり大いに考えさせられてしまいました。また、色々とユニークなお土産も買ってきました。今後、金剛山旅行記の中であれこれ紹介していきたいと思います。
板門店は銃撃事件の後だけに相当緊張しておりまして、写真撮影の制限が思ったよりも厳しかったです。今からするとよく板門店観光が出来たものです……9月に起きた米国の同時多発テロ事件以後、板門店観光はしばらく中断されていたのですが、再開後も4回ほど当日になって共同警備区域(皆さんが良く写真などで見る板門店)に入れなかった日があるそうです。
あとは韓国側にある高城の統一展望台から、金剛山・海金剛を見たり、花津浦(ファジンポ)という湖のほとりにある旧金日成・旧李承晩の別荘を見学したりしました。
そんなこんなで、今回の旅行は正直疲れました……面白さは倍増だったのですがね……

12月7日(金)
まずは今日の朝鮮日報の記事を読むと、いよいよピンチのようですね……金剛山観光……私たちが行った後、2日と5日に船が出て、明日8日の船と17日出航の船がキャンセル。11日(火)と14日(金)の船も出るのでしょうか……私たちの旅行も危ないところでしたね。
でも、ほんとうに金剛山観光は中断してしまうのでしょうか?実際に行って来たばかりの人間としては、様々な感慨が浮かんできます。

12月10日(月)
いよいよ金剛山観光はピンチのようです(;_;)。鄭夢憲・現代峨山会長が、北朝鮮側の窓口である、朝鮮アジア太平洋平和委員会と金剛山観光について協議する予定がキャンセルになり、開催の見込みが立たないとか……とりあえず明日(11日)の船は出るのでしょうか?金剛山には現代を始めとした韓国側の関係者がいますので、撤収作業の必要もあるので、いきなり金剛山観光中止とはならないでしょうが……果たして本当に『来年初頭』まで持つのでしょうか?

12月11日(火)
今日は韓国中央日報が、こんなユニークな記事を書いていました。金剛山地区ではよく自転車を見かけたので、結構役立つ支援だと思います。こんなことに金剛山行きの雪峰号が使われるとは……しかも追加支援も検討されているとは、どっこいまだ金剛山観光の存続をあきらめるのは早いかもしれません。
南北離散家族再会に向けての話し合いも動きはじめたようですし、しばらく金剛山観光の存続・廃止をめぐってギリギリの駆け引きが繰り広げられるのではないでしょうか。

12月12日(水)
ネバーギブアップ!現代峨山!!結局金剛山行きのお船は、ここしばらく週一回の運航になるようです。頑張りますねえ、本当に……どうしてここまで金剛山観光事業にこだわるのか、知りたいものであります。
ところで、こんな記事も見つけました。見方が変わればずいぶん受け取り方も変わるという典型でしょうか?この記事だけで判断すれば、金剛山観光がピンチに立たされているとは誰も思わないでしょう。

12月19日(水)
金剛山観光の生き残りを策し、色々な努力がはらわれているようであります。どうしてここまで金剛山観光にこだわるのでしょうか?韓国語の読めないのりまきは、北朝鮮との交渉カードを失いたくないという配慮と、経営難の現代グループ支援という一面のどちらが大きいのか、つかみかねています。ま、韓国語が分かっても理解が難しいことかもしれませんが。

12月20日(木)
韓国中央日報の記事です。さて、今度は離散家族の再会が果たせるでしょうか?再会時期は旧正月(2月)。再会予定場所はやはり金剛山だとか……う〜ん、この調子では次回のりまきが金剛山行きを果たすまで、現在のような形での金剛山観光が続いているかもしれませんね。ちなみにのりまきは、いつになるかは全く未定ですが、金剛山の万物相もぜひ見てみたいと考えています。

12月23日(日)
こんな面白い記事がありました。来年のことを言うと鬼が笑うといいますが、来年金剛山で金大中氏と金正日氏が出会うかもしれないとは……金剛山はいいところだと思いますが、ピョンヤンから見ても、ソウルから見ても結構辺鄙なところなのですがね〜〜
ところで、今日ようやく今回の金剛山旅行記“雪峰の夢”の、金剛山(北朝鮮)分が完成しました。完成したとはいっても、改作癖のあるのりまきは、けっこうちょこちょこ手直しを続けているのですが……今後は旅行記以外の部分をゆっくり充実させていきたいと思っています。
金剛山旅行記を書き進めていくうちに思ったのですが、現在の朝鮮半島の情勢が、今後どう変わるかはわかりませんが、金剛山は巨大な天変地異でもない限り、今の場所にありつづけるわけです。今、金剛山は幸か不幸か人の手があまり加わっていない状態にあるようです。これから金剛山はどう変わっていくのでしょうか?朝鮮半島情勢への興味から金剛山に関心を持ち始めたのりまきですが、今、金剛山そのものの将来も気になっています。金剛山はこれから俗化が進んでいくのでしょうか?それとも閉ざされた環境が続いていくのでしょうか?自然保護のことやらなんやら考えていくと、いちがいに開放が進んでいくことが良いとも言い切れないと思います。でも、金剛山の未来がどうなっていくのか……これはその土地に住む人が中心になって決めていくべきことであって、私たちの希望や感傷は二の次の問題だと思います。
今、金剛山周辺に住んでいる人は、自分たちの住む金剛山地区の将来に対して、ほとんど関与することが出来ないように見えます。より大きな朝鮮半島の情勢に翻弄されてのことなのでしょうが……この点も今後、どう変わっていくか、あるいは変わっていかないのでしょうか?

