今は亡き金日成主席の眠る……
朝鮮民主主義人民共和国第一の聖地、錦繍山記念宮殿



のりまき撮影の錦繍山記念宮殿。とにかく迫力満点の建物です。




21世紀の太陽・写真編(3)
錦繍山記念宮殿・前編

2000年朝鮮民主主義人民共和国・写真編(3の前編)


親孝行の鑑、金正日同志が金日成主席に贈ったベンツ。とにかくピッカピッカに磨かれております。
車輪止め、ボディ下の謎の陶器も気になります。
(ピョンヤンで購入した錦繍山記念宮殿パンフレットから転載)


今回の北朝鮮旅行最大の目玉!今は亡き金日成主席の眠る錦繍山記念宮殿!!
北朝鮮国民にとって、まさにイスラム教徒におけるメッカのような聖地であります。
今回私は内部の見学もしましたが、当然、内部の写真撮影は絶対禁止ですので。
のりまき撮影の写真以外にもピョンヤンで購入した錦繍山記念宮殿パンフレットと、
のりまきの下手なイラストで、皆様を錦繍山記念宮殿へとご案内します。
(イラストは徐々に整備します)。
なお、見学行程は別ページの、錦繍山記念宮殿全景ページも参考にして下さい。
説明には該当地点の番号をつけてあります。

                                                 


(パンフレットから)
これはいったい何かといいますと、なんと錦繍山記念宮殿見学者用(!)の路面電車です。ピョンヤン市中心部から、中心街のはずれにある記念宮殿へと、見学者を運んでいます。
もちろん外国人の我々は、専用車で記念宮殿へ向かいます。

(のりまき撮影)
はい!!路面電車が記念宮殿前に到着しました!!これから、左に見えるチェックポイントで、見学の予約について確認をして、記念宮殿参観に向かいます。(錦繍山記念宮殿全景写真:1番地点
なお記念宮殿見学は、金日成主席の遺体(ミイラ)とのご対面をメインとする内部参観と、内部参観は出来ず、記念宮殿中庭から遥かにご遺体のある方向を望むという2つのパターンがあるようです。(内部参観者は、内部の参観終了後、記念宮殿中庭で記念撮影等は出来る)
2つの参観パターンの振り分けも、チェックポイントで行っているようでした。
なお、少なくとも内部参観者は、必ず事前の予約が必要なようです。北朝鮮国民の皆さんは、職場や各自治体等で参観希望者を集め、申請(多分朝鮮労働党の党組織を通すのだろう……)をして、団体見学をするとのことでした。
着衣については、さすがにみんな洗濯されたこざっぱりとしたものを着ていて、汚い格好をしている人はいませんでした。が、結構作業着っぽい服装の人もいて、必ずしもスーツ・ネクタイ、または制服(軍服)でなければならないことはないようです。このあたりはさすが労働者(労働党)の国だと思いました。
あと、このチェックポイントで、全ての持ち物を置いていくように指示されました。財布も駄目でした。でも、財布を置いていったとしても絶対心配はないでしょう。(誇張ではなく)国家と民族の意地にかけても、しっかりと保管してくれます!!
ところで……プーチン・ロシア大統領のようなVIPの参観は、なんとピョンヤン国際空港からこの記念宮殿への片側3車線もある直通道路があり、北朝鮮入国後、直ちに錦繍山記念宮殿正門に向かうようになっています。錦繍山記念宮殿全景写真:6番が、その直通道路です。
どうやらこの記念宮殿正門と建物正面入り口は、外国のVIPや北朝鮮のお偉いさん以外、利用できないようです。

(のりまき撮影)
チェックポイントで見学予約を確認された団体は、チェックポイントから左手に伸びる回廊に、団体ごと整列します。上の写真は整列場所の回廊です。
錦繍山記念宮殿全景写真:2番地点
そして、順番が来たら係員の指示に従い、先へと進みます。


(パンフレットから)
先へ進むと、まず記念宮殿前の道路を短いトンネルでくぐり抜けます。
トンネルをくぐった後、目の前に上の写真のような光景が広がります(笑)
中には、案内係の人(男性はスーツ・女性は黒地に金糸と銀糸の刺繍がされたチマ・チョゴリ姿)が、あちこちに立っています。
“全体写真”でもごく一部(3番地点)しか見えませんので、下2枚の写真を参考にしてください。
これは、なんと風雨が強い時に錦繍山記念宮殿を訪れる見学者のために、金正日国防委員長がが作るよう指示した回廊だそうです。
ガイドさんは、ここぞとばかりに『雨露の中、錦繍山記念宮殿に参観する人民を思いやる金正日様の暖かい心遣い』を強調します。
でも……そんなことならば記念宮殿正門と建物正面入り口から誰でも入退場できるようにすれば良いと思うのですが……
ちなみに……写真のエスカレータは“上海製”と書かれていました。

(のりまき撮影)
上の部分を外から見るとこうなります。優に100メートルは超えていたと思います。
この回廊終了地点までに、ボディチェックが2回、そしてクロークルームもあり、持ち物を持ってきてしまった人はそこで預けることもできるようになっていました。
あと、1回、強いエアカーテンを通ります。髪の毛が乱れるほどの強い風に当てられるのです。


(パンフレットから)
問題の回廊全景です……もう何も説明は要らないでしょう。


(パンフレットから)
回廊終了地点から結構長いエスカレータの上り下りがあり(錦繍山記念宮殿全景写真:4番地点の地下あたりだと思われる)、その後、建物本体に入ります。建物に入るとまず、上の金日成主席像が私たちを迎えてくれます。
ここで参観者は像の前約5メートルの地点で像を仰ぎ見て(礼はしない)、先へと進みます。


(パンフレットから)
更に先へと進むと、やがて大階段が現れます。いよいよ金日成主席の遺体とのご対面が近づきます!!



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