束草港にあった南北連結鉄道の枕木・レール

金剛山観光船の出航する束草港に、朝鮮半島の南北間を連結する鉄道(東海線)の、枕木・レールが保管されていました。そして夕暮れの中、枕木を積んだトラックが北に向けて出発していきました。
ここでは束草港にあった枕木・レールを紹介したいと思います。


木製の枕木です。


木製の枕木の束に付けられていた。荷札のようなものだと思う。
『現代峨山株式会社』の文字が見えます。


こちらはコンクリート製枕木


これはコンクリート製枕木の束についていた荷札一番上の部分が光っていて一部見えませんが、その部分は木製枕木と同じ文でした。
枕木は確認出来ただけで、(1)検問があった場所、(2)三日浦近く、(3)金剛山青年駅そば…の3ヵ所へ運ばれていました。3ヵ所ともに木製・コンクリート製枕木がありました。


同じく大量のレールとのりまき。レールは既に敷設されているものを除いて、今回の金剛山陸路観光中、南北間の非武装地帯やその周辺では確認出来ませんでした。レールはまだ輸送される前なのかもしれません。


このシールのようなものがレール一本一本に付けられていました。
レールは25メートルの長さのようです。
レールは48本の束が25、32本の束が6束ありました。合計1392本です。
現在工事中の南北間を連結する東海線は、金剛山陸路観光中に確認したところ単線だったので、束草港にあったレールは単純計算で17.4キロ分になりますが……

ちなみにこれら枕木やレールは、束草港の観光案内所の係員によれば浦項(ポハン)にあるポスコという会社から輸送されてきたものではないか……とのことです。


最後に、枕木を載せて束草港から北へ向けて出発するトラックです。



(2003・12・12 完成)



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