12月24日(月)
金剛山の観光客が、今年大幅に減ったそうです。2001年は58700人だそうです。その中の2人はのりまき・ふとまきですね〜〜。観光客の数は、2000年の四分の一近くまで落ち込んでしまったようです。原因については、観光船が1隻(雪峰号)だけになってしまったこともあるとは思いますが、やはり“観光”を楽しむにしては問題が多い、金剛山観光の現実が影響してのことかなあ…と思います。2002年はどうなるのでしょうか?懸案の金剛山陸路観光と観光特区指定問題の行方も気になるところです。

2002年
1月1日(火)
このコーナー、読んでいる人は果たしているのでしょうか?のりまきは、金剛山情報の備忘録代わりに『金剛山日記』を使っていますので、読んでいただけたら嬉しいのですが、私的利用の面の強いページなので、皆さんにとって読みにくいと思いますが、懲りずに(笑)今年も続けていきます!。
さて、今日の読売新聞朝刊に結構大きく『金剛山観光中断の危機』と出ていました。韓国のマスコミ各社が“(金剛山観光の)中断は秒読み”と書いているという部分を除き、記事の内容はそんなに大きな間違いはないのと思いますが、なぜ今日(2002年1月1日)、大きく取り上げたのかが気になるところです。
さて、金剛山のページの増強はまだまだ続きます。今回は中途半端ではなく、結構本格的かつ持続的なページ作りを考えていますので、遅れましたが皆さん今年もよろしくお願いします。

1月2日(水)
今日はこんな記事が朝鮮日報に載っていました。のりまきは風光明媚な海金剛の景色を思い出してしまいました……

1月3日(木)
久しぶりに“金剛山”で検索をかけたら、とっても興味深いページが見つかりました。
まず、これです。旅行会社の第2回金剛山マラソン大会参加者募集です。2月23日がマラソン大会の日だそうです。金剛山26キロ、三日浦10.9キロとは、金剛山・三日浦ともアップダウンがある道のりなので、結構きついのではないかと思います。
また、こんなページも見つけました。5月には自動車キャンピングの世界大会が東海(トンへ)市で開かれるらしいのですが、大会の中で金剛山を訪れる計画が進んでいるようです。
また毎日新聞によれば、1月1日、金剛山での初日の出(多分海金剛だと思う)にあわせて、日韓共催サッカーワールドカップと、釜山アジア大会の成功を韓国体育界の幹部たちが祈願したそうです。
こんなありさまでは、なかなか“金剛山観光”もやめられそうもありません。いや、やめたくないから色々とイベントを企画しているのでしょうか?

1月6日(日)
のりまきは明日から仕事です。就職してからこんなに長い冬休みは初めてでした。明日から仕事頑張ります(^o^)。
金剛山のページは、正直“のりまき・ふとまきのホームページ”の中の、北朝鮮ページ製作の一環として作り始めたのでしたが、思いのほか大きくなってしまいました。計画性がないのが私たちのホームページの悪い癖ですが(笑)、今後も金剛山のページは徐々に作っていこうと思います。最終的には相当大きなものになるかもしれません。ゆっくりあわてずに気長に作って行こうと思います。
そんな中気になるのが、のりまきの“金剛山再訪”です。今日の朝鮮日報の記事なのですが……
正直なところ、金剛山に1回行っただけで金剛山のページを作るのも気が引けるところがありまして(笑)、そして万物相も見てみたいですし……大体いつまで今のような形で金剛山観光が続けることが出来るのかわからないので、今日の朝鮮日報の記事のような金剛山観光の支援策の話が続いている間に、金剛山再訪が出来たらいいな〜〜と思っているのです。記事のような金剛山観光支援策が韓国野党の了解が得られるかどうかわかりませんし、だいたい今年末の大統領選挙の結果次第では、今年末からは韓国政府が金剛山観光の支援に厳しい態度をとるようになるかも知れませんし……
金剛山観光の中断以外にも、のりまきの仕事の都合などもあるので、のりまきの金剛山再訪が果たせるかどうか?今年の一つのテーマになりそうです。

1月8日(火)
今日の朝鮮日報の記事によれば、金剛山観光は『不良息子』だそうです。
まあ、大赤字出して止めるに止められない事業ですから、少なくとも孝行息子とは言えなさそうです。朝鮮日報は比較的保守色の強い新聞だそうですが、韓国国内には金剛山観光に対する厳しい見方もあるということは確かなようです。ただ、これまでこの日記でも触れたように、金剛山観光をなんとか続けたいと考える人々も結構いるようで、中止やむなし派となんとしても存続派の綱引きがこれからも続きそうです。

1月15日(火)
今日の韓国中央日報の記事です。韓国の統一相が、金剛山観光問題の解決は次の政権(2003年2月任期開始)に任せるとの方針を語ったそうです。
まあ大統領選挙が今年末に行なわれるので、一般的に積極的な政策は今年いっぱい実施しにくいのだと思います。韓国大統領は再選を禁止されていますので、任期末期イコール政権末期となるのですが、韓国政権の常として政権末期は多くのごたごたが発生するのはなぜでしょうか?今回の金大中政権もここのところごたごた続きのようです。
ところで……来年の今時分まで持つのですかね?金剛山観光??

1月18日(金)
今日から現代峨山の金ユンギュ社長は金剛山訪問だそうです。たしか社長は今現在も無給、つまりただ働きのはず……ご苦労様であります。ところで、ここんとこ韓国と北朝鮮の関係が少々雪解け気味のようです。今年は韓国・日本共催のサッカーワールドカップが行なわれます。そしてワールドカップの向こうを張って、ワールドカップと重なる日程で北朝鮮も“アリラン”という大きな祭典をぶち上げる予定で、北朝鮮は現在観光客集めに奔走しているようなのです。『韓国から直接アリラン祭来ませんか?』と誘ってみたり、今日は中断している北朝鮮側の京義線(北の言い方では平釜線)の南北連結工事が再開されるのでは……というニュースが大きく報じられていました。この調子では金剛山観光問題にも、なんらかの進展があるかもしれません。
ま、いつもの南北関係のように“楽観せず、でも悲観もせず”経過を見守るのが良いかと思います。
追記……朝鮮日報の現代峨山社長の北朝鮮(金剛山)訪問記事もありました

1月20日(日)
朝鮮日報の記事であります。韓国の与野党が金剛山観光をめぐって攻防を繰り広げているとのことです。ただし、同じような構図がここのところ続いているようですので、特に目新しい話ではないです。ただ、いずこの国も“懸案”というものは、なかなか話がまとまらないようですね。

