21世紀の太陽・写真編(3)
錦繍山記念宮殿・後編

2000年朝鮮民主主義人民共和国・写真編(3の後編)


北朝鮮の最高額面紙幣:500ウォン札に描かれた錦繍山記念宮殿



大階段を上りきると、いよいよ金日成主席のご遺体との対面です!!
階段をずいぶん登るので、たぶん建物のかなり高いところ(金日成主席の遺影が飾られている付近か?)に、遺体は安置されていると思われます。《錦繍山記念宮殿全景写真:参照

金日成主席の柩は、おおよそ上の図のようになっていました。もちろんほんの1〜2分見ただけの記憶なので、間違いも多いと思いますがご容赦ください。
部屋は薄暗く、ほのかな明かりの中、ガラスケースの柩の中に、赤い布に包まれて主席は眠っています。
参観者は、柩の四方向から礼をするようになっています。
柩の周囲は赤い岩石(花崗岩?)で造られた溝があります。この溝は見事に磨きあげられていて、一見柩の周囲に水が張ってあるかのように見えました。
柩の下部は黒い石で造られており、前面には金色の朝鮮民主主義人民共和国国章・1912(主席の生まれた年)・1994(主席の没年)が取り付けられていました。
多くの参観者がハンカチを取り出し、すすり泣いていました。
眠ったような金日成主席の横顔、参観者のすすり泣きが強烈な印象として私の脳裏に刻み付けられました。


(パンフレットから)
遺体とのご対面が終わると、金日成主席が生前受けた数多くの勲章・名誉などを展示している部屋に案内されます。
周囲の壁には多くの国家元首との記念撮影が飾られています。なお、“朝鮮民主主義人民共和国人民軍大元帥”の肩章(軍服の肩を飾る勲章)なんかも飾られていました。“大元帥”なんて、金日成主席以外にはスターリンと日本の天皇くらいしか思い浮かびませんね〜



(パンフレットから)
実は!!これから先が結構長いのです!!これから延々と、生前の金日成主席が訪問した場所を電光掲示板で表示するなど、主席の国内外での活躍についての展示や、主席の死を悲しむ人民を描いた巨大なレリーフなどの見学が続くのです。特に巨大レリーフ見学時には記念宮殿側の女性ガイド(黒地に金糸と銀糸の刺繍がされたチマ・チョゴリ姿)が、各団体に一人づつ付いて、長々とした説明をします。(もちろん外国人には、外国語の話せるガイドが付く)
私は、最初に必要な説明をして、最後に“遺体とのご対面”というメニューの方が良いと思うのですが……
上の写真は、金日成主席専用車両です。内部は執務や会議が出来るようになっています。飛行機嫌いで有名であった金日成主席は、外国訪問時にもよく、専用列車を利用していたとのことです。
列車内部はまあ豪華ですが、金銀財宝をちりばめる等のことはなく、びっくりするほど贅沢という印象は受けませんでした。

(パンフレットから)
見学が一通り終わると、感想を書くように勧められます。感想を書き終わったらやっと見学終了!!お疲れ様!!!


(のりまき撮影)
もと来た長い道のり(!)を1番地点まで戻り、今度は回廊に行かず、記念宮殿前の道路を横切り、記念宮殿の広場で記念撮影です。(錦繍山記念宮殿全景写真:5番地点)感じとしては皇居の二重橋前のようなもので、写真のようにみんな団体で記念撮影をしています。
ちなみにのりまきの隣は、ガイドのホ(洪?)さんです。




21世紀の太陽・写真編(3の前編)へ戻る

遥かなる国朝鮮民主主義人民共和国に戻る

のりまき・ふとまきホームへ戻る



21世紀の太陽・写真編(4)へ進む