内金剛遥かなり
(第二章)



平壌地下鉄の栄光駅出口そばのソフトクリーム店と、ふとまき



 6月20日(日)は、朝の5時頃目が覚めてしまいました。昨日は4時起きで日本から平壌へ向かい、夜の12時近くまで飲み会をやっていたのにもかかわらず、早朝覚醒です。正直やはり少し興奮気味でした。外を見ると曇り空です。雨は降っておらずきれいな朝焼けも見えました。景色を見ようと屋上近くまで足を伸ばしたふとまきは、列車の走る姿も目撃しました。
 8時から朝食となりました。ツアー参加者4名はホテル一階のレストランの別室に案内され、揚げパンみたいなものとおかゆ、それからおかずが2〜3品並んだ朝食を頂きます。揚げパンのようなものが特に美味しかったことと、なぜか最初からおかゆが2皿出てきたことが印象的でした。ちなみに最終日も羊角島ホテルで朝食を食べましたが、その時も最初からおかゆが2皿出てきました。2皿でおしまい、これ以上おかわりはなし……という意味だったのでしょうか?

 朝食後、今日は午前中平壌観光で、観光終了後そのまま元山へ向かうので、荷物を全てまとめてマイクロバスへと乗り込みます。8時45分、ツアーメイト4名とL課長とガイドのHさんを乗せて、予定通り羊角島ホテルを出発しました。
 マイクロバスはまず万景台の金日成生家に向かいます。2日目午前中の予定は万景台の生家、地下鉄試乗、万寿台の金日成像、チュチェ(主体)思想塔と、最も基本的な平壌観光定番コースです、平壌が初めてのふとまき以外は、みんな2回以上見学経験のある場所ばかりです。昨日の平壌到着時と同じく、マイクロバスに乗り込むやいなや、Sさんはビデオカメラを廻しだしました。
 朝の9時の開館とほぼ同時に万景台の金日成生家に到着します。平壌が初めてのふとまきに対して、ガイドのHさんは主に説明をしていました。説明の内容は12年前、4年前とほとんど変わりありません。雨の心配があるために、生家の軒先に布製のシートが被せられていたことが前回、前々回と違っていた点でした。
 ただ、今回は金日成生家の隣に売店が出来ていました。簡単なおみやげ物や飲み物が売られていて、ここでのりまきは前回飲んで美味しかった梨のジュースを購入して、みんなで頂きました。

万景台の金日成生家隣の売店にて、のりまき・ふとまきと売り子さん

 次は地下鉄試乗です。これも恒例である復興駅から栄光駅までの一区間試乗です。乗っている時には特に変化は無いように感じましたが、日本に帰って4年前、12年前の写真と較べてみると、明らかに駅の照明がどんどん暗くなっていることがわかりました。やはり北朝鮮のエネルギー不足は深刻さを増しているのでしょうか?
 栄光駅から外に出ると、目の前に平壌駅が見えてきます。平壌の中心部だけあって人通りも多いです。地下鉄出口に銃を片手に警備をしていた兵士がいたので、E.TさんがガイドのHさんに「あの兵士たちは何をしているのです?」と尋ねてみたところ。「勤務をさぼって外出している兵士がいないかどうか、見張っているのです」。と答えたのにはびっくりしました。要は勤務をさぼって外出する兵士がいるのですね〜〜

 地下鉄出口にはソフトクリーム屋さんがありました。道端で開業しているお店の数は、4年前と較べてはるかに増えていました。この地下鉄出口のお店は、場所が良いこともあるのか結構繁盛しています。ここでのりまき・ふとまきとSさんは、ガイドのHさんに買ってもらったソフトクリームを食べてみます。クリームの方はまあまあなのですが、コーンの食感が随分と硬い、これまで食べたことがないソフトクリームでした。