1月21日(月)
いよいよ動き出したようですね〜〜金剛山情勢。
まずは韓国の南北協力基金450億ウォンの支援を、現代峨山が受けられるようになる方向……との記事です。もともと450億ウォンは現代峨山が支援要請を続けていたものです。韓国政府はこれまで渋っていたのですが、どうしてここに来て出す方向になったのでしょうかね??
また北朝鮮側からは、アリラン祝典の間、金剛山ー平壌の陸路を開放するとの提案もあったようです。金剛山と平壌の観光を同時に行なうのはいかが??ということでしょうね〜〜のりまきは次回平壌に行くのは数年先のことかと思っていましたが、ひょっとすると今年、金剛山経由で行くかもしれませんね〜こと北朝鮮相手の話なので、まだまだどうなるかわかりませぬが(笑)。
追記……今日は金剛山関連の記事が多うございます。
まず、朝鮮日報の記事から。ずいぶんと話が具体的であります。韓国政府の金剛山観光をなんとしても継続させたい“意地”が感じられるお話です。何度も繰り返して来た疑問ですが、金剛山観光にどうしてここまでこだわるのでしょうか?ひょっとしたら表には出せない、なにかとても重大な理由でもあるのかもしれません。金剛山観光をしてきた私たちの正直な感想を言うと、現在の金剛山観光でお金儲けを図るのは困難なことです。しかも金剛山観光が現地の北朝鮮の人々に必ずや与えているであろう不自然な影響や、金剛山観光が韓国有数の大財閥の“現代グループ”の経営を傾かせてしまっていることを考え合わせると、金剛山観光という壮大なる“無理”を押し通すことの意味を考えてしまいます。
その点、中央日報の社説は結構正論をついていると思います。それにしても『高校生の金剛山修学旅行経費を南北協力基金から補助する』とは、本当のことなのでしょうか?
最後に、こんなマンガもありました。ただ、鄭夢憲会長はもっとソフトな人物に見えましたがね(笑)。
さらに追記♪♪結局こんなことらしいですね。韓国政府は離散家族・学生などに対し、金剛山観光客の旅行代金の補助をするという方法で金剛山観光の支援をするそうです。でも、のりまきの再訪はきっと補助対象外ですね(笑)。ただこの支援、観光客の実数が増えなければ意味が無さそうですね〜〜
ところで金剛山とは直接関係ありませんが、韓国の修学旅行の相場はだいたい10万ウォン(約1万円)なのですか?物価水準考えても安いような気がします。いや、日本の修学旅行の相場が高すぎるのでしょうか?

1月22日(火)
金剛山観光問題は、どうやら一つの山を迎えたようですね。今日はこんな記事がありました。(中央日報朝鮮日報
どうしても金剛山観光を支援する必要があるのならば、のりまきも韓国政府が前面に出る方が、責任の所在もはっきりししますし、良いことだと思います。もちろんそれ以前に、金剛山観光支援の必要性について、検討が充分なされることが第一条件でしょう。だいたい一私企業が始めた事業を、政府が引き継ぐこと自体反則に近いことであるとの指摘ももっともです。
とにかく金剛山観光支援はもう決まった話のようで、明日、発表がされるようですね。(中央日報朝鮮日報)。また、中央日報が解説を書いています。
ここに来て金剛山観光支援策がクローズアップされているのは、北朝鮮側から“アリラン祝典”の陸路観光の提案がされていることが大きく関係していることはまちがいないでしょう。だいたいこの1月18日〜20日に金剛山を訪問した現代峨山の金ユンギュ社長らに、北朝鮮当局が陸路観光の提案を伝えたことに、金剛山観光とアリラン祝典陸路観光の密接な関係が現れています。たぶんここしばらく、韓国・北朝鮮間も韓国国内も、そして明らかにされることはほとんどありませんが北朝鮮国内も、この問題をめぐってさまざまな駆引きが繰り広げられるのでしょう。
さて、金剛山観光をめぐる東亜日報の記事も紹介します。中央日報・朝鮮日報とも少しニュアンスが違い、あわせ読むと興味深いです。

1月24日(木)
やはりというか、大いにもめてます!金剛山観光!!
昨晩(23日)はのりまき夜勤だったので、とりあえず昨晩の分からの記事のリンクを↓に載せます。
東亜日報
またもや北朝鮮に振り回される金剛山観光
[社説]金剛山事業、このままではいけない
金剛山観光に10〜20万ウォンの補助金を検討

朝鮮日報
政府、南北基金の貸出条件を大幅緩和
2野党「金剛山事業の国調(国政調査)を推進」
[社説]『金剛山』それなら
政府が南北対話を急ぐ訳は?

中央日報
【コラム】バスで平壌に行ったとしても
学生などの金剛山観光、3月から政府支援
野党、「対北朝鮮支援に国政調査必要」
【社説】北、当局間対話再開に努力すべき
現代、金剛山に宿泊施設拡充
李総裁、「金剛山観光に税金支援はあり得ない」

さてはて、いったいどのようなことになりまするやら……

1月25日(金)
相変わらず、金剛山観光の記事は多いです。
朝鮮日報:金剛山事業に無利子貸し付け
東亜日報はロングラン記事であります:[オピニオン]、今「金剛山支援」をする時か
中央日報:【取材日記】「金剛山観光」わずか7カ月で政府が立場変更
それにしても、前日の現代、金剛山に宿泊施設拡充 には、少々謎があります。現代の金剛山観光施設隣にあった金正淑休養所も、今後金剛山観光に使われる計画があるらしいのですが、金正淑休養所は、単層(平屋建て)ではありませんでした。上階は使い物にならないということなのでしょうか?

1月27日(日)
金剛山観光をめぐる記事ラッシュは一段落したようです。
ここ2日ばかり、東亜日報の:政府、W杯とアリラン祝典の連携推進へ
と、あとは各紙が報じた、来る2月の“旧正月”に離散家族の再会を行なうよう、韓国側が提案し、実現した場合会談場所は金剛山になる可能性があるという話くらいです。
ところで、来る“アリラン祝典”に、韓国から直接平壌に行けるようになるのでしょうか?いくつか平壌へ向かうルートの説も出ていまして。仁川あたりから船で平壌方面に向かう説、板門店を経由する説。中断している北朝鮮側の京義線(平釜線)連結工事を完成させ、ソウルから鉄路で向かう説、そして金剛山から陸路で平壌に向かう説などあるようです。
のりまきは、進んだと思っては停滞し、停滞したと思えば急発進する“南北対話”のあり方からすると、最後の最後までどうなるかわからないと思います。最後の最後まで結論が見えないとするのなら、工事が必要なルートやルート開設までに難しい交渉が必要とされるルートは実現が困難で、やはり最後の金剛山を経由して平壌に向かうルートが一番実現の可能性が高いと思います。とりあえず北朝鮮領金剛山まで、既設のルートがある利点は大きいのではないでしょうか?ま、実現の可能性は五分五分より少し大きいくらいと思っていますが。

2月1日(金)
金剛山観光に関して、借りたお金の返済方法がとっても有利な方式になったそうです。(東亜日報記事中央日報記事
現在のような金剛山観光のありさまでは“無償援助と一緒”との批判ももっともでしょう。いっそのこと貸与ではなく、支給にしたほうがすっきりするかも〜〜
追記:中央日報はこんな記事も書いていました。

2月4日(月)
アメリカのブッシュ大統領の『イラク・イラン・北朝鮮は悪の枢軸』発言以来、韓国と北朝鮮の関係がまたまたぎくしゃくし始めました。アメリカの意向ひとつで情勢が変わってしまうところは、日本も朝鮮半島もあまり変わらないのかもしれません。
おかげで数日前まで金剛山経由で平壌に行けるかも〜〜と思っていたのが、全く先が見えなくなってしまいました。もっともこの手の話は急に進展することもあるので、要注目状態は続きます。
ところで、韓国内の金剛山情勢は相変わらずこんな感じであるようです。(野党『南北協力法の改正を推進』李総裁『北は殺傷兵器の解決を』

2月5日(火)
昨日の夜の記事ですが、金剛山で南北双方が新年(旧正月)の共同行事を行なうそうです
冬の寒い中、金剛山共同登攀とはご苦労様だと思います……どんな雰囲気で行事が行なわれるのか、見てみたい気もします。

2月7日(木)
いよいよ金剛山再訪に向けて行動開始しようと考えまして、韓国観光公社の東京事務所に電話をかけてみました。すると『今、金剛山の状況はよくわからないのです。○○という旅行会社が金剛山観光を扱っているということですよ〜〜』と、私たちが金剛山観光の手配をお願いした旅行会社の名前を言うのです(笑)。
ということで、久しぶりにお世話になった○○旅行社の金剛山観光担当の人に電話をかけてみました、すると『今、金剛山観光(の手配)は止まっている状態なんですよ……昨年12月30日出航の分までは手配をしたのですが、その後船の出港状況が、現代峨山に問い合わせをしても入ってこないのですよ〜〜』
どうやら、金剛山観光の今後の実施方法がまだ見えていないので、今後の船の出港日が確定できないようなのです。日本から金剛山観光の手配をする場合、どうしても1ヶ月程度の時間がかかってしまうようなので、出航日の確認が取れない現状では、手配は難しいようです。
さて、どうしましょうか〜〜一応『もし出航予定がわかったらFAXででも連絡ください』。とはお願いしたのですが。こんなことならば韓国と直接連絡取ってみる方法を再チャレンジしてもいいかもしれませんね。金剛山はやはりなかなか一筋縄ではいかないところのようです(笑)。
さて、のりまきは金剛山にこだわらなくても韓国に再訪の気持ちも持っているので、韓国旅行の現状についても聞いてみました。すると航空運賃がこの2月は異様に安く、平日出発便では2泊3日ホテル代込みでなんと2万円台からあるとのことです!ソウルに行くのが関西に行くのよりも安くていいのでしょうか??『これじゃあ投売りですね』。とのりまきが言うと『本当、困っています……』と、旅行会社の人も嘆いていました。
いずれにしてものりまきの朝鮮半島訪問は早くて今度のゴールデンウイークでしょうが、宿代込みで2万円台とはとってもそそられます!
あと、今度の土曜日から韓国語のお勉強を始めます。土曜日開講の全7回コース。少しは韓国語を話せるようになりたいですね(^o^)。

2月8日(金)
もし実現するのならば間近に迫った旧正月に、金剛山で行なわれると見られていた、第四次南北離散家族相互訪問がお流れになってしまったようです。アメリカ大統領に『悪の枢軸』呼ばわりされてから、北朝鮮の態度がまたかたくなになってきています。この調子ではここしばらく金剛山から平壌へ向かうのは難しそうです。
そうそう、『悪の枢軸』に対抗して、北朝鮮はアメリカのことを『悪の帝国』と呼んだそうであります。なかなか面白いどつき合いでありまする。
また、金剛山行きの船の出港日がわかるページを見つけました。今日の段階では2月の日程が表になっていまして、19日と22日の便はすでに予約締め切りのようです(^o^)。そして3月1日(金)出航以後は3日間隔ごとに出航と説明がされているようであります(^o^)。

2月9日(土)
今日から韓国語講座の受講を始めました。予想を遥かに上回るスパルタ教室でついていけるかどうか、不安であります……これから毎日お勉強です……
さて、金剛山観光継続への作業が続けられているようです。1950年代に北朝鮮側によって作られた金剛山旅館は整備不良のため、水や暖房などが充分供給できない現状とも聞きますが、担保価値があるのでしょうかね?

2月12日(火)
今日は旧暦のお正月……韓国の各紙とも正月休みであります。
金剛山関連では、こんな記事を見つけました。故金日成主席がかねてから金剛山観光開発を構想していたとの記事です。
また、正月休み直前にはこんな記事もありました。この記事によれば新年南北共同会議は、19〜21日から26〜28日に延期するのでしょうね。ただ、19日の便は予約締め切りの後大量にキャンセルが出る可能性が高いわけで、大丈夫なのでしょうかね??

2月15日(金)
今日は金剛山マラソンの記事です。1月3日の日記でも紹介しましたね♪♪ただ、もうとっくに締め切りは過ぎていると思います。
ちなみに金剛山マラソンの問い合わせ先、“ホスピタリティツアーズ”のページを見たら、束草で行なわれるトライアスロンの記事に、束草の町の写真が載っていましてなんだかなつかしかったです。

2月18日(月)
今日、金剛山旅行記:雪峰の夢で名脇役ぶりを演じてくれた、飴屋の金さんからエアメールが届きました。金剛山で金さんから貰った名刺には、D.P.R.K.つまり北朝鮮と明記された金剛山の住所と忠清南道にある金さんの会社の住所が書かれていたので、北朝鮮にエアメール出して韓国の人の手もとに届くとも思えず、忠清南道の方に手紙と写真を送ったのですが、ちゃんと届いていたのですね♪
手紙にはうれしいことに、金さんが3月10日から仕事で来日すると書いてあります。日程さえ合えば、是非是非再会を果たしたいですね♪♪

2月19日(火)
2月5日と12日の日記に書いた、“新年南北共同会議”は結局韓国側の提案通り、2月26日から金剛山で行なわれることに決まったようです
寒いでしょうね〜〜現在の金剛山……やっぱりお山に登るのでしょうか??