 続いて万寿台の金日成像へのご挨拶です。金日成生家訪問とともに、これも北朝鮮観光必修メニューです(笑)。金日成像へのご挨拶の前に、人民大学習堂の裏手で像に捧げる生花を買います。ところで、人民大学習堂の裏手には噴水や水の流れが作られているのですが、そこでは子どもたちが水遊びを楽しんでいました。

平壌のど真ん中に作られた水の流れで、子どもたちが水遊び♪

 このあたりは公園になっていて、日曜日の午前中からベンチに座っていちゃついているカップルの姿もありました。この頃から天候が怪しくなりはじめ、時々雨がざあっと降りだしたりしましたが、アツアツのカップルにとって雨は大して障害にならないようでした。
 さあ、金日成様にご挨拶です!ふとまきは初めて見上げる巨大な金日成像に感嘆の声をあげます。たしかに何度見ても巨大です!ここでふとまきが面白い質問をしました。「本当にピカピカなのですが、磨いているのですか?」と、ガイドのHさんに聞いてみます。Hさんは「はい、磨きますよ」。と答えましたが、いつ、どのように磨くのか見当もつきません、「どうやってやるのかな?」皆の口々から湧き上がった疑問に対して、Hさんは「あまり目につかない時間帯などを使って、クレーンのようなものに人が乗って磨くのです」。と答えていました。それにしても作業を見てみたいものです!

 私たちは4人の中で最年長かつ訪朝歴の最も多いベテラン、Hさんが代表して献花をします。私たちの献花が終わった直後、人民軍の若い兵隊さんたちが団体で、金日成様にご挨拶をしていました。


若き人民軍兵士らが、金日成様にご挨拶

 それからのりまきがひとつ提案をしてみました。「そういえば、チョンリマ像は大変に有名なのですが、日本からの観光客でチョンリマ像を近くから見たという人の話をあまり聞かないのですが?」と、ガイドのHさんに話してみました。するとHさんは「いいですよ、行ってみましょう」。ということになって、金日成像からチョンリマ像まで歩いてみることになりました。
 チョンリマ像まで向かう間に、私たちは妙なものを目にしました。かささぎが芝生の上に紐で縛り付けられているのです。あまりにかわいそうなので放してやろうとも思ったのですが、ガイドのHさんが「そのままにしていた方がよい」。と言うので、やむを得ずそのままにしておきました。私たち4人はさっそく『きっと金日成様の像に糞でもかけたので、見せしめにされているのだ……』と、ひそひそ話です(笑)

 金日成像からチョンリマ像までは約5分くらい、そんなに距離はありませんでした。近くから見るチョンリマ像は、やはりなかなか巨大でした。ただ、像の直下では角度的にどうしても馬の尻を見ることになります。


ョンリマ像直下、尻から見たチョンリマ

 チョンリマを見終わった私たちは、続いて金日成広場に行き、チュチェ(主体)思想塔を川(大同江)の反対側から眺めてみました。ところで金日成広場の地下には地下商店があり、人々が地下に降りていく姿を見かけた私たちは「地下商店を見てみたい」。と、要望を出してみました。ガイドのHさんは「L課長に相談して決めましょう」。といい、L課長に相談したところ、L課長は少し困った顔をして「開いているかどうかわからない……」。と、言葉を濁します。
 「でも見て下さい、人が入っていきますよ」。と言いながら、Sさんが地下商店の入り口を指差します。結局L課長は「写真は絶対に撮らないでください」。と言って、地下商店の見学を認めてくれました。
 金日成広場の下にある地下商店は意外と広いものでした。予想以上に店もあり、品揃えこそ単調でしたが商品も意外と豊富でした。また、地方の物産を売っているコーナーもあり、見ているだけでも楽しめる場所でした。写真撮影はともかくとして、外国人観光客に見せて恥ずかしいような場所ではなかったです。
 ところでのりまきがガイドのHさんに「地方の品物も売っているのですね」。と聞いてみると、「はい、売っています。田舎のものですからね……あんまり良くないですよ」。と話していたことが印象的でした。旅行後半でも出てきますが、北朝鮮は韓国以上に首都中心の考え方が根強いのだな……と感じました。