2月21日(木)
ついに金剛山地区に免税店が出来るみたいですね。免税店で売るのはもちろん高級ブランドバックやら有名化粧品やら……韓国人からすれば、いちいち飛行機で外国まで飛ばなくても、金剛山でブランド物を買い漁ることができるわけですね♪
さすれば免税品目当ての観光客が金剛山に集まるでありましょうや?それにしても金剛山でシャネルやヴィトンやエルメスを購入???ますますわけわからなくなります……金剛山観光……
あと、金剛山関連ではこんな記事も。なかなか興味深い内容で、記事の発信場所も『金剛山温井里』なので、ニューヨークタイムスの元記事を読もうと思ったのですが、ニューヨークタイムスの記事は会員登録しないと読めないようになっているようです。
あ、金剛山観光の3月出航予定が出たようです♪♪やはり3日おきに出航となっているようです。

2月25日(月)
金剛山観光に対しての補助金支給方法が煮詰まりつつあるようです。感じとしては廃止が取りざたされた日本の地方ローカル鉄道で一時期流行した、ローカル線沿線の自治体が補助金を出して乗客を増やそうとしたやり方に似ていますね。
また、まもなく金剛山で南北共同の新年行事が行なわれるようです。どんな感じの行事になるのでしょうかね?

2月26日(火)
韓国観光公社の仙台支社が金剛山観光ツアーを計画しているようです。のりまきの金剛山再訪に向けて明るい光でありまする♪♪
ちなみにふとまき弟は結婚と同時期に仙台転勤。これはやっぱり金剛山に行けということか(笑)。

2月27日(水)
『2002年南北共同年明け行事』は、韓国側が金剛山へ出発したと思ったら中止になってしまったようです。(朝鮮日報の記事はこちら)。事情はこんなことらしいです。説明にもあるように、北朝鮮側も韓国側と完全決裂してしまうと色々都合の悪いこともあるので、しばらく経ったら、またなにごともなかったかのように南北関係が急進展するかもしれません。
また、西日本新聞によると『金剛山に企業広告』が建設されたとの記事が掲載されたようです。この調子で行ってしまうと、そのうち金剛山も日本や韓国のように広告で溢れ出すかもしれません……それにしても広告設立も金正日総書記の許可で行なわれるとは……う〜ん〜〜

2月28日(木)
『2002年南北共同年明け行事』中止についての東亜日報の記事です。当然のように波紋が広がっているようです。(朝鮮日報の記事中央日報の記事
ところで、現代グループについてこんな記事がありました。これによると鄭夢憲現代グループ会長は、対北朝鮮関連の現代峨山の仕事を専門に行なっていると読み取れます。う〜ん〜〜本当なんでしょうか???

3月4日(月)
この日記、いい加減長くなってしまっていますね……そろそろページを改めるなど、考えなければいけないでしょうね。
新年度が近づいていますが、のりまき新年度の仕事の部署がいまだはっきりせず、金剛山行きの計画が立てられない状態が続いています。今年中に金剛山再訪をして、万物相を見てみたいという希望は叶えられるでしょうか?
さて、金剛山観光にまた進展があったようです。
東亜日報の記事朝鮮日報の記事中央日報の記事
また、朝鮮日報には『祖平統・韓国政権、米のせいで新年行事決裂』、『離散家族の再会、金剛山でも可能』のような記事もありました。本当に南北双方とも南北関係についてどこまで争う気があるのか、はたまたどこまで話し合うつもりがあるのか、よくわかりません。
また、中央日報には『政府、北朝鮮との対話に関する追加提案せず』と並んで、なつかしい温井閣休憩所の近影や、とても興味深い『観光タウン金剛山がやってくる』という記事がありました。どうやらまだ金剛山から平壌のアリラン祭典へ向かう観光の実現を目指しているようですね〜〜まあ、たぶんぎりぎりになるまで実現するかどうか決まらないのだろうな〜

3月8日(金)
ここ数日の報道では、北朝鮮のアリラン祭典に韓国から観光客を動員する話や、サッカーワールドカップ大会の中国応援団が北朝鮮を通って陸路で韓国入りする計画を進めようと考えている人も多いようですね。この場合、板門店通過ないし京義線(平釜線)経由ルートということなのでしょう。
しかし、ワールドカップは5月末には開催されますし、6月末にはワールドカップもアリラン祭典も終わってしまいます。もう時間が足りないのではないでしょうか?ただ、のりまきは前から、金剛山から陸路で平壌のアリラン祭典へ行く観光ルートは、実現の可能性があると思っています。
さて、現代峨山は未払いの金剛山観光の代金を支払ったそうです。これによると観光客一人あたりに100ドルを北朝鮮側に払うのだとか……ちなみに金剛山観光での北朝鮮の利益は、金正日総書記の懐に直接入るとの噂があります。すると、今回のりまき・ふとまきの200ドルが金正日の懐に入ったのでしょうか??

3月10日(日)
アリラン祭典・サッカーワールドカップ開催に際して、平壌への陸路往復観光は困難で、ソウルー平壌の航空便を北朝鮮側は考えているようです。(東亜日報朝鮮日報)でも、まだ直前までどうなるかわかりませんが……
あと、今さっき飴屋の金さんから電話がありまして、急遽明日のりまき・ふとまきと再会することになりました。
お互い言葉がよくわからない中での約束なので不安もありますが……とりあえず行ってきます。

3月12日(月)
会ってきました飴屋の金さん!金さん生まれて初めての海外旅行だという今回の日本。会社の社長・部長・金さんの3人で、幕張メッセで行なわれる食品展覧会に“かぼちゃ飴”を出品するための来日です。金さんは金剛山でやっていたように、韓服(韓国の民俗衣装)を着て、鋏をチョキチョキさせながらかぼちゃ飴の宣伝をしまくるらしいです(^o^)。
11日は昼間金さんと東京浅草・東京タワー見物、夜は社長・部長さんも一緒に新宿訪問と、実に濃〜い一日でありました(^○^)。とにかくお互いに言葉が上手く通じず、四苦八苦しましたが充実感たっぷりの一日でした。
金さんの会社は従業員30人規模の会社とのこと。昨年10月末から金剛山に進出(勇気あるな〜)。そして今度は日本上陸と、ひょっとしたら成長途上、将来有望な会社かもしれません(^o^)。株主になろうかしら??
金さんたちは16日帰国、そして金さんは17日には金剛山へ戻るとのことです。金さんから聞いた金剛山のお話も多少あるので、また紹介していきま〜す。
ところで、こんな記事がありました。現代峨山は金剛山のみならず、現代グループの対北朝鮮窓口という位置付けなのですが……本社金剛山に移して大丈夫??