 思いがけない地下商店の見学後、チュチェ(主体)思想塔へと向かいました。チュチェ思想塔は今回のツアーから選択制となり、塔の上まで行ってみたい人は現地で1000円を払うことになったそうです。「ツアー料金を下げるための工夫の一つのようですよ」。と、ガイドのHさんは説明していました。私たち4人はみんな1000円を払い、塔の上に登ってみました。
 チュチェ思想塔に登る頃から雨はかなり本降りとなってきました。塔の上からの景色は雨の割には視界が良く、結構遠くまで見通せました、ただ、のりまきが何よりも気になる金剛山がある東の方角は低い雲が垂れ込めていて、のりまきの心配はつのります(-_-メ)。
 チュチェ思想塔の見学が終わった頃、約12時になりました。チュチェ思想塔のそばには建物の壁面にかわいらしいビールの絵が描かれたビアホールがあり、私たちのチュチェ思想塔の見学が終了する頃には店前に長蛇の列が出来ていました。北朝鮮でも多くの人がビール好きであるようです。私たちからはビアホールで現地の皆さんの中に混じって一杯やってみたいとの話も出たのですが、これは叶えられませんでした。

 昼食は安山閣という場所で冷麺です。安山閣の冷麺は『美味しい』との評判とのことでしたが、たしかになかなか美味しかったです。安山閣では、最近著書を出し話題となった、金正日の料理人をやっていた日本人が働いていたことがあったとのことで、Sさんが「ここで前、日本人が働いていたでしょう?」と聞いてみたのですが、はっきりとした答えは返ってきませんでした。
 昼食を食べる頃になると、雨が本降りとなってしまいました。安山閣を出発する頃、かなり大勢の人が近くの普通江の川べりにある公園の方から、ピクニック用と思われる道具を抱えながら逃げ帰って来るのを目撃しました。どうも日曜日、休日を普通江川べりの公園で楽しもうとした人々が、雨に追われるように逃げ出してきたようです。日本でもよく見かける光景ですが、基本的にみんな徒歩で公園までやってきているようで、降りしきる雨の中、結構な大荷物を抱えていて大変そうでした。

 元山へ出発する前に高麗ホテル隣の切手ショップに立ち寄って、私たちは各種の切手を購入しました。当然のりまきは金剛山の切手集を入手しました♪さて、時計の針も2時を指し、いよいよ元山に向けて出発することになりました。
 のりまきはその頃から少々疲れを感じてきました。この二日の睡眠時間を考えれば当然でした。平壌郊外にある2000年の南北首脳会談を記念したモニュメントを通過する際の、ガイドのHさんからの説明も半ば夢心地の中で聞いていました。
 のりまきが目を覚ますと、私たちの乗ったマイクロバスは山の中を走っていました。周囲はすっかり緑一色で、田舎の光景が広がっています。道を走る車の数は少なく、やはり歩いている人が多いです。気になる天気ですが、曇り空ですが雨は止んでいます。のりまきは正直少しほっとしました。
 起きてみて気づいたのですが、道はコンクリート舗装ですが、どうも整備状況が悪いのか結構揺れます。特に道路と橋との繋ぎ目の状態が不良なのか、橋の前に来ると私たちの乗ったマイクロバスは必ず大きく減速していました。
 私たちは元山への道のりを快調に進んでいきます。そんな時、私たちの乗ったマイクロバスの目の前を、突然幼い女の子が突っ切っていきました。女の子は私たちの乗ったマイクロバスの存在について全く無警戒だったようです。交通量が少ない道なので仕方がないのかもしれませんが、本当にあぶなかったです!