3月13日(火)
昨日と同じ記事が今度は中央日報に出ていました。
少々まごつきましたが、飴屋の金さんの会社が作っているホームページを見つけました。私のパソコンでは、韓国語が文字化けを起こしてしまい、そもそも解読困難なハングルが完全に意味不明になってしまいましたが、雰囲気は伝わってきます。
韓国のインターネット普及状況は日本よりも進んでいるといいますが、金さんの会社のホームページもなかなか素晴らしいものでした。レイアウトもなかなかで、写真の使い方も上手いと感じました。ホームページを見ているうちにのりまきは、会社についての様々な情報の中に金剛山についてや、金剛山で飴を製造販売している金さんの会社をマスコミが取り上げたことについてのコンテンツを見つけました。
金さんによれば、2001年10月24日より、金さんの会社は金剛山に進出したといいます。その頃金剛山観光は『いつ中止になるか?』が話題の中心でありました(この日記の最初の頃を見たらわかると思います)。そのようなリスクの大きな時に金剛山進出したのはなぜかと思っていたのですが、金剛山進出のお陰で、金さんの会社はかなり多くの韓国マスコミ(新聞・テレビ)に取り上げられたようで、要はまず“宣伝効果”を狙ったもののようです。
金剛山進出そのもので儲ける腹積もりがまったくないわけでもないのでしょうが、金剛山進出が金さんの会社の大きな宣伝になったことは間違いなさそうです。
ところで、金さんは先日行なわれた金剛山マラソンの短い方(10.9キロ)に参加、見事4位に入賞してメダルを貰ったそうです。3位の選手にわずか3秒遅れだったそうで、悔しがっていました。ちなみに今年の金剛山マラソンは、日本から6名の参加者がいたそうです。金さんは東京駅のユニクロでジョギング用Tシャツを購入していましたので、近いうちにユニクロ製品が金剛山を走り抜けることになりそうです(^o^)。
また金剛山の監視員さんなど、北朝鮮の人たちとよくお話をするようになったといいますが、やはり村の人たちと会話することは全く不可能だということです。
ところで金さんは3月16日に韓国に帰国して、翌3月17日には金剛山へ戻るそうです。16日には日本から金さんの自宅のある清州市まで帰るとのことですから、3月17日は清州→ソウル→束草→金剛山と、おそろしいまでの強行軍です。金さん、タフだなあ〜〜

3月23日(土)
4月からの金剛山観光への韓国政府支援策がまとまったようです。学生等に対する旅行代金の補助が中心のメニューですが、結構びっくりするような内容も入っています。
中央日報
金剛山観光、学生などに25〜34万ウォン支援
【社説】「鉄条網観光」と血税支援
金剛山にバンジージャンプ場建設を推進
ま、金剛山にバンジージャンプ場作るのはいいかと思いますが……
朝鮮日報
金剛山観光に月18億を支援
金剛山観光支援対象、1300万人
「カネは政府が出す、金剛山へ行け」
統計庁幹部ら、政府予算で金剛山観光へ
最後の統計庁幹部の公費による金剛山観光は、ちょっとまずいのではないでしょうか?
東亜日報
金剛山観光参加者に大幅な経費援助、野党「対北譲歩」と反対
東亜日報のこの記事の説明はわかりやすいと思います。韓国国内の主な修学旅行地(慶州など)の反発を考慮し、修学旅行団体に対する補助を見送ったあたり、いずこも同じ構図を感じてしまいます。

3月24日(日)
やっぱり野党は金剛山観光に反対のようです。
今年は韓国大統領選、思った以上に混戦になりそうです……金剛山観光はどうなるのでしょうか??

3月26日(火)
今日の注目はなんといってもこの記事でしょう。この日記で常に取り上げている『どうして金剛山観光を中止しないのか?』についての一つのヒントになるかもしれません。現代側がこれまで金剛山の観光代金として約4億ドル(約500億円)を北朝鮮側に支払っていることは事実ですが、裏で観光代金と同じくらいのお金を北朝鮮に支払っているとアメリカCIAが見ているということのようです。この話が本当ならば、現代グループは表で約500億円、裏金として約500億円、合計約1000億円を北朝鮮に支払っていることになります。
そうだとしたら北朝鮮と現代グループ、そして韓国政府との間に金剛山観光についてのなんらかの裏約束のようなものがある可能性が高いと思います。
朝鮮日報も興味深い記事を載せています。金剛山観光に韓国政府が多額の支援をするとは、雪岳山もいい迷惑でしょうね。

3月27日(水)
やっぱりというか、東亜日報朝鮮日報も、昨日の中央日報と同じ記事を載せています。それにしても現代グループが500億円もの裏金を北朝鮮側に渡したという根拠が知りたいものです。

4月6日(土)
久しぶりの更新です。まずは始まった韓国政府補助つき金剛山旅行。今回の措置のおかげで束草郊外にある韓国有数の観光地、雪岳山のお客が減ってしまっているらしいですね〜〜
もっと大きなニュースは、韓国大統領の特使が平壌に行って、金正日総書記と会談してきたらまた韓国と北朝鮮の関係が修復方向に向かったとのこと……今月28日から金剛山で離散家族相互訪問再会が決まり、更に6月11日からは金剛山観光活性化のための当局会談も再開するのだとか……次回金剛山に行く時は船でなくて陸路から行けるかな??