 やがて新坪休憩所に到着しました。ダム湖のほとりにある新坪休憩所は景色がなかなかきれいな場所で、またへび酒が名産であるといい、休憩所にもへび酒が置かれていました。新坪休憩所で休んだ後、私たちの乗ったマイクロバスは朝鮮半島の分水嶺を目指し、道を登っていきます。やがて再び雨が降り出しました。
 旅行前に貰った日程表では、元山に着く前に、『ウルリムの滝』という場所に立ち寄ると書かれていました。時間はすでに5時になろうとしていました。『これはウルリムの滝には寄らずに、直接元山に行くかな』と思っていたら、マイクロバスは道を逸れます。あ、やっぱりウルリムの滝に行くんだ……道は田舎の未舗装の道です、道沿いの田んぼでは集団で田植えをしている場所もありました。
 ウルリムの滝は、ガイドのHさんによれば『どよめきの滝』といった意味だそうです。私たちは道から少し外れたところに滝があるものとばかり思っていましたが、予想は外れました。行けども行けどもウルリムの滝に着きません。やがて道は山道となり、もろく崩れやすい岩が崩壊して、道を塞いでしまっている場所にぶつかってしまいました。仕方ありません、みんなで協力して道を塞ぐ石をよけて、なんとか先へと進みます。そんな中、L課長が「内金剛への道はこんなものではない。雨が降ろうものなら泥沼のようになる」と言います。のりまきは雨の降り続く空を見つめながら、『何とか明日は天気になってくれ!』と、祈らざるを得ませんでした。


岩が崩壊していたウルリムの滝への道

 やがて滝の入り口にあるゲートに到着します。ゲートをくぐると、北朝鮮で良く見られる『妙なセンスのオブジェ』が、道沿いに並ぶようになります。そしてようやくウルリムの滝に到着です。ウルリムの滝を日本語に訳した『どよめきの滝』とは、ガイドのHさんによれば水量の多い時には周囲にどよめくように滝の爆音が鳴り響くことによるといいます。予想以上に立派な滝で、迫力はなかなかのものでした。霧に包まれた周囲の山の景色も水墨画を思わせ、結構美しかったです。ガイドさんたちがここまで連れて来たかったのも納得です。ただ、正直翌日の内金剛行きの経験があまりに強烈だったので、日本帰国後に振り返ってみると、ウルリムの滝の印象が弱いものになってしまうのは仕方のないところかもしれません。


ウルリムの滝

 ウルリムの滝からはもとの道へ戻っていきます。滝見物と往復時間に一時間以上かけたため、周囲は徐々に薄暗くなってきました。そんな中、ムジゲ(虹)トンネルという大変に長いトンネルに辿り着きました。このムジゲトンネル、トンネル内はほとんど無灯火で真っ暗です。しかし北朝鮮の常としてその無灯火のトンネルの中でも歩いている人がいます!交通量こそ少ないものの、見ていて本当にあぶなっかしいものです。
 ムジゲトンネルを越える頃から、雨が強く降り出しました。のりまきは2年前、外金剛の万物相に行った際に、ソウルからの高速道路に乗っていて途中から天気が悪くなっていったことを思い出してしまいました。あの時は万物相で嵐に遭ったのです。のりまきは明日の天気が心配で、正直、意気消沈してくるのを抑えられませんでした。

 ムジゲトンネルからの道は、元山に向かってほぼ一直線に下っていきます。だいぶ下った頃、道の左側に大きな長屋みたいな建物が並んでいるのを目にしました。ガイドのHさんによれば「養鶏場でしょう」。とのことでした。長屋のような建物を過ぎると、道沿いに家が増えてきました。どうやら元山市内に入ったようです。雨が降り続き、しかも時間的に夜になろうとしていることもあってか、初めて見る元山の街並みは、平壌に較べて少々薄汚れた感じがしました。