4月9日(火)
特使が平壌から戻ってきてから、いろいろな話が出てきました。どうやら北朝鮮側は金剛山陸路観光は、鉄道優先の方向で考えたいようなのです。鉄道の方が道路よりも密室性が高く管理が楽だからとのことです。
でも、これまで進みそうで進まなかった話なので、今回も順調に行くとは思えません。
【中央日報】
南北、東海岸での鉄道連結を推進
社説:南北合意、問題はこれからだ
解説:東海線鉄道の意味は「シベリア鉄道との連結」
離散家族「今度は本当に会えるのか」
【朝鮮日報】
京義線、年内開通の可能性も
北朝鮮、自尊心よりも食糧を選択
政府「東海道路から連結」
【東亜日報】
社説:南北間の合意、実践が重要
社説:北朝鮮にも最後の機会だ

4月10日(水)
今日はこんな記事がありました。韓国の大学には“北朝鮮学科”という学科があるところもあるのですね♪日本も“関西学科”とか“東北学科”とか作ったら面白いのでは??

4月14日(日)
いよいよ金剛山で南北離散家族再会が行われることが決定したようです。(朝鮮日報の記事)(中央日報の記事)。
ま、今度はきっと実施されると思いますが……それ以外の合意事項はどうなるのでしょうか?例えば『東海北部線』連結問題などは……

4月20日(土)
こんな記事がありました。離散家族が金剛山に行くのは、観光のためでなく生別れになった肉親に会いにいくわけだから、当然といえば当然か…

4月21日(日)
金剛山で行なわれる予定の第四次離散家族再会について、色々決まってきているみたいです。
対北肥料支援に660億支出
離散家族、金剛山で5回再会
離散家族相互訪問を生中継
生中継はどうかな〜〜とも思いますが……正直“離散家族再会”とはいっても、どこか政治ショーかなにかのようなものかもしれませんし……仕方ないところなのかも…

4月25日(木)
離散家族再会のメニューが固まったようです。(中央日報) (朝鮮日報)
ま、今度は南北家族連れ添って、海金剛観光も行なえるそうですが、なんだかね〜〜半世紀ぶりに会える肉親同士、同じところに泊ってもらって積もる話を語りあえるように計らうのが筋なのでは??

5月2日(木)
ここんと関西行っていたりなんやらで、日記更新を怠っていました。すいません……
とりあえず4月26日以降の記事を並べてみます。
東亜日報
「お母さん…」金剛山で四回目の南北離散家族再会(4月29日)
「生きていたのね」(4月29日)
南北離散家族 金剛山でなごやかなひと時(4月30日)
[社説]金剛山ダム崩壊の徴候 政府の対応に焦点(5月1日)
北朝鮮 金剛山ダムの貯水で、下流の韓国側に影響広がる(5月2日)
朝鮮日報
【離散家族再会】「52年を待ったのに…」2日前に死去(4月28日)
離散家族が金剛山で「涙の再会」(4月28日)
金剛山観光客が60.1%増加(4月28日)
【離散家族再会】家族別の再会へ(4月29日)
【離散家族再会】回数増え、人数は減少(4月29日)
【離散家族再会】金剛山、南北交流のメッカに(4月29日)
【離散家族再会】家族らが個別再会(4月29日)
【離散家族再会】2日目のスケッチ(4月29日)
1日 金剛山で2回目の離散家族再会(4月30日)
政府「金剛山ダム」を崩壊隠していた(4月30日)
離散家族466人が北の家族と再会(5月1日)
2回目の離散家族が北へ(5月1日)
金剛山ダムの下部で漏水(5月2日)
離散家族再会で北の夫を「詰った」チョン・ギオプさん(5月2日)
【金剛山ダム陥没】洪水で本当に崩壊したら…?(5月2日)
2回目の離散家族が個別再会(5月2日)
【金剛山ダム陥没】休戦ライン現地のルポ(5月2日)
平和のダムの下流が枯渇(5月2日)
中央日報
離散家族99人、金剛山で北朝鮮の家族と再会(4月28日)
金剛山観光事業、補助金あっても財政難(4月28日)
<再会の光景>母の遺影を抱きながら悔恨の涙(4月28日)
【写真】離散家族再会団(4月28日)
【写真】抱き合って喜ぶ離散家族(4月29日)
南北離散家族、手を取り合い金剛山観光(4月29日)
【社説】離散家族再会、このままなのか(4月29日)
【写真】いつまた会えるだろうか(4月30日)
釜山〜北朝鮮まで鉄道連結、2010年完成(4月30日)
「北朝鮮の金剛山ダム、1月に一部崩壊した」(5月1日)
離散家族、新たに466人が喜びの再会(5月1日)
金剛山ダム下段部に漏水、対策用意へ(5月2日)
離散家族再会2日目、「再会もデジタルで」(5月2日)
【社説】北朝鮮の水タンク、至急対策設けよ(5月2日)
まあ、南北離散家族の再会と、降って湧いたかのような金剛山ダムのおかげで、ずいぶんとまた金剛山関連の記事が多いです。離散家族の問題では、北側の参加者の中には、再会した親族に対して北朝鮮体制や金正日国防委員長の礼賛を行なった人がいたとのことですが、本当は誰に向かって礼賛発言していたのでしょうか?再会した家族に向けてではなく、同行している北朝鮮の人たちに聞かせていたのかもしれません。ところで、離散家族の“面会所”の設置は、当面難しいのでは??要は北朝鮮側も韓国側も、自分たちの統制が取れる形で“離散家族再会”を行い、自己の正当性の宣伝と、相手の非難材料に使おうとしているような気がします。面会所なんか作ってしまったら、統制がとりにくくなるでしょうから……
金剛山観光は韓国政府のテコ入れの甲斐あって、お客は増えているようですが、学生はあまりお金落とさないのでお金儲けにはならないようですね〜〜そういえば金剛山のお土産で、韓国観光客が一番買い込んでいたのは“お酒”でした。ま、お酒以外あんまりめぼしい土産なかったですし……学生はそんなにお酒買わないと思います。例えば金日成・金正日Tシャツなんか売ったら学生もきっと買うのにな〜ま、無理か……
あと、金剛山ダムですが……これはひとたび韓国側と戦争になったら、ダムを決壊させてソウルを水浸しにする目的もあると言われていました。でも、ダムそのものの欠陥で、自然決壊していたようですのでシャレになりません。金剛山ダムそのものは朝鮮半島の分水嶺、太白山脈の西側(つまり内金剛側)にあるのですが、たしか東側に導水して、太白山脈東側の急斜面を利用して発電していたと思います。安辺青年発電所というのが特に有名な発電所のようです。

5月4日(土)
金剛山ダムの波紋が広がっているようです。
朝鮮日報
平和のダム・華川ダム、完全放流へ
「金剛山ダム、昨年1月に崩壊危機」
【金剛山ダム陥没】政府はなぜ黙っていた?
東亜日報
北・金剛山ダム、随所で漏水 専門家分析
北朝鮮・金剛山ダム 頂上部の3ヵ所が陥没
中央日報
金剛山ダムの崩壊に備え、華川ダムなどを放流
東亜日報の記事が、具体的で面白いと思います。それにしても北朝鮮の工事はこんなように行なわれているらしいです。『ないものは作り出し、不足するものは探し出す』かあ〜〜大丈夫かなあ??
北朝鮮の西海閘門なんかも、一部崩壊していたところがありましたし……結構やっつけで朝鮮人民軍の軍人さんたちが『ま、いいんじゃないかい〜』なんていいながら、大土木工事してるんじゃあないでしょうか??