 雨が降り続く中、今夜の宿泊先であるホテルに到着しました。旅行前に貰っていた日程表によると、元山で宿泊するホテルは松濤園ホテルでしたが、私たちは東明ホテルに到着しました。どうも宿泊予定のホテルが変更になったようです。ホテル到着時、L課長からは「明日は早く出ます。7時朝食、7時半出発でどうでしょう?」と言われました。いよいよ明日は内金剛です!
 東明ホテルはあまり大きなホテルではありませんでしたが、落ち着いた内装のホテルでした。ただ、ロビーの照明はかなり暗かったです。ガイドのHさんが私たちの宿泊手続きを行った後、まず私たちは荷物を置きにいきました。部屋に入ってみてびっくりです!海の望めるとても立派な2部屋で、羊角島ホテルよりもずっと良い部屋でした。
 また東明ホテルは、多くの北朝鮮の人たちが宿泊していました。宿泊客だけではなく、ホテル内の食堂やビリヤードなどを利用するお客さんもいました。これまでの経験上、平壌のホテルはほぼ外国人専用のようでしたので、北朝鮮のホテルで北朝鮮の人が宿泊したり、ホテル内の施設を利用したりしているのを見て、北朝鮮以外ではあたりまえの光景が随分新鮮に感じられました。

 部屋に荷物を置いてから、遅い夕食となりました。食事前にガイドのHさんから、「このホテルはシャワーのお湯は午後10時から1時間だけ使えます」。と言われました。それから明日の朝食と出発時間の再確認をしてから、Hさんは「では、ごゆっくり」。と言って、私たちの前から去りました。東明ホテルではガイドさんと運転手さんは私たちと別に食事を取りました。このときも4人で夕食でした。料理は美味しいものでした。特に辛味が利いた魚の煮付けは、作った人の温かみが感じられる『おふくろの味』で、とても満足できました。あと、驚いたことに東明ホテルの食器はキティちゃんの柄がついたものでした。キティちゃんの食器はやはり万景峰号に乗って、日本から元山港へとやって来たのでしょうか?ちなみに東明ホテルでの食器は最後までキティちゃん食器でした(笑)。
 ところで私たちの夕食中、人民軍兵士らしいお客が2人、カラオケを楽しんでいました。結構歌の種類もあるようで、様子を見ているだけで楽しめました。
 夕食後、まだ少し時間があったので、ホテルの1階にあった喫茶店兼軽食店のような場所でコーヒーを飲みました。ところでこのお店には北朝鮮の一般のお客さんが結構来ていて、みんな私たちのことを興味深げに見ていましたが、誰も声をかけようとはしませんでした。そして私たちがコーヒーをすすっている時、L課長が様子を見に来ました。ひょっとしてホテルから無断外出しているのでは?と思ったのかもしれませんが、外は本降りの雨が降り続いている上に、街中とはいえ相当な暗さです。ちょっと外出は難しかったです(笑)。
 コーヒーをすすっている私たちの姿を見て、L課長はほっとしたような表情を見せ「では、また明日」。と言います。9時45分頃、私たちは部屋に戻ってお湯のシャワーに備えることにしました。

 お湯は10時少し過ぎから出始めました。のりまきがお湯のシャワーを使って入浴を済ませ、いつも通りお湯をバスタブに溜め始めると、お湯が出なくなってきました!あわててふとまきとチェンジしたのですが手遅れで、お湯はもう出なくなってしまいました!仕方がないので、ふとまきは溜まったお湯とポットのお湯を使って、なんとかかんとか入浴を済ませました(-_-メ)。お湯は1時間なんて出ませんでした。だいたい20分くらいしか出なかったと思います。翌朝聞いてみると、E.TさんもSさんも予想より遥かに短い給湯時間のために、やはり相当悪戦苦闘したようです。

 お風呂の後、のりまき・ふとまきは内金剛に行く明日に備えてすぐにお休みとしました。寝る前、外を見ると相変わらず雨は降り続いています……さあ、明日は本当に内金剛に行けるでしょうか??心配でのりまきは疲れているのにすぐには寝付けませんでした。




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