5月6日(月)
7日からソウルで開催が予定されていた『南北経済協力推進委員会』が、北朝鮮側のボイコットにより中止になったそうです。
なんだか理由をつけていますが、案外金剛山ダムのこと言われるのが嫌で中止にしたのでは??中央日報もこんな社説出しています。北朝鮮側としては経済危機の続く現状では補修等も難しいので、金剛山ダムのことを言われるのはきっと相当困ることでしょう。だから適当な理由くっつけて委員会をお流れにさせたのでは??
『金剛山ダム』は、こんなに影響大きいことだそうだから、委員会が開かれたら、韓国側は強く北朝鮮側を追及したでしょうし……
また金剛山ダム崩壊に備え、こんな対策も立てるそうです。

5月7日(火)
やっぱりというか……北朝鮮はこんなこと言っています……中央日報の記事では、やはり今回の件が『南北経済協力推進委員会』が、北朝鮮側のボイコットにより中止となった原因の一つであるとの見方をしています。
それにしても、韓国の言う金剛山発電所とは、『安辺青年発電所』のことなのですか?元山市のすぐ南に位置する安辺と、金剛山ダムのあると思われる場所とは相当離れていると思うのですが……

5月8日(水)
なんだかダムの話はよくわかりませぬ……ただ、やっぱりこんないい加減な作り方していたようです。この記事を読めば、金剛山の鉄道もいい加減な造りであった理由もよーくわかります。
また、金剛山にバンジージャンプ場作るそうですね。しかし長箭港の埠頭にバンジージャンプ場なんて出来るのかなあ??

5月9日(木)
昨日と同じ内容の記事が、中央日報にもありました。それにしても、いつ頃『バンジージャンプ場』出来るのかなあ?

5月10日(金)
金剛山ダムについての北朝鮮側の言い分は、こうだそうです。
ま、予想されたことかも知れません。この記事によれば、現在開催中のアリラン祝典に韓国の観光客を招く計画は、実現困難になったとはいえ、まだ諦めてはないようですね。

5月12日(日)
今日、2000年夏に平壌で手に入れた画集を見ていたら、面白いことに気付きました。
平壌美術大学創立50周年記念画集を見ていると、今話題の金剛山発電所(安辺青年発電所)建設の絵画がたくさん紹介されていることに気付いたのです。ホームページでも紹介した『青春の偉勲』も、そのひとつのようです。いずれ劣らぬ力作で、リポビタンDのコマーシャルなんか軽〜く吹っ飛んでしまうくらい熱い(暑い?)絵画であります。朝鮮語のよくわからぬのりまきが読んだ内容なので少々不安もありますが、どうやら20人あまりの画家がチームを組んで発電所建設の記念絵画を作成したようなのです。また、金剛山の風景画・それから金剛山の岩に刻まれた文字についても紹介されていました。どうやら平壌美術大学生は金剛山の岩に刻まれた文字も手がけているようです。
ちなみにこの画集、建設中断している現代のバベルの塔、105階建て柳京ホテルの内装案が紹介されていたり、巻末の著者紹介の部分の一部がわら半紙で消されているなど、結構楽しめる画集となっています(^○^)。

5月14日(火)
金正日国防委員長は、北朝鮮を訪問した朴正熙韓国元大統領の娘、朴槿恵氏に対してこんなこと言ったみたいです
だいたい金正日氏の口からは景気のいい発言を聞くことが多いのですが、なかなか実現はしないのです(笑)。
朝鮮日報の記事では、金正日氏の発言は更に詳細に紹介されていて、金剛山地区を通る“東海岸の鉄道連結”と、それに伴い南北離散家族の常設面会所の設置まで約束したそうです……

5月15日(水)
今日の中央日報社説です。
もっともな内容だと思います。金正日氏の今回の発言がどこまで実効性のあるものなのか……単純に楽観はできないと思います。

5月17日(金)
ここ数日、のりまきは今年北朝鮮に行こうか?金剛山に行こうか?はたまた韓国めぐりをしようか?と少々悩んでおりました。
北朝鮮は現在アリラン祭典の真っ最中。結構魅力的かつ北朝鮮にしては安いツアーもあってずいぶん悩んだのですが、ふとまきと一緒に行く旅行費用を考えると少し難しいとの結論になってしまいました。マスゲームだけはほんと後ろ髪ひかれる思いなのですが……誰か援助してくれませんか(笑)。
そこで2月以来久しぶりに旅行会社の人に電話してみたら、最近金剛山観光の取り扱いが再開されたとのことです。担当さんによれば世の中には私たち夫婦のような物好きがいるみたいで、時々金剛山旅行の手配をしているといいます。最近は5月10日の船に乗った日本人の手配をしたとのことです(^○^)。紅葉の美しい秋には、昨年中止せざるを得なかったツアーを行ないたいとも考えているそうです。
でも、まあ2回金剛山に行こうという物好きは私たちぐらいでしょう(笑)。でも、スムーズに金剛山再訪が出来るかどうか……前回は船がいつ止まるかが焦点でしたが、最近の情勢では結構船が予約でいっぱいで、5・6月はもう予約完了ともいいますし〜〜
ふとまきとも相談したのですが、まあ、せっかくここまで金剛山にこだわってきたことですし、また飴屋の金さんと再会したいし、再び金剛山行きにチャレンジしてみたいと思います。金剛山訪問再チャレンジが決まったこともありますので、金剛山日記の第一巻はここいらで終了として、次回からの金剛山日記は第二巻に入りたいと思います。


金剛山日記・第二巻へ